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ソレダメ紹介!体臭予防はニオイの種類(汗臭、ミドル脂臭、加齢臭、疲労臭)と世代ごとに変わる?学会の最新情報&カギはシャンプーや食べ物


19年6月5日放送の「ソレダメ!」では気になる体臭の科学的な予防法について大特集。種類別に、汗臭、ミドル脂臭、加齢臭、疲労臭に分けて世代別に出来る対策方法についての新常識をご紹介。そのカギは上手な汗のかき方、正しい頭と体の洗い方、ある栄養素という事ですがそれは一体何なのでしょうか?さらに学会で近々発表される予定でテレビ初公開という最新情報まで。

というわけで19年6月5日放送の「ソレダメ!~放送100回SP!ポッコリお腹消える?衝撃!年代別「体臭」解消法!~」(テレビ東京系)からまとめてご紹介します。

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三大体臭とは?

体臭のスペシャリストとしてゲストに招いたのが東海大学 理学部化学科の関根嘉香教授。

関根教授「世代によって臭いが違うという事が分かっています。それは三大体臭と呼ばれています。」

体臭は大きく分けて3つの世代によってタイプが全く異なっているんですね。となると臭いごとに対策法が異なるという意味でもありますね。

世代別にそれらを解説すると、

【10代半ば~30代半ばのニオイ=汗臭】

関根教授「汗臭は体全体、特に脇の下から強く臭いがしてきます。これは酸っぱい臭いがするのが特徴です。」

汗臭の発生原因については、

汗腺は体全体にありますが、特に脇の下に集中しているという事もあって、汗が皮膚に付いている細菌と反応する事で初めて酸っぱい臭いの汗臭になるんですね。実は汗だけでは本来は無臭というのはもはや常識ですよね。

代謝が活発で沢山汗をかきやすい若い世代に多いのがこの体臭。

【30代半ば~50代半ばのニオイ=ミドル脂臭】

30代半ばからは汗に乳酸が含まれるようになり、この乳酸を細菌がエサとして食べる事で主に後頭部から発生するのがミドル脂臭の特徴。

後頭部から主に発生するミドル脂臭なので「枕が臭い?」と感じる方は要注意。

その臭いは「使い古した油」や「チーズ」のような臭いと形容されます。

【50代半ば以上のニオイ=加齢臭】

不快な体臭の代表格と言っても過言ではないのが加齢臭。

加齢臭は耳の裏から多く発生すると言われていますが、実際は耳の裏だけではなく、胸・お腹・背中などからも多く発生していると関根教授。

加齢臭の発生原因は、

皮膚の潤いを保つために皮脂腺から皮脂が多く分泌されていますが、それが50代半ばを超えてくると皮脂の成分が変わり酸化しやすくなるんですね。

皮脂が酸化した時に発生するのが「枯れ葉」や「古本」のような臭い。これが加齢臭の正体というわけですね。

歳を重ねるにつれて少し前は無臭だったという人でも段々と体臭がキツくなり出すというのも曲者。

自分の体臭は自分自身では分かりづらいという事もあって「自分は大丈夫。」とタカをくくっていると、実は他人から「臭い。」と思われているかもしれませんよ?

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三大体臭の対策法

まずは【10代半ば~30代半ばのニオイ=汗臭】の対策法から。

50代半ばになると汗臭が無くなるわけではないので若い世代以外も要チェックです。

汗臭の最大の対策は「サラサラ汗をかく」という事。

これは汗腺が正常な場合。本来人間のかく汗はサラサラしていて無臭なのが基本。

しかし、汗腺の働きが悪くなってくるとネバネバ汗に変化。

このネバネバ汗が汗臭の原因になります。

関根教授「これはミネラルを多く含んでおりまして、乾きにくいんですね。それとですね、皮膚にいる常在菌を繁殖させやすくしますので汗臭の原因になりやすいです。」

つまり、日頃からサラサラ汗をかく習慣をつける事が大事になるわけですが、

関根教授「実は汗腺というのは使わないと衰えてしまいます。ですから普段から運動をして汗をかいている方は問題ないんですけども。」

ネバネバ汗の原因として関根教授が挙げたのが、

  • クーラーに長く当たっている
  • 普段から運動をせず汗をかく習慣が無い

という2点。

汗臭さを防ごうと日頃から汗をかかないように気をつけていると逆に汗臭くなってしまうという皮肉ですね。

続いては【30代半ば~50代半ばのニオイ=ミドル脂臭】の対策。

それはシャンプーのある工夫で防げるとの事ですが、それが、

ブラッシングしてからシャンプー

関根教授「シャンプー前にブラッシングをしますと、髪や頭皮の汚れが浮き上がり、落としやすくなります。ですのでシャンプーの効果が上がるんですね。」

髪全体にくしをかける方法でブラッシングするのがベストですが、手ぐしで髪をかき分けるだけでも十分に効果が期待できるそう。頭皮マッサージっぽく行うのも良いとか。

これから髪を洗うのにわざわざ髪型を整えるという人は少なそうなので、これは意外な対策法ですよね。髪を整えるという意味ではなく、汚れを浮かす為と心得るのがポイント。これからは入浴前に頭全体を入念にブラッシングするのがオススメ。

そして入浴中にシャンプーをする際には髪をすすぐのが第一段階。

この時にポイントになるのが、

シャワーの角度

シャワーの水流が頭皮に対して真っ直ぐ当たるように意識すると毛穴の中の汚れが浮き上がってしっかりと洗い流されるようになるとの事。

後頭部や襟足、もみあげなど頭の各部分にシャワーの水流を真っ直ぐに当てて丁寧にすすぐのがポイントです。

さらにミドル脂臭をバッチリ防ぐ為のシャンプーの順番もあるそうで、それが、

  1. 襟足
  2. もみあげ
  3. 前頭部(生え際)
  4. 後頭部
  5. 頭頂部

頭頂部から洗うという人が多いと思いますが、襟足部分はサラッと流しているだけという人が多いのが実情。

疎かになりがちな部分から洗い始めるのがポイント。次にもみあげが来ているのもそういう理由です。

全体的にしっかりと頭皮をマッサージするようにして洗いましょう。

そしてシャンプーの正しい流し方は、

順番は先ほどと同じで、

  1. 襟足
  2. もみあげ
  3. 前頭部(生え際)
  4. 後頭部
  5. 頭頂部

すすぐ時と一緒でシャワーの角度は頭皮に対して真っ直ぐ。

頭頂部にだけシャワーをかけて、あとは流れる水に沿って洗っているだけだと自分ではしっかり洗えているつもりでも実は泡が頭皮に残ってしまいます。

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そして仕上げに髪の拭き方。

タオルで髪をただ何となく拭くのではなく、タオルを頭に被せた状態で指を立てて頭皮をしっかり拭く意識が大事。

こうすると頭皮にどうしても残ってしまった汚れや泡をタオルで拭きとる事が出来るんですね。

そして最後に【50代半ば以上のニオイ=加齢臭】の対策法。

ポイントはボディソープを使った体の洗い方。

でも一番のポイントは優しく洗うという点。

というのも、皮脂を落としすぎると必要以上の皮脂が分泌されてしまうからです。

関根教授「皮脂というのはそもそも無ければならない成分なんです。肌を守ってくれています。でもこれをゴシゴシ洗って落としすぎてしまうと皮脂の分泌が余計に増えまして、実は加齢臭対策としては逆効果になってしまいます。」

ですから正しい体の洗い方は、石鹸でフワフワの泡を作って手の平を使って優しく洗うのがオススメ。

洗った感が強いナイロンタオルなどを使うのは精神的にはスッキリするかもしれませんが、特に年齢が経てくるとNG。

関根教授は圧倒的に手を使って洗う方がオススメだとか。

さらに加齢臭対策に効くある果物があるそうで、それが、

カシス

カシスに多く含まれる抗酸化物質のカシスポリフェノールには皮脂が酸化するのを防ぐ働きがあるとの事。

特にカシスポリフェノールなどの抗酸化物質は他の果物に比べて体内に留まりやすいという性質もあるので加齢臭対策にはオススメ。

カシスそのものだけではなく、カシスジャムでもOKで、粉末状のカシスであれば1日にスプーン1杯を目安に摂ると効果が出るそうです。

第4の体臭 疲労臭

さらには最新研究によって、これらの三大体臭の他に第4の体臭がある事が分かっており、その臭いは洗っても落ちないという厄介な体臭だとか。それが、

疲労臭

その臭いの正体は、

アンモニア臭

しかも臭って来るのは体全体なんですね。

その臭いの原因は、

  • 肉体的な疲れ
  • ストレス
  • 便秘

などで、主に肝機能が低下する事で疲労臭が発生すると言われています。

疲れやストレスを感じる機会が多い30代半ば~50代半ばに多く発生する傾向があるとの事。

疲労臭の発生メカニズムについては、

オルニチン回路(尿素回路)がキーポイント。

これは体内に発生する有害なアンモニアを「アンモニア→シトルリン→アルギニン→尿素」と変換して無毒化する作用の事を指します。

肝機能が低下するとこのオルニチン回路(尿素回路)の働きが弱くなるので、処理しきれなくなったアンモニアが血液に乗って体中をかけ巡り皮膚から外へ、アンモニア臭=疲労臭となって現れてくるんですね。

番組では関根教授が開発した腕時計型疲労度センサーの「お疲れインジケーター」で番組出演者を実測。

オルテプラスラボという会社で一般販売もされているとアナウンスされているようですが、詳しい情報が出て来ないので詳細は不明。

とはいえ、このお疲れインジケーターを使用すると体から出てくるアンモニア臭に反応して色が変化し、薄い黄色い状態であれば問題ナシで徐々にオレンジ→ピンク→紫とアンモニア臭の量によってどんどん色が変化していくという器具。

結果は、NEWSの増田貴久さんが一人だけ紫という結果でストレスMAXの模様。

他には高橋真麻さんや田中美佐子さんも濃いピンク色でストレス多め。一番ストレスが無いという結果が土屋アンナさんとなりました。

NEWS増田さんはまだ32歳という年齢ですが、疲労臭がしっかり出ちゃってるんですね。

「まだ若いから疲労臭は大丈夫。」と思い込むのは危険ですね。

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疲労臭の対策は?

厄介な疲労臭の効果的な対策については、

  1. 十分な睡眠
  2. シジミやしめじのオルニチン摂取

の2つのポイントが肝。

関根教授「睡眠不足になりますと疲労がたまってしまいます。そうしますと先ほどのオルニチン回路の回転が遅くなってしまうんですね。ですので疲労臭が発生しやすくなりますので十分な睡眠で疲れをとるのが大事かと思います。」

さらには、シジミやしめじに含まれるオルニチンの成分がポイント。

オルニチンを摂取する事で回路が上手く回る手助けになるそう。オルニチンによって肝機能が改善されてアンモニアの発生を防げるように。食品だけではなくサプリメントで摂取するのも良さそうですね。

そしてここからは今後の学会で発表予定でテレビ初公開という最新情報。

疲労臭の元となるアンモニアの発生を防ぐ食べ物があるという事ですが、それが

ラクチュロース(ミルクオリゴ糖)

このラクチュロースはオリゴ糖の一種でミルクオリゴ糖とも呼ばれ、これは胃で消化されずに腸まで直接届くのが特徴。

すると、腸内で善玉菌のビフィズス菌を増やす作用があり、その結果としてアンモニア臭を減らす効果が確認できたとか。

このラクチュロースが含まれるヨーグルト、ドリンク、サプリメント、シロップなどはスーパーなどで売られていると関根教授。

森永乳業からは「毎朝爽快」、や森永乳業のグループ企業「クリニコ」の「ミルクオリゴ糖ラクチュロースシロップ」、サントリー「ラクテクト」などが製品として売られていますね。

Amazonの関連ページはコチラ「ミルクオリゴ糖ラクチュロースシロップ 500g」

という事でソレダメ!で紹介された体臭ケアに関しては以上。

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