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主治医が見つかる診療所で紹介!しびれ外来の名医が警告する肩こりと「かくれしびれ」の関係性。予防ストレッチのやり方は?


19年5月23日放送の「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系)ではしびれ外来の名医が「かくれしびれ」の基礎知識について紹介。「えっ!?まさかこんな症状が?」という日常生活のちょっとした不調や肩こりが将来的に歩けなくなったりという怖いしびれにつながるという事で、そこにつながるかくれしびれについて知っておきましょう。また、かくれしびれを予防する簡単なストレッチについても合わせてご紹介。

日常生活でついやってしまいがちなアレ。実はリスクの高い行為だったって皆さんご存知でしたか?

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そもそもしびれとは?

まずは基本となる「しびれ」の説明についてですが、

人間の体には全身に神経が張り巡らされており、その神経が圧迫されたり傷ついたりする事によって起こる症状が「しびれ」。

その他にも脳や内臓の異常によって起こる場合も。

というのが基本的な情報。

しかし、ここで問題になるのが「かくれしびれ」という怖い状態。

これはしびれの症状が出ているのに気づかない事で、既に神経が傷つき始めてしまっている状態を指します。

「しびれを感じないからといって若い方も安心はできません。かくれしびれを放っておくと本当のしびれになってしまう可能性があります。」

そう警告するのは茨城県日立市にある聖麗メモリアル病院のしびれ外来のトップは脳神経外科の遠藤聡脊椎センター長。

しびれ治療の手術を年間100例以上こなす、しびれのスペシャリストですね。

一度傷ついた神経は完全に元に戻る事はないので、最悪のケースでは一生しびれが残ってしまう事もあるそうなので早めに症状に気付く事が大事になってきますよね。

ではかくれしびれのサインとは一体どのようなものがあるのでしょうか?

「えっ!?こんな事が?」なんて事もあるのでしっかりチェックしておきましょう。

かくれしびれのサイン

その1.「いつまで経っても肩こりがとれない」

これまで大きな病気をした事が無く、健康的な生活を送っていたものの、最近気になるのがいつまで経っても取れない肩こり。

そのうち治るだろう。と放っておいた所、ある日・・・

手に強いしびれを発症。

さらに症状は進んでカバンを持ち上げられないようにまで症状が進行。

慌てて病院に向かうと手だけではなく全身にしびれが残る可能性のある首の病気「頚椎症」という診断を受けます。

この病気を実際に発症した患者さんによると、マッサージなどを受けるとその時は一時的に楽になるもののその場限りで、時間が経つとすぐにぶり返してしまうしつこい肩こりだったとか。

しびれが首→肩→両足→足首→指先と徐々に体の下の方へ、先端へと広がって行ったと当時を回想。

その2.「以前に比べてモノを落とすことが増えた」

以下はある患者さんが実際に体験したお話。

不意にモノを落としてしまう事が頻発するようになり、それでも「気のせいかな?」と放っておいたところ、遂に手のしびれを発祥。

モノが掴みづらいと感じる事もあるようで、手の疲れかな?という程度の認識だったとか。

さらに、指の爪が割れている事にも全く気付かないという出来事もあって「流石にこれはおかしい・・・」と病院を受診したと実際の患者さんのコメント。

病院で診断を受けた所、手が動かなくなるかもしれないという手首の病気「手根管症候群」だと判明。

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その3.「普通に歩いているのにスリッパが脱げやすい」

コチラも実際の症例を基にしたお話。

頻繁にスリッパが脱げるという出来事に「年のせいかな?」と気楽に捉えていると、ある日、腰と足に歩けなくなるほどのしびれを発症。

病院で診断を受けると将来歩けなくなるかもしれない腰の病気「腰部脊椎管狭窄症」という宣告。

肩こりとしびれ

肩こりとしびれの関係性について遠藤聡医師は、

「肩こりというのはですね、首だったり肩だったり背中だったりの筋肉が慢性的に緊張してしまっていて、こわばってる状態なんですね。実はですね。それが慢性的に続くとですね、首の骨を押しつぶす方向に力が働いてしまって。」

「首の骨の中にはですね、大事な神経が入ってる。それが変形によって圧迫されると神経の障害となって現れてしまうと。」

肩こりを長期間放っておくと首の骨の変形を招いて神経を大きく傷つける危険性があるという遠藤聡医師の警告ですね。

しびれを生む危険な習慣

ここではしびれを招く危険な生活習慣について見てみましょう。

その1.「お酒を飲んで眠る」

手枕で寝てしまうと腕周りの神経が圧迫されてしびれを感じるそうで、通常の状態であれば自然に気づいて寝返りを打つことでしびれを回避できるのですが、お酒を飲んでいると感覚が鈍ってしびれを感じ取れなくなるとか。

ソファや床で手を枕代わりに寝入ってしまったりという事をしょっちゅう行っていると、そこにお酒が加わる事でしびれを招いてしまうんですね。

その2.「足にピッタリの靴」 

遠藤聡医師「最悪の場合は歩行困難になってしまう事もあるんです。」

特に革靴のような硬い素材の靴だと足の甲にある神経を傷つけるリスクがアップするそうで、そうなると足首のしびれが起こって歩きづらくなるように。

履いているうちに足がむくんでしまい、足の甲にある神経を圧迫して悪影響が出るんですね。

その3.「上を向いて首の前を伸ばす」

「最悪の場合は首から下全部がしびれてしまう可能性があるんです。」と遠藤聡医師が警告。

上を向くという行為は首にかなりの負担をかける行為で、これによって首の神経に傷がついてしびれを発症するとか。

遠藤聡医師「実際にしびれ外来に来る患者さんは首に少しでも問題があった場合には『絶対に上を向くな。』と私は言っております。」

頭の重さは大体5kgほどでボーリングの球の重さとよく表現されますが、その重量が首に集中しがちな上を向くという行為。私たちが思っているよりかなりリスクのある動きなんですね。

空を見上げる時は寝転んで見るのが理想的と遠藤聡医師のアドバイスですが、どんな場所でも寝転べるかというとそうではない状況がほとんどですので、その場合は首の後ろを両手で支えるようにして手で椅子のヘッドレスト代わりをする事で首の負担を大幅に減らす事が出来るのだとか。

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札幌禎心会病院 脳疾患研究所所長で脳神経外科が専門の上山博康医師は、

「しびれが慢性的になってくると、感じる方も鈍くなるので、本来ビリビリしびれてるハズの末梢神経に悪い状況があるのに感覚が鈍くなるから、それでかくれしびれという形になっちゃう。」

秋津医院院長で循環器内科が専門の秋津壽男医師は、

「我々、同じ姿勢を長く続けると筋肉が固まる。筋肉が固まるとそれに引っ張られて骨もズレるんですね。そうすると骨のすき間を通っている神経に障害が起きるんです。で最近一番多い姿勢が実はスマホとパソコンなんですね。テレビ見てる時にずっと同じ姿勢で2時間見る人はまずいないです。けどもパソコンだったら下手したら3~4時間動かなくなる。スマホでも。そういうのが良くない。」

さらには、正座や肘をぶつけた時などのいつもの感じでしびれるのであれば一時的なものなので問題ないものの、一番注意すべきなのはいつもと違う。どんどん進行する。という状態との事。

また、体の神経の症状は左右が別々に分かれているのが特徴で、全身のしびれが一気に進む事はまずないそう。大抵の場合は悪いしびれの場合は体の半分(片方)に起こるという点も覚えておくべきだそう。正座だと両足が同時にしびれるのが普通ですよね?それはむしろ自然な状態だそう。

そしがや大蔵クリニック院長で内科・リウマチ科が専門の中山久徳医師は、

「しびれというのは色々な原因で起こってくるんですけれども、実は神経に栄養を運んでいる血管に問題があっても起こって来るんですね。例えば糖尿病のような生活習慣病だったり、全身の慢性的な炎症性疾患があるような方はそれの合併症である可能性もあるので早めに医療機関を受診した方がいいですね。」

かくれしびれ予防ストレッチ

では自宅で簡単に出来る、遠藤聡医師監修のかくれしびれ予防ストレッチのやり方についてご紹介。

スマホやパソコンなどを使っていて同じ姿勢が続くという場合にオススメとの事。

まずは首のストレッチから。

そのやり方は、

  1. 首の骨の横辺りを両手で押さえる主治医が見つかる診療所で紹介!しびれ外来の名医が警告する「かくれしびれ」とは?予防ストレッチのやり方は?遠藤聡医師監修
  2. ゆっくり顎を引く主治医が見つかる診療所で紹介!しびれ外来の名医が警告する「かくれしびれ」とは?予防ストレッチのやり方は?遠藤聡医師監修 その2
  3. 5秒間キープ
  4. ゆっくり戻す

たったこれだけ。

首を大きく動かすとそれだけでリスクになるのは既に指摘されていた通りですので、首を手でサポートしながらの小さな動きでも十分との事。

2つ目は腰のストレッチのやり方について、

  1. 椅子に座った状態で片足を両腕で抱える主治医が見つかる診療所で紹介!しびれ外来の名医が警告する「かくれしびれ」とは?遠藤聡医師監修の腰のストレッチのやり方
  2. 背中を伸ばしたままで自分のおへそを見るように下を向く主治医が見つかる診療所で紹介!しびれ外来の名医が警告する「かくれしびれ」とは?遠藤聡医師監修の腰のストレッチのやり方 その2
  3. 15秒間キープ

ポイントは背中を丸めない事。背筋はあくまで伸ばしたままでおへそを見る意識が大事です。

というわけで以上、テレビ東京系「主治医が見つかる診療所」で紹介されたかくれしびれの基礎知識とその予防ストレッチのやり方についてでした。

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