あさイチ リンパマッサージのやり方 リンパケア呼吸で足のむくみ解消
22年8月30日のNHK「あさイチ」はリンパマッサージのやり方を紹介。ふくらはぎと内ももの2種類のマッサージとリンパケアの呼吸法が効果的という事で番組内容をまとめてご紹介。
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解説は鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師の渡辺佳子先生&小暮ちひろ先生。
【ふくらはぎリンパマッサージ】
「ふくらはぎ(足首からひざ裏に向かって)を下から上に向かって手の平全体を使って優しく繰り返しさすり上げる」
ボディクリームを塗る時のようなイメージで手の平を当てて滑らせるぐらいの力加減でOK。ほぼ手の力は抜くぐらいで良いとの事。
ゴシゴシ、ゴリゴリと動かすのはNG。
ピンポイントで押さえるよりも手の平全体で接地面積を広くすると効果アップ。
おすすめの時間帯はお風呂後など血流が上がっているタイミング。
【ふとももリンパマッサージ】
「片足だけあぐらをかくような姿勢で内もも(そけい部)をひざ裏から足の付け根に向かってさすり上げる」
むくみやすく冷えやすい部分なので短時間でリンパマッサージを終えたい時はそけい部を集中的に行うと良いと渡辺先生のアドバイス。
お風呂上がりはOKでも入浴中は要注意。
血流が上がり過ぎてのぼせに繋がってしまうので、お風呂上がりまで我慢する方が良いとの事。
リンパケア呼吸
解説はリンパ研究を行う信州大学の大橋俊夫教授。
大橋先生によるとリンパが流れるリンパ管には肝臓で作られるアルブミンと呼ばれる物質が流れており、これがリンパ節に到達すると免疫細胞が刺激されて体の抵抗力がアップする効果があるんだとか。
このリンパの流れがもっとスムーズなのが赤ちゃんの頃だそうで、そこで赤ちゃんが”眠っている時の呼吸法”をマネするのが大人のリンパケアには大切だそう。
体中のリンパ液の8割は足と腹部に存在していて、その大量のリンパ液はおへそ辺りにある乳び槽というリンパ液のプールに流れ込みますが、その流れを活性化するのが”腹式呼吸”との事。
やり方は、
- 呼吸法を行う15分前にコップ一杯(200ml)の水を飲む
- 仰向けに寝て足を真っ直ぐ伸ばしてリラックス姿勢
- 鼻からゆっくり深く息を吸いながらお腹を膨らませる(お腹に手を置いておいて意識するのもOK)
- いっぱいまで吸ったら背筋&腹筋を使ってゆっくり息を吐き切る
このうち4番の”息を吐き切る”ところが一番難しいので、そんな時にイメージすると良いのが”排便時”。
お尻の穴に力を入れる&声を出しながらだと息が吐きやすくなると大橋先生のアドバイス。
水を飲むとリンパ管に吸収されてプールの水が一時的に増えた状態になるので、よりリンパが流れやすくなるんだとか。
この呼吸法を10分ほど続けるのが理想。
慣れないうちは3分、5分ぐらいから始めて徐々に長く出来るようにトレーニング。
ボイストレーニングで使われるようなトレーニング器具だと腹式呼吸がより意識出来るのでおすすめ。
以上、あさイチのリンパマッサージ&リンパケア呼吸法でした。
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