GACKTの筋肉を作る豪邸トレーニングや食事はホントに効果がある?筋トレを徹底検証
20年9月13日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」ではGACKTさんの豪邸で密着取材してそのトレーニング内容や、ストイックな食事法について特集。そこでGACKTさんが行っていたアスリート並みという筋トレはホントに効果があるんでしょうか?映像から細かく検証してみましょう。
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普段はマレーシアに自宅があってそこを拠点にしているGACKTさんですが、
施設にはレコーディングスタジオも完備されていて、事務所兼スタジオ兼住居といった感じで全7フロアで延べ800㎡という敷地。
さて、肝心のトレーニングについてですが、
GACKTさんはジムワークに取り組むときは最低でも3時間のトレーニング時間を想定しているとか。
体脂肪率は普段は8%辺りをずっとキープしておいて、ライブ直前になるとグッと絞って6%ほどにするというGACKTさん。
この日はムエタイの現役世界王者、梅野源治もトレーニングに一緒に参加。
GACKT流トレーニングに参加したいという希望者がたまに挑戦しに来るそうですが、
GACKT「大体初回はウンチ漏らして帰ります。」
との事。
そして、紹介されたのは腹筋にターゲットを絞った4つのメニュー。
- レッグレイズ
- ローアブス(?)
- ヘルボール
- パンチ受け
レッグレイズ
まず映像に出て来たのは傾斜を付けたベンチ(デクラインベンチ)を使って行うレッグレイズという筋トレメニュー。
いわゆるデクラインベンチ・レッグレイズですね。これは腹筋の中でも正面を縦に走る腹直筋を鍛えるメニューで、主に腹直筋下部への刺激が強い種目。
コチラは上げ切った時点でお尻を上げるヒップレイズも複合させたYouTube動画。
全体的に動作スピードがゆっくりでしっかりと負荷をかけているのが分かりますね。
一方でGACKTさんが取り組んでいたのは割と早いスピードで行うタイプのトレーニング。
コチラの公式YouTubeチャンネルの動画ではゆっくりと姿勢キープをしていたので、TVで公開したのはまた違うアプローチのものだったようですね。ベンチもデクラインさせずに平らなフラットで行っていますし。
レップ回数は20回との事で下げた時でもお尻はずっとベンチから浮かせたまま。
さらに下ろす時に大股を開くパターンや、お尻を浮かせたまま左右に10回ツイストするとバリエーション豊富にミックスしているようですね。これを休憩を挟んで計2セット。
レッグレイズというよりかはドラゴンフラッグに近いイメージでしょうか。
ただ、ドラゴンフラッグは足を上げた状態でゆっくり動かしたり上げたままキープしたりして負荷を高める腹筋トレになるので、やはりGACKTさんが行っていたのはレッグレイズがより近いイメージですね。
ちなみに、動作スピードを上げる事で爆発的な筋力発揮を養うという目的もありますが、筋肉への単純な刺激としてはゆっくり動かす方がキツくなったり。
このレッグレイズは筋トレメニューとして見た目はキツいようですが、慣れれば女性でも行えるので筋トレ初心者でも積極的に取り組みたい所ですね。
トレーニングの合間には「人生には休憩なんかないんだよ。」と良い言葉を残すGACKTさん。
と言いつつもセット間にはちゃんと休憩を入れているのはご愛嬌。
ヒップリフト(グルートブリッジ)
そして番組内で多く時間を割いて紹介していたのが150kgのウエイトを使ったヒップリフト(グルートブリッジ)。
番組では「ローアブス」というネーミングで紹介されていて、バーベルを下腹部に置いてお尻を細かく上げ下げする事で腹筋下部を鍛えると説明されていましたが、ツッコミどころ満載w
あの動きでは腹筋は鍛えられませんし、ネーミングもローアブスではなくヒップリフト(グルートブリッジ)の方が的確かと。
効かせるのは腹筋ではなくお尻なのが正解ですしね。
スミスマシンにバー込みで150kgをセットしてベンチに横たわるGACKTさん。
レップ数は140回で1日2セットだそうですが、この時点で嫌な予感・・・。
そしていざトレーニングが始まるとウエイトを上下させるGACKTさんですが、注目すべきはその動作レンジの極端な狭さ。
数センチだけ浮かせて下ろすというのを何回も繰り返していますが、ちょっとコレは拍子抜け。
声を上げながらキツそうにやっていますけど、
「小刻みだから。すぐだよ。」という言葉通りにこの筋トレはちょっと意味がないですね。
しかもスミスマシンだと器具にバーを支えてもらっているので出来ればフリーウエイトで取り組みたい所。
お尻の筋肉(主に大殿筋)に刺激を加えるヒップリフト系のトレーニングだと、ベンチに背中をつけて上下に大きく動かすヒップスラストの方がよっぽど効果的なトレーニングでしょう。
トレーニングをしっかり行えば女性でも体重の2倍以上は割と簡単に上げられるのがこのヒップスラストという種目。
番組スタッフさんがトレーニングに挑戦するシーンでは「破裂するぞ!力入れて!」とげきを飛ばすGACKTさん。
その他にもトレーニングパートナーにはキツいトレーニング中に「頑張れ!」と優しく声をかけてくれるそう。
トム・プラッツによる狂気の追い込み動画を見てみましょう。
太ももの大腿四頭筋に負荷をかけるレッグエクステンションを使ってどんどん追い込んでいく様子が分かりますね。
限界を迎えてもさらにプッシュすると意思とは関係なく勝手に体が震えてくるんですよね・・・。
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続いては腹筋にウエイトボール(メディシンボール)を叩きつける筋トレ。
GACKTさん流だと「ヘルボール」と呼ぶようですが、あまり聞かない響きなので一般的なメディシンボールと呼ぶことにします。
トレーニング内容としては重さ9kgのボールを60回お腹に落とすもの。これを2セット。
ボクサーなどの打撃系格闘技の選手が行っているイメージが強いですが、最近はあまり見かけないような。
UFCなどの総合格闘技で知られるコナー・マクレガーはこんなトレーニングをやっていましたけど。
総合の選手がみんなコレをやっているとは思わないようにw
パンチ受け
既にコナー・マクレガーの悶絶するような腹筋トレを紹介した後ですが、
最後の腹筋メニューは同様の内容。
実際に背中やお腹でパンチを受けてピンポイントで効かせるとの事。1日300発~400発食らうのがGACKT流だそう。
20代後半から取り入れたトレーニングだそうで、初めのうちは数発でギブアップしていたそうですが今では平気に。
この日はムエタイ世界王者のボディショットもしっかり耐えるGACKTさん。
「キツイんですけど、やった分だけ結果が出るので。」と筋トレ金言ですね。
トレーニング中はあまり汗をかかないというGACKTさんですが、
「汗は心拍数が上がるとかくんですよ。なので汗をかかないために心拍数を上げない呼吸法を使って、要は心拍数ををある一定の所でずっとキープした状態でトレーニングするっていう事を心がけてやっているので汗かかないんですよね。」
スパーリング
さらにムエタイ世界王者を相手にしてスパーリングを披露するGACKTさん。
時間は1分を6セット。
果敢に攻めるGACKTさんですが、パンチを打つ際に上半身が流れてブレブレになっちゃってますね。
狭い空間で行っているせいもありますが、フットワークもあまり使えていないですね。
これは典型的な素人パンチ。
打撃の素人がスパーリングを行うと動き的にはこんな感じになっちゃいますよね。
それでもスパーリングを取り入れている理由については、
「緊張感を保つためにやってるんですよね。人間でやっぱり歳を取っていくと緩くなったり、ぬるくなったりするじゃないですか。それが僕は嫌で。」
スパーリングをやる事で恐怖と真正面から向き合い、そこでも冷静さをキープすることで精神的にも鍛えられると。
素晴らしい意識ですね。
「緊張感を常に持てるのが幸せだなぁって思ってます。」
スポンサーリンクGACKTの食事法
事務所ロビーの横に併設されているのがダイニングスペース。
お米は20年間食べていないというGACKTさんですが、
この日はファスティング(断食)明けに事務所スタッフさんに作ってもらった食事風景を撮影。
GACKT流のファスティングは酵素水だけの摂取で長い時は20日間も断食しているそう。
ファスティングをする理由は、普段の食事で気を付けていても添加物や化学物質をどうしても体に取り込んでしまうのでそれをリセットするためというのは一つと、
「多くの仲間が僕についてくるわけじゃないですか。僕もキツイ事言わなきゃいけないんで、僕がぬるくてキツイ事言ってたら多分みんなついてこないと思うんですよね。」
「なのでまず自分が一番キツイ状態を作ってそれで仕事に向き合う姿勢を作ってから、みんなの一番前を走れるような状態に持っていってるというか。」
ファスティング明けなので普通の食事に戻している最中との事で、この日食べるのは野菜のみ。
この日のメニューは、
- 舞茸
- ヒラタケ
- エノキ
- 豆腐
- ニラ
- 春菊
- 白ネギ
- 九条ネギ
だけを鍋にしたもの。
水炊きでとくに鍋に味付けはせず、つけダレ代わりに使うのはMCTオイルに塩を入れたもの。
26歳からは1日1食しか摂っていないというGACKTさん。
その他にサプリやプロテインは別で摂取しているそうですが、メインの食事は1食のみだそう。
「お腹空くとかって感覚ないんですよね。」
最後にストイックに取り組む姿勢については、
「やりたいと思った時にやれるだけの体を常にキープする為の努力を毎日やってるから、いつでもやれる。体がダメになったら人生終わるからさ。」
「キープしようと思って同じ事やってたら下がっていくだけなので、必ず上を狙ってやって初めて結果としてキープになってるだけなんじゃないのかなと思ってます。」
これは筋トレ金言でもありますし、人生哲学ですよね。
という事で以上、GACKTさんの筋トレ内容や食事風景について「ジャンクSPORTS」からでした。