人の顔に見える現象はなぜ起きる?心理学的な理由とは?チコちゃんに叱られる
21年5月21日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で出題されたのは『なぜこの世には次々と人の顔が現れる?』という問題。壁のシミだったり心霊写真だったりとちょっとした模様が全て人の顔っぽく見えてしまう現象が起こる心理学的な理由やあの現象の名称とは?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】和田アキ子、ウエンツ瑛士
【VTRゲスト】なし
なぜこの世には次々と人の顔が現れる?
3問目の指名は、
この中で一番、表情豊かなステキな大人ってだーれ?
ここは岡村さんが回答者に。
人面魚の写真だったり、カーテンに写る人間の顔のようなちょっとした心霊写真だったり、火星の人面岩の写真などが次々と出されていますが、
ここでチコちゃんの疑問は、
なんでこの世には次々と人の顔が現れるの?
人の顔に見えると安心感、親近感があるからという答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
というわけでチコちゃんの答えは、
解説は立命館大学の高橋康介教授。
壁のシミが人の顔に見えたり、人面魚だったり、心霊写真の多くは一つの現象として一まとめにされているそうで、それが、
パレイドリア現象。
スポンサーリンクパレイドリア現象とは見た物に対して別の物を当てはめてしまう現象の事。
例えば有名なモナリザの絵からどんどん情報を省いて行って、最終的に3つの点にしてしまっても何となく人の顔がそこにあるように感じるもの。
この「逆三角形の点3つ」があるだけで人の顔に見えるのはよくある話で、人間の顔を見るうえで重要なパーツとなる両目と口が点・点・点に対応するからなんですね。
ちなみにこのパレイドリア現象が起きている時の脳の反応を調べると実際の人の顔を見た時と同じような反応を示すそうで、なぜこんな事が起きるのか?というと、一つの説としては、
曖昧な情報や得体の知れないよく分からないものに対しては何らかのパターンを当てはめてしまった方が人間が生き残る上で有利になるからと高橋先生。
突然、何者かに遭遇した際にはそれが人や動物の顔のように見えた方がすぐに防御行動だったり回避行動がとれたりするので、生き残る確率が高くなるという理屈。
結果的に人間や動物では無かったとしても、そう見えた方が万が一を考えると有利に働きますよね。
ちなみに、人の顔に限らず、月で餅つきをするうさぎや、大根から手足が生えたように見えちゃったりなんていうのも全てパレイドリア現象だそう。
というわけでコチラが結論。
この世に次々と人の顔が現れるのは点・点・点が人の顔に見えた方が多分生き残れるから
でした。
生き残るために心がけている事は?という質問には、親が言っている事が間違っていると感じてもあえて指摘しないという処世術を語るチコちゃん。
という事で3問目は以上。
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