炭酸飲料のシュワシュワの正体?泡の成分は実は?チコちゃんに叱られる
21年4月2日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『炭酸飲料を飲んだ時のシュワシュワってなに?』という疑問。炭酸なんだからもちろん二酸化炭素がその正体かと思いきや、実は二酸化炭素自体はシュワシュワしないってご存知でしたか?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】松下奈緒、伊集院光
【VTRゲスト】鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)
炭酸飲料を飲んだ時のシュワシュワってなに?
今日から放送4年目ですが、
まずは「ゲゲゲの女房」呼びの松下奈緒さんと「三遊亭楽大」呼びの伊集院光さんの紹介から。
オープニングはこの辺で1問目の指名は、
この中で一番、炭酸飲料のイメージキャラクターに起用されそうな爽やかな大人ってだーれ?
回答者は松下奈緒さんに。
ここでチコちゃんの疑問は、
炭酸飲料を飲んだ時のシュワシュワってなに?
空気という答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
というわけでチコちゃんの答えは、
水素イオンがチクチクするから
解説は東北大学の駒井三千夫名誉教授。
リモートで登場して間もなく、炭酸飲料のフタを開けると豪快に泡が吹き出すトラブルがありつつ解説を続ける駒井先生w
気を取り直して、炭酸飲料のフタを開けた時やコップに注いだ時にシュワシュワと泡が立つのが普通ですが、
あの正体は二酸化炭素。
炭酸飲料って要するに二酸化炭素を溶かした水の事ですからこれは誰もが知っている所。
高い圧力をかけると低い温度の水に沢山溶けるという二酸化炭素の性質を利用して大量の二酸化酸を水に溶かしているんですね。
これがいざ飲む時になると温度が上昇し、フタを開けると気圧が急激に低くなることで、それまで無理やり溶かし込まれていた二酸化炭素が一気に噴出するというわけですね。
プシュッ!という破裂音のような音は気体に戻った二酸化炭素が勢いよく外に飛び出す時の音。
コップに注いだ時に出来る泡は注がれた衝撃で液体の中の二酸化炭素が集まって泡が見えている状態。
という事は口の中で感じるシュワシュワの正体というのはこの二酸化炭素の泡が弾けたものと思いがちですが、実はそれは間違い。
スポンサーリンク実は二酸化炭素の泡だけではシュワシュワ感は起こらないと駒井先生。
そしてこのシュワシュワ感の正体について1993年にアメリカの研究者と共にその謎を解明したのが何を隠そう解説の駒井先生。
炭酸飲料を飲むと口の中の酵素が働いて二酸化炭素と水が結び付き、ここで生まれるのが炭酸分子。
この炭酸分子は不安定で崩れやすいのですぐにバラバラになってしまい重炭酸イオンと水素イオンに。
その際に水素イオンが口の中にある痛みセンサーを刺激。
そして神経を通じてチクチクとする感覚を脳に伝え、結果生まれるのがシュワシュワ感。
というわけでココで登場したのが鈴木Q太郎さん。
コーラを一気に飲んでゲップをせずに山手線の駅名を全部言うあの芸でおなじみ。
段々と年齢を経るうちに炭酸飲料が年々キツくなっていっているそうなので、
シュワシュワしない炭酸飲料について駒井先生に相談。
微炭酸を使えば良いのでは?というアドバイスの駒井先生ですが、それだと芸の凄みも微炭酸になりそうなので却下。
そこで口の中でシュワシュワしない炭酸飲料作りに挑むことに。
その作り方が、
ケーキ作りに使われる重曹(ベーキングソーダ)を溶かしてコーラに混ぜる
というもの。
見た目は泡が立って普通の炭酸飲料と変わらないように見えますが、実際に飲んでみるとシュワシュワ感は低減されているとか。
重曹を加える事で二酸化炭素を別の物質に変化させ、飲んでも口の中の酵素に反応しないようになっているんですね。
そうなると水素イオンが発生しないのでシュワシュワ感を感じなくなると。
シュワシュワしないコーラが完成したので実際に試してみると、
一駅も言えずにアウト。
駒井先生「シュワシュワ感はなくてもゲップは出ちゃうんですよ。」
炭酸飲料を飲んで出るゲップの正体は二酸化炭素。
炭酸飲料の中のほとんどの二酸化炭素は重曹と反応して別の物質に変化したのですが、胃の中で胃酸と反応する事で再び二酸化炭素が生まれてしまい、これが出て来てしまうんですね。
というわけでコチラが結論。
炭酸飲料を飲むとシュワシュワするのは水素イオンがチクチクするから
でした。
シュワシュワしたい時は?という質問には「ポールポジションからそのままチェッカーフラッグを受けた時。」とチコちゃん。
表彰台でシャンパンファイトするから?
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