鳥が朝鳴くのはなぜ?声が通りやすいから チコちゃん
24年4月5日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ鳥は朝によく鳴く?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】杉本哲太、SHELLY
【VTRゲスト】庄司智春
なぜ鳥は朝によく鳴く?
1問目の出題は、
なぜ鳥は朝によく鳴くの?
チコちゃんの答えは、
声が通りやすいから
解説は立教大学の上田恵介名誉教授、立命館大学の西浦敬信教授。
鳥が鳴いているのはお互いのコミュニケーションのために鳴いているわけですが、地鳴き(じなき)と呼ばれる普段使いの声の時はかなり地味な音。
この地鳴きは警戒を発するケースで使われたりするので人間からするとちょっと耳障りな音も含まれていたり。
一方で春先の繁殖期になると大きな声&高い声に。これがいわゆる鳥のさえずり。
オスの求愛だったり、ライバルのオスを縄張りから追い出すために使われる春のさえずりは人間の感覚からするとメロディアスといった印象。
こういった特徴的な声を遠くまで届かせようとすると、風が穏やかで木の葉の音がしにくく、温度が低くて虫の声がしにくい時間帯がベストタイミング。
また、声の通りやすさは大気中の水分量にも強く影響されるそうで、空気が温められると多くの水蒸気を蓄えられるという性質に注目すると、暖かい昼間は大気中の水分量が多い状態に。
こうなると音が水分に吸収されて音が遠くに届きづらくなるという原理。
一方で日が落ちて気温が下がると蓄えられる水蒸気の量が減るので大気中の水分量が減少。こうなると音が水分に邪魔されないので遠くに届くというわけ。
静かな時間帯に鳴けばそれだけ声が通りやすい事を鳥たちは本能的に知っているそうですが、夜は活動しても効率が悪く、鳥たちのお休みタイムになっているので夜は鳴かず。
番組ではいつも奥様の名前を叫んでさえずっているという事で庄司智春に協力してもらって実験。
周囲の雑音に邪魔されづらい広い畑のある埼玉県鴻巣市で「ミキティー!」をかましてもらうと、
お昼12時の気温12度の時は0.8km(800m)が限界。
何度も叫んでいたので近くの農家さんが気になって出て来てしまう事態に。
という事で1問目は以上。
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