竹に節がいっぱいあるのはなぜ?早い成長は何のため?チコちゃん
23年4月14日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『竹に節がいっぱいあるのはなぜ?』の答えや竹が早く成長する理由など番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】キムラ緑子,あばれる君
【VTRゲスト】なし
竹に節がいっぱいあるのはなぜ?
1問目の出題は、
なんで竹って節がいっぱいあるの?
チコちゃんの答えは、
めちゃめちゃ早く成長するため
解説は山梨大学の島弘幸教授。
ほとんどの樹木では成長する起点となる成長点は枝や茎の先端にしか存在しておらず、そこから伸びていくというのが木の成長のスタンダード。
一方で竹は節ごとに成長点が存在しており、そこからどんどん伸びていくという特徴。
実はタケノコを切ると出てくるあのヒダはそれぞれが節になっていて成長前の状態。
そして節ごとに一斉に成長するという特徴を持っている竹はその成長スピードが爆発的。
成長が分かりやすいようにテープを貼った竹を観察してみると3日経つだけで激変。
竹はタケノコの状態から大体2か月で大人の竹に成長するといわれていて、その間に竹の節は1日2~3mmほど伸びたり、場所によっては1cm以上伸びることもあるとか。
1本の竹には平均して60個ほどの節があるので2か月経つと10mに成長。
ではなぜこんなに早く竹は成長する必要があるのか?というと、
皮を剥いたタケノコは非常に柔らかくて動物にとっては格好のご馳走だから。
となるとタケノコの状態でぐずぐずと成長していると、良い餌としてどんどん動物(特にイノシシなどの野生動物)に食べられてしまうわけで、
それを防ぐためには早く成長して硬い竹になる必要があるので竹はこんなにも早く成長していると島先生の解説。
明らかに節の間隔が違っていますよね。
これは風や力が加わった時に折れないようにした進化の証との事。
先端に行くと節を広く取って力を受け流すのと対照的に力がかかる根本は節を狭くして頑丈に。
また、竹の繊維は縦方向に細かく走っているので縦方向の引っ張りには非常に強く、中が空洞になっているという構造も折れないための進化。
繊維が力を逃がすように伸縮するので非常に丈夫に出来ているんですね。
しかも中が空洞で軽量化に繋がっているので自身の重さに耐えかねて折れるというリスクも無くしているとか。
という事で1問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから