割り箸はなぜ割る必要がある?最初から割れていない答えは回転率?チコちゃんに叱られる
21年6月4日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で出題されたのは『割り箸が最初から割れていないのはなぜ?』という問題。割り箸が誕生した歴史や、どういった経緯でいつから割り箸が使われるようになったのか?箸のエピソードをNHKたぶんこうだったんじゃないか劇場と共に解説。割り箸は当時からリサイクルされたものだったり、違う名前で呼ばれていたり、最後は割り箸のきれいな割り方まで。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】伊藤沙莉、天野ひろゆき
【VTRゲスト】なし
割り箸が最初から割れていないのはなぜ?
冒頭はゲスト紹介からですが、
まずは初登場で産声からハスキーボイスという伊藤沙莉さんから。
続いて4回目の登場でオリジナルメンバーの「天野っちー」こと天野ひろゆきさん。
オープニングは手短にすぐに1問目の指名は、
この中で一番、お箸の使い方が上手なステキな大人ってだーれ?
ここはマネージャーさんに「NHKに出られないよ。」という理由で箸の持ち方を直されたという伊藤沙莉さんが回答者に。
割り箸について話題に出すチコちゃんの疑問は、
なんで割り箸は最初から割れてないの?
未使用であるという印という答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
この答えはかなり惜しいとの事ですが、チコちゃんの答えは、
そば屋さんが回転率を上げたかったから
解説は日本箸文化協会代表の小倉朋子さん。
そもそも日本において箸が使われるようになった始まりは7世紀の飛鳥時代といわれていて、当時の箸は神様にお供え物をする時や外国からの客人をもてなす際に使われる道具で庶民が手にする機会のないものだったとか。
スポンサーリンクそしてこれが8世紀以降に箸を使った食事が庶民にも定着していきますが、
この頃は木を削った2本に分かれた箸が一般的な形。
そこからさらに時代が進み、今から300年ほど前の江戸時代中期に遂に割り箸が誕生。
ここで始まるのがNHKたぶんこうだったんじゃないか「先生」劇場。
タイトルは「栄光の割り箸」。
時は江戸時代中期。職を求める人々で江戸の人口が増加し大工や鳶職などに携わる人も増えた頃。
大工役で出演はなんと小倉先生が自ら。TKGに役者として出演した上で解説役も務めるという大車輪の活躍。
当時の職人さんなどは小まめに間食をとる事で腹を満たすという食事スタイルで、こうした人たちの定番メニューはそば、寿司、天ぷらなどの屋台。
こうして大工が立ち寄ったのはそば屋の屋台。そば屋の店主も小倉先生。
そば屋の悩みの一つは「客が多いのはありがたくても、箸の洗いものがなかなか追いつかない」というものでした。
当時の屋台で使われていた箸は洗って使い回すのが当たり前。
庶民の食事を支えていた事もあって値段も安く抑えられていたのでとにかく回転率を上げていくのが商売繁盛の鉄則。
そして分かれている箸にはもう一つの問題点があり、
それが「転がりやすく落としやすい。綺麗に洗ったものかどうか客に分かりにくい」というもの。
こういった問題を一挙に解決すべく誕生したのが「平らでくっ付いた割り箸」だったんですね。
当時の割り箸は使わなくなった酒樽を再利用する形で作られたそうで、この頃から既にリサイクルされていたとか。
このようなくっ付いた形の箸は「引き裂き箸」と呼ばれていたそうですが、言葉の響きが縁の切れ目を連想させて縁起が悪いという事で明治維新後に割り箸という呼び方に。
というわけでコチラが結論。
割り箸が最初から割れていないのはそば屋さんが回転率を上げたかったから
でした。
くっ付いたらいいのにと思うものは?という質問には「チコの部屋の窓と筒香の部屋の窓。」と久しぶりに筒香ファンを持ち出すチコちゃん。
最後に解説で登場の小倉先生はマナーの先生でもあるという事で割り箸の正しい割り方についても解説。
正しい割り方は、
- 箸を横に持つ
- 上下に開くように上の部分を静かに引っ張る
縦に持って横に開くようにする縦割りはあまり行儀が良くない形だそう。
割り箸が割れていない理由には諸説あるとの事で1問目は以上。
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