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なぜお弁当にタコのウインナーが入っている?「チコちゃんに叱られる!」


20年9月18日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」はゲストに共に初登場の荻野目洋子さん、溝端淳平さんを迎えて紹介されたのは『なぜお弁当にタコのウインナーが入っている?』という食文化に関する疑問。今回初登場となった「ファミリーチコトリー」は妙に凝った演出付きw

ということで、20年9月18日に放送されたNHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】荻野目洋子、溝端淳平

【VTR】余貴美子(語り)

チコちゃんの疑問その1

なぜお弁当にタコのウインナーが入っている?

冒頭のゲスト紹介では、

まず「ダンシングヒーロー荻野目ちゃん」呼びで紹介された荻野目洋子さん。

本日はチコちゃんに寄せたピンクのお召し物。さらにピンク色のメッシュも入れてチコちゃん仕様。ちなみにシューズもピンクのコンバースでしょうか。

そして「ジュノンボーイ淳平ちゃん」呼びの溝端淳平さん。

溝端淳平「すいません。ピンクじゃなくて。笑」

爽やかなホワイトw

さて、オープニングの絡みはこの辺で1問目の指名は、

この中で一番、お弁当作りが得意そうなステキなママってだーれ?

ここは3児の母である荻野目洋子さんが解答者に。

ここでチコちゃんの疑問は、

なんでお弁当にタコのウインナーが入ってるの?

色だったり形がタコに見えるからという答えですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

なぜか叱られたのに拳を突き上げてガッツポーズの荻野目洋子さんw

ついでにダンシングヒーローのあのポーズまで勢いで披露してますけど。

続いて溝端淳平さんにも聞いてみると、子どもたちの間でタコブームが巻き起こったからという力技w

〆に岡村さんにも聞いてみると、ある時期にタコが食べられなくなった(岡村さんの説では東京湾の汚染?)のでその代わりにウインナーでかたどったからという答えですが、コチラも不正解。

ということでチコちゃんの答えは、

王家の次男が少食だったから

解説は料理人の尚承さん。

実はタコさんウインナーを生み出したのが尚承さんのお母さんとの事。※ちなみに「タコさんウインナー」はプリマハム株式会社が有する登録商標。

しかも子どもの頃に食が細かった尚承さんの為に作り出された母の知恵だったとか。

ここで突然始まったのが「ファミリーチコトリー」。

ファミリーヒストリーのパクりw

語り部役として余貴美子さんが登場。

ゲストとしてタコウインナーの入った弁当箱を映画館の椅子に座らせるという本家に寄せた演出w

岡村「これも手付けたか。もう。笑」

タコウインナーのルーツは沖縄。

そこで登場する人物が琉球王国最後の国王であった尚泰(しょうたい)。

タコウインナーとの続柄としては曾祖父。

明治12(1879)年に廃藩置県によって琉球王国は沖縄県になりましたが、そこで尚泰は故郷を離れて東京へ移住。

そんな最後の国王の孫にあたるのが尚明(しょうあきら)。

後の日本住宅公団の副総裁を務め、台所と食事スペースが一体となった日本独自の間取りであるダイニングキッチンを発明した人物。

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そして昭和15(1940)年に宮城道子と結婚した尚明。この宮城道子こそがタコウインナーの生みの親。

その後2人の子宝に恵まれて、長男:卓と次男:承が誕生。

幸せいっぱいの尚家でしたが、次男の承が5歳になって幼稚園に通う頃になると「食が細い」という問題が持ち上がる事に。

モヤシっ子を通り越して、アルファルファっ子だったとかw

幼稚園には手作りのお弁当を持たせていましたが、そこで道子は頭を悩ませることに。

唯一、よく食べたという玉子ときゅうりのサンドウィッチに悩んだ末に沿えたのがウインナーでした。

当時はウインナーといえば赤ウインナーが主流でしたが、今のウインナーとは違って皮が硬く、ツルツルしてお箸でもつかみにくかったそう。

食べるのが嫌いな承からすれば、そんな食べにくいものに箸を伸ばすわけもなく・・・。

そこで道子は大胆な手に打って出ます。

それがウインナーの半分にだけ切れ目を入れるという一手間。切れ目を入れると箸でつかみやすくなりますし、身を開く事で食べやすくなりますよね。

フライパンで火を通してみると切れ目からパッと足が開くような形に。

その形はまるでタコのよう。これがタコのウインナー誕生の瞬間。昭和34(1959)年の事でした。

ちなみに1960年当時の日本人の1日当たりの脂肪摂取量は24.7gでそれが2018年のデータでは60.4gと2.5倍に増加しているそうで、その原因の一つとして考えられているのが「フライパンの普及」だそうです。

伝統的な和食は煮込んだり蒸したりする調理法がメインですが、フライパンに油を敷いて炒めるという新しい調理スタイルを日本人が取り入れだした事で食の西洋化が一気に進んだとされていたり。サッと炒める方が時短にもなりますしね。

さて、話が脱線してしまいましたが、次男:承はこの時5歳、三男:タコウインナーは生まれたばかりなので0歳w

そしてVTR中、ずっと右端のワイプで抜かれ続けているタコウインナーが何とも言えない可愛さw

映画館の席でずっと黙って鑑賞しているタコウインナーにここまでの感想を聞いてみると、

タコウインナー「・・・。」

そりゃ何も返さないでしょうよw

そしてこのタコウインナーが全国に広まるきっかけを作ったのはある人物だそうで、

それが道子の妹である朝子。タコにとっては叔母。

タコも含めた家系図がコチラwタコウインナーの家系図「チコちゃんに叱られる!」

主婦の友社で料理記者として働いていた朝子は昭和43(1968)年に『栄養と料理』編集長に就任。

そしてこの人物というのは「おいしゅうございます。」の言葉でおなじみの料理評論家の岸朝子その人。

メディアにも登場する機会の多い岸朝子は「タコウインナーは私の姉の道子が生みだしたもの」と広めたそうで、そこから徐々に全国区に。

一方、料理好きだった道子は東京都の料理コンクールで優勝を果たしたりして徐々に有名に。

そこで雑誌やテレビからも声がかかってアイディア料理をメディアで披露したり。

NHK「きょうの料理」では家庭料理の講師を長年にわたって務めたりしてもはやプロの域。

そして、尚道子は平成14(2002)年に82歳で他界。

生みの親がこの世を去った後もタコウインナーは独自の進化を続けて、今では両側に切れ目の入った「カニ」ウインナーも。

そこから大きく進化する形でキャラ弁も。

最後にVTRを見つめるタコウインナーの目から涙が流れるという凝った演出で終了w涙を流すタコウインナー「チコちゃんに叱られる!」

ということでコチラが結論。

お弁当にタコのウインナーが入っているのは王家の次男が少食だったから

でした。

ママにどんなお弁当をお願いする?という問いかけには「こんなVTR見せられてわがまま言えないわ。」とチコちゃんw

岡村「ときどき、このファミリーチコトリー出てきますねぇ。笑」

ちなみに本家のナレーションをそのままにやっていただいた余貴美子さんはチコちゃんのファンだそうで、オファーに「やったー!」と快諾だったとかw

溝端淳平さんはその本家のファミリーヒストリーにいつか出たいという夢をお持ちだそうで「タコのウインナーに今日嫉妬しましたね。」と妙なライバル心が芽生えた所で1問目終了w

最後に補足しておくとタコウインナーを考案した理由について、夫の尚明を励ますために作ったという説がNHKの『プロジェクトX』で紹介された事があったり。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

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