プレバト水彩画2022 春コンクール結果や作品ランキング一覧 先生お手本と共に紹介
22年4月14日放送のTBS系「プレバト」では春の水彩画コンクール2022のタイトル戦を開催。という事で出演者や作品ランキング結果などを一覧でまとめてご紹介。光宗薫不在の中、前回王者のナイツ土屋vs辻元舞vs田中道子に野村重存先生の評価は?
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出演者&ルール変更点
【MC】浜田雅功
【アシスタント】玉巻映美(MBSアナウンサー)
【ナレーター】銀河万丈
【専門家ゲスト】野村重存
【出場者】レイザーラモンHG、くっきー!(野性爆弾)、アンミカ、しずちゃん(南海キャンディーズ)、田中道子、辻元舞、土屋伸之(ナイツ)
【ルール変更点】
今回から描く場所は「本人が好きに決めて良い」ルールに変更。
さらにタイトル戦になると出場者全員のレベルが高くなって満点を連発してしまって差がつかない問題改善の為に、
採点ウエイトは以下のように変更。
- 構図 30点満点
- 風景描写 30点満点
- 明暗 30点満点
- 人物の表情 10点満点
- 合計 100点
必ず順位をつけて採点されるので100点満点が出るとしたらただ一人になるという事ですね。
それでは作品一覧とランキング結果へ。
作品&ランキング結果
選んだモチーフはボクシングジム。制作時間9時間。
野村先生「なるほど。空間とかジムの状況が分かるので上手だし、手の構えが上手です。」
一方で人物の表情がマンガっぽくなって現実感を欠いている事で得点が伸びず。
さらに構図も主役をしっかりセンターに置くべきという指摘。そのせいでコーチに目が行ってしまうのは損。
- 構図 26点
- 風景描写 29点
- 明暗 29点
- 人物の表情 4点
- 合計 88点
ボクサーがしっかり主役に置かれていますよね。
赤で炎の描写ではなくうっすらと黄色いオーラのような表現に切り替えているのもポイント。
スポンサーリンク赤で表現してしまうとあまりにも異物感が出てしまうので修正。
その代わりに周囲を暗くする事で相対的に主人公を引き立たせるという手法。
選んだのは思い出の場所というイチョウ並木が見えるカフェ。
時期的に冬枯れ中という問題も抱えて制作時間は30時間。
野村先生「これは頑張りましたね。今回のテーマである風景の中の人の表情でいうと静かに座って何かを書いている表情がすごく自然なんですよ。よく描けてる。」
一方で後ろ姿の人物描写がダメ出しポイントで、影が濃くてまるでホラーな存在に。
さらに「枝を描きまくっていてうるさい」とバッサリ。
- 構図 27点
- 風景描写 26点
- 明暗 29点
- 人物の表情 7点
- 合計 89点
背景の枯れ木は遠近感に合わせて適度にボカす事で背景としてなじみ完成度アップ。
選んだのは目黒川。青空を夕方に変更。
野村先生「はぁ。さすが上位の人たち。風景はよく出来てますよ。光も綺麗、空も上手、水の反射も綺麗。マンションビルも正確かつリアル。水面の映り込みの様子とか正確に描かれてますよ。」
ただし構図が一番の敗因。柵をきっちり描き過ぎて「人」「目黒川」という2つのメインが完全に喰われてしまっているという指摘。
また、泣いている子供の涙の雫が大きすぎて不自然というダメ出しも。
- 構図 26点
- 風景描写 30点
- 明暗 30点
- 人物の表情 5点
- 合計 91点
構図を修正して人物がしっかりと主役に。
スポンサーリンク人物の表情も線では無く濃淡を意識して描くと自然になるとの事。
子供がちょっとおばちゃんっぽく見えるのはちょっと引っかかりますが。
ギャルカフェを舞台に制作時間は3時間。
野村先生「これはひねり効かせましたね。笑。面白い。上手だし。くっきーさん人物上手なんですよね。元々。しょぼん、がっかりの表情がよく描けていると思います。今回は勝ちに来たなと。」
一方でグラスやカウンターなどの描写に歪みあるので正確性に欠き、色がしっかり塗り込められているせいで明暗が弱く見えるというマイナスポイント。
- 構図 30点
- 風景描写 28点
- 明暗 28点
- 人物の表情 6点
- 合計 92点
先生のお手本は無し。
カフェが舞台。
野村先生「よく描けてるなぁ。2人の表情がよく描けていて、スイーツの甘さまで伝わって来る。今回の中で一番上手に描けてます。」
カウンター下の壁の質感が上手く表現できていると「どうやって描いたんですかね?(答えは綿棒)」と野村先生も興味津々。
スポンサーリンク一方で主役・脇役をはっきりさせるための明暗の工夫が弱いという点が足を引っ張って3位に。
- 構図 29点
- 風景描写 30点
- 明暗 28点
- 人物の表情 10点
- 合計 97点
奥を暗くして登場人物に光を当てる修正。
カフェというよりバーに感じてしまいますが。
テーマはサラブレッドがいる牧場。制作時間は20時間。
野村先生「上手。上手だなぁ。えっ!?こりゃ上手だよ。」「天気や描いた時間まで分かる
馬の首や脚の太い立体感など全てを完璧に近いレベルで的確に描いているという評価で、特に馬の足元の影の表現が秀逸だそう。
人物の表情も慈しみをもって語り掛けている微笑みが伝わって来て、それに応える馬の目も素晴らしいと高評価。
- 構図 30点
- 風景描写 30点
- 明暗 30点
- 人物の表情 8点
- 合計 98点
トレーニングジムを舞台に制作時間16時間。
「すごいこれは参った!これはすごい!」「表情は見事じゃないですか。額の血管の浮き出しまで描いてる。後ろの女性も声が聞こえてきそう。」という野村先生の評価。
トレーニング器具の立体感・重さ・ディテールも全てリアル。
また、ジムのむき出しの配管も背景として上手く生かしてあると高評価。
しっかり描いているのにもかかわらず、背景は背景として主役の人を邪魔していないという褒めポイント。
「褒めちぎるしかない。感動です。」という野村先生の総評。
- 構図 30点
- 風景描写 30点
- 明暗 30点
- 人物の表情 9点
- 合計 99点
という事でレイザーラモンHGが2022年春の水彩画コンクール優勝という結果に。
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