カズレーザーと学ぶ マイトルを増やすマイトルビンでシミしわ・白髪を改善?
24年4月23日放送の「カズレーザーと学ぶ」ではシミしわ・白髪の改善に重要なマイトルの増やし方などを解説という事で簡単にまとめてご紹介。
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マイトルとシミしわ
解説は学習院大学の柳茂教授。
紫外線がシミしわの原因になるというはもはや常識となっていますが、それは紫外線が肌の細胞にあるMITOL(マイトル)を壊してしまうから。
マイトルとはミトコンドリアの重要な酵素の事で、体内でエネルギーを作り出す際に働くミトコンドリア細胞の融合と分裂をコントロールするような役目。
エネルギーを作り出す際にはミトコンドリアの融合を促進し、そうでない時はマイトルが減少してミトコンドリアを分裂させて休眠状態に。
ところがここに紫外線が当たるとマイトルが壊れてミトコンドリアは強制的に分裂。さらに紫外線の影響でミトコンドリアがどんどん細分化されていってしまい、融合してこそ効率的なパワーを発揮するミトコンドリアが力不足に。
そこで有害な活性酸素が発生してしまい肌のコラーゲンやエラスチンといった組織を攻撃して肌の老化に繋がるという原理。
マウス実験では人工的にマイトルを無くしたマウスの皮膚のしわが深くなったり、
このマイトルは加齢と共に減っていくのが普通なので老化の原因に。
スポンサーリンクマイトルを増やすには?
柳先生の研究では加齢とともに減って行ってしまうマイトルを細胞が新たに作り出す力を強化するものとして漢方薬に着目。
140種類以上の栄養素を試した結果今のところトップ2とされるのが「オウレン」「オウバク」の二つ。
これらに共通している成分が「ベルベリン」でこれを含む水をマウスに摂取させるとシワが減少したり、漢方薬のオウレンを摂取した男性のケースでは服用後に髪の根元部分が黒くなるという変化。
ただしオウレン、オウバクは医薬品の扱いで有効成分と考えられているベルベリンはそもそもの体への吸収率が0.3%程度とかなり低く、大量に摂取すると便秘や胃もたれといった副作用を引き起こすので現時点ではこれらの漢方薬やベルベリンでシミしわ・白髪改善を行うというのは現実的ではないと柳先生。
そこでベルベリンが体内に吸収されて肝臓で変換されて生じる「マイトルビン」の成分がカギに。
ベルベリンがマイトルビンに変換される事でマイトルを増やすのであれば、変換先のマイトルビンを摂取してしまえばいいという考え方で研究が進んでいるそうですが、今のところマイトルビン自体の副作用がどう出るのか?全く分かっていないのでマイトルビンをガンガン摂取するというのは非常にリスクのある行為。
さらにマイトルビンを含む食材についての研究やマイトルビンを含むサプリの研究なども同時に進んでいるので2024年中に成果を発表できるかもと柳先生。
以上、カズレーザーと学ぶからマイトルとシミしわ・白髪についてでした。