カズレーザーと学ぶ HSP70入浴法で基礎体温アップのやり方
24年1月23日放送の「カズレーザーと学ぶ」ではHSP70で免疫力を上げる入浴法を解説という事で簡単にまとめてご紹介。
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基礎体温
解説は修文大学の元教授でHSPプロジェクト研究所所長の伊藤要子先生。
現代人は低体温の傾向が強くなっており、例えば日本人でも50年前のデータでは平熱が37度ぐらいあったという時代も。
体内で起こる様々な反応(=代謝)は酵素の働きによるもので、その酵素が一番よく働く温度が大体37度付近。
となるとこの最適温度帯から離れるにしたがって体の活動全体が弱まって疲れやすくなったり、病気にかかりやすくなったりという悪影響。
人間の体温を上げるために必要な熱はその6割近くが骨格筋が担っているもので、
要するに現代人は昔に比べて筋肉量や身体活動が減っているという意味でも。
テクノロジーの発達でどんどん動かなくなっている現代人なのでこの傾向は今後さらに悪化していく可能性も。
スポンサーリンク体温を上げるには?
となると運動を行って筋肉を増やせばこの問題は解決するわけですが、体温の素となる熱を上手く利用する事で基礎体温は上げる事が出来るというのが伊藤先生のアドバイス。
脳の中央部には体温をコントロールする機能を司る視床下部という部位があり、ここを上手く活性化させることで体温を上げる事も可能に。
運動によって熱を作り出すという方法の他におすすめなのがお風呂の熱をもらって基礎体温を上げるという方法でつまり入浴によっても基礎体温が上げられると伊藤先生。
また、多くの生物に備わっているHSP(ヒートショックプロテイン)70は熱ストレスによって増加する性質があり、傷付いたたんぱく質を修復してくれるストレス防御たんぱく質。
これを増加させると体のメンテナンスが進むという事で基礎体温を上げるHSP70入浴法のやり方は次の項目で。
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そこで紹介されたのがHSP70入浴法。
やり方は簡単で肩までお湯につかって全身浴で体を温め、舌下で体温を測った時に入浴前よりも1.5度上げるのが目安。
- 42度設定 → 10分入浴
- 41度設定 → 15分入浴
- 40度設定 → 20分入浴(夏は10~15分)
さらにお風呂から上がったら体温37度前後をキープして10分保温。
室温は23~25度に設定し、厚着になり、足元が冷えやすくなるので足の保温は特に要注意。
保温にあたっては汗が出るので常温や温かい飲み物で水分補給を絶対に忘れないように。
暑いので冷たい飲み物を飲みたくなるのをグッとこらえて10分間だけは温かい飲み物で。
こうする事で入浴から2日後にはHSP70の増加がピークに達して筋疲労などを改善する効果も。
頻度は1週間2回のペースで行うのがおすすめ。
長時間にわたって長風呂をするという人は上記のような湯温設定でも体が熱に慣れてしまっている可能性もあり、そうなると熱ストレスが加わらないのでHSPが増加していないかもしれないと伊藤先生。
その場合には体温をしっかり測って1.5度アップしているかどうかを基準にしっかりチェックを。
温度が43度以上になると細胞がどんどん死んでいくというデータもあるので、熱すぎる設定にするのも当然ながらNG。
以上、カズレーザーと学ぶからHSP70入浴法についてでした。