世界一受けたい授業 スマホ脳第2弾 スマホ依存症にならない為の3つの”しない”ルール
21年6月12日放送の日テレ系「世界一受けたい授業 世界が絶賛!日本のスゴイ所スペシャル」では書籍「スマホ脳」の第2弾特集。スマホ脳になりやすいゴシップ好きチェックリストや、スマホとの正しい付き合い方や危険なデジタル健忘症の予防策などスマホ脳の改善方法には3つの“しない”が重要という事で本の著者であるアンデシュ・ハンセン先生が自ら解説。
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3つの“しない”ルール
解説は本の著者であるスウェーデンのアンデシュ・ハンセン先生。
スマホは決して悪では無く、
正しく使えば便利な道具なのでその付き合い方が一番大事との事で、
その為には3つのしないルールを意識すべき。
- スマホを寝室に持ち込まない
- スマホを見える所に置かない
- すぐに検索しない
では項目ごとに細かく見ていきましょう。
1.寝室に持ち込まない
スマホが発するブルーライトには睡眠ホルモンの分泌を妨げる効果があるせいもあって、
スマホが寝室にあるだけで睡眠時間が1時間も短くなるという研究結果も出ているとか。
慢性的な睡眠不足に陥ると「脳(特に海馬)が小さくなってしまう」そうで、海馬は記憶を司る器官なので脳が記憶を正しく保存できなくなるリスクが高くなってしまうそう。
平日の睡眠時間と脳の関係性を調べた研究では睡眠時間が短いほど海馬の体積が小さい事が判明。
日本(広島県)の小学5年生の学力テストの結果と睡眠時間の関係性を調べてみると、
睡眠時間9時間の学生の国語と算数の点数がそれぞれ70点、74点だったのに対して、
睡眠時間5時間の学生の国語のと算数の点数は52点、54点だったとか。
流石に睡眠時間と学力テストの点数の間に因果関係があるとは言えないとは思いますし、睡眠時間の差と同時に学習時間の差なども調べないと何とも…。
スポンサーリンクとはいえスマホが脳に与える影響については子どもの頃から注意が必要というのは肝に銘じておくべきことでしょうね。
スマホのブルーライトの影響についてはフィルターを使ったり、画面を暗くしたり、目からの距離を36cm以上離して使うと影響を受けにくくなるとアンデシュ・ハンセン先生。
スマホを目覚まし代わりに使っている人は、シンプルな目覚まし時計を寝室に置くのが良いアイデアとか。
2.見える所に置かない
勉強中、仕事中、テレビを見ている時など常にスマホが近くにあるという人は要注意。
スマホが視界に入っているだけでも「着信があるかも?」と無意識に気にしてしまい、
そのせいで脳が「無視しないと」と無駄なエネルギーを使ってしまう現象が起こってしまうんだとか。
そうなると脳は本来の集中力を発揮できなくなってしまうのでパフォーマンス低下の原因に。
実際にスマホが手元にある場合と無い場合で集中力に差が出るのか実験してみると、
20代~50代の男女5人に集中力テスト(パソコンを使った反応速度テスト)を受けてもらい、同時に脳波測定器を使って比較した結果は、
スマホが手元にある場合の反応速度の平均は0.63秒だったのに対して、スマホが無い(電源オフで別の部屋)と反応速度の平均が0.55秒に改善。
テストを連続で受けたので単純にテストに慣れたのでは?と思うかもしれませんが、脳波測定器のデータにおいても集中度に差が出るという結果に。
3.すぐに検索しない
漢字が思い出せなかったり、分からない事があったりするとすぐにスマホで検索したりしていませんか?
このようにネット検索で何度もすぐに解決するクセが付いてしまうと、脳に元々備わった記憶能力を外部に依存する形で使わなくなってしまいデジタル健忘症に陥ってしまうリスクが。
覚えておきたい事をスマホで写真撮影したり、スクリーンショットで撮ったりするのも同じ事。
アメリカの実験では美術館を訪れた学生たちに何点かはスマホで写真を撮影し、それ以外は見るだけにするように指示し、翌日作品をしっかり記憶できていたかを確認するテストを行った所、
見ただけの作品はよく覚えていたものの、写真を撮った作品についてはあまり覚えていなかったという結果に。
覚えたいものはまずは自分の力で記憶する事が大事とアンデシュ・ハンセン先生。
例えすぐに思い浮かばなくても、すぐに検索するのではなく最低でも1分間は考えてみるのがオススメだそう。
ゴシップ好きチェック
最後に人間の本能ともいえる「ゴシップ好き」をチェックするチェックリスト。
ゴシップ好きはイコールSNS依存に陥りやすいそうで、そうなるとスマホにも自ずと依存してしまうという事で要注意。
というわけでチェックリストは、
- 想像力豊か
- ネタバレを話したい
- 恋愛ドラマ好き
- 話を盛りがち
2つ以上当てはまる人はゴシップ好きで間違いなさそうとアンデシュ・ハンセン先生。
以上「世界一受けたい授業」からスマホ脳の改善方法から3つのしないルールについてでした。