妄想会計 ネス湖の水を全部抜いてネッシー伝説解明には1062億2000万円かかる見積もりに
22年6月24日放送のテレ朝系「妄想会計」ではネス湖の水を全部抜いてネッシー伝説の謎を解くとしたらいくらなのか?丸三興業が計算した結果1062億円オーバーかかるという事でそのやり方など番組内容をまとめてご紹介。
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ネス湖の水を全部抜く
イギリススコットランド北部にあるネス湖。
その広さは全長約38.5km、最大水深約235mというスケール感。
面積だと東京ディズニーランド110個分ですが、
実際にテレビ番組の企画で池の水を抜いている実績あり。
水を抜く方法はいたって単純で水中ポンプを使って抜くのが正攻法。
水の中に沈めて使う排水ポンプは1分で1トンを排水するパワー。
ただ抜くだけだと抜いた水をどうするのか?という問題もあったりですが、
そこは丸三興業の経験を生かして「出来そうですね。」という力強い言葉で妄想会計スタート。
川の水をせき止める
まず行うのはネス湖に流入する川のせき止め作業。
これを全て封鎖して水流ストップ。
せき止めるのに使われるのはシートパイルと呼ばれる凹凸状の鉄板。
この鉄の杭を組み合わせて鉄の壁を作り上げるわけですね。
土嚢とセットで使う事でほぼ完璧に水の流れを止められる強度になるとか。
この作業には作業人数500人、期間は約4か月を想定。
これで水をストップさせて続いてはいよいよ水を抜いていく事に。
スポンサーリンクネス湖の水を吸い上げる
水抜き作業で重要になって来るのは水中ポンプを動かすための電源確保。
通常は沿岸部に電源車を横付けして作業にあたりますが、現地の状況をストリートビューで確認した所、
十分な道路幅が確保できず電源車を並べるのは不可能という事が判明。
台船とは水中ポンプを乗せた船の事でこれを湖上に浮かべて水抜き作業。
1分で10トン排水できる大型の水中ポンプ20台を並べたスペシャル仕様の台船。
ただし、これでも水抜き作業にはまだ取り掛かれず、
水を抜いて水位が下がって来るとその分だけパワーが必要になって来るというのが大問題。
水位が下がるとそれだけ水を「汲み”上げる”」必要があるわけで、
水中ポンプだと20mぐらいを上げるのがやっと。
階層を分ける事で吸い上げられる高さの問題を解消。
最大水深約235mを誇るネス湖なのでこれを何層も造ってちょっとずつ汲み上げていく作戦。
「方法的にはこれしかない。」という事でこの方法で決定。
スポンサーリンクネス湖の水を移動する
抜いた水は海(マリー湾)へつながる川(ネス川)に向かって排水。
ここに2000本のホースを並べる「ホース全部並べる大作戦」。
これでいよいよ作業人数7840人、期間1年半をかけて全ての水を抜き切るという壮大なプラン完成。
会計はいくら?
見積額は、
階段プール造りに505億と費用がここに集中。
とりあえずこれでネス湖の水は全部抜けるので、あとはネッシーの痕跡なりを探すだけ。
その調査費用などはまた別会計で。
以上、妄想会計からネス湖の水を全部抜く費用計算についてでした。
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