第6回 NHK「チコちゃんに叱られる!」TOKIOの曲が番組中にかかる?
レギュラー放送化されて第6回を迎えたNHK「チコちゃんに叱られる!」。今回は一問目の疑問と関東圏で「チコちゃんに叱られる!」の直前に放送されている「首都圏情報 ネタドリ!」とちょっとだけコラボしたような始まり方。さらにNHKの番組で色々あったTOKIOの曲が番組中にかかるというシーンも。
番組のカテゴリーは「バラエティ、クイズ」という形式ですが、番組進行役であるチコちゃん(5歳)が投げかける日常生活の疑問に解答者が答え、間違っていると番組タイトル通りチコちゃんに叱られるという形は定番。
ということで、5月18日に放送されたレギュラー第6回の様子を詳しく見て行く事にしましょう。
スポンサーリンク目次
出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】かたせ梨乃、カンニング竹山
【VTR】鶴見辰吾、山西惇
チコちゃんの疑問その1
なぜ高齢者のことをシルバーというの?
ナレーション「なぜ高齢者のことをシルバーというのか?その背景には意外な物語が!」
直前の「首都圏情報 ネタドリ!」では「70歳代を高齢者と呼ばない」なんてテーマが放送されていたので、続けて観ているとちょっとコラボしているような感覚。
狙ったのかどうかは分かりませんが。
ともあれ、チコちゃんからの指名は「人生経験が豊富な大人ってだーれ?」
少しの間があった後、
僕いけますけど?と岡村さんが自ら挙手。
シルバー世代という言葉の一般的な意味について確認するチコちゃん。高齢の方やお年寄りの皆さんという意味合いがあるのは分かりますよね。
ここでチコちゃんの疑問、
なぜ高齢者のことをシルバーという?
白髪が出始めてくると白髪(はくはつ)で「シルバー」という連想の岡村さん。
早速、ボーっと生きてんじゃねーよ!とチコちゃんに叱られます。
チコちゃんの答えは、
たまたま銀色の布が残っていたから
岡村「訳の分からんことを。」
竹山「全然意味分かんないよ。」
解説は国語辞典をまとめる編集員、編さん者の飯間浩明さん。
英語のシルバーに高齢者という意味は無いとのこと。
1982年発行の三省堂国語辞典第3版にはシルバー(silver)の項目に高年、老人の用法が記載されていますが、
1974年発行の三省堂国語辞典第2版にはこのような用法の記載はナシ。
飯間さん曰くそもそも「シルバー」と「高齢者の」という意味を結びつけたのは国鉄(現在のJR)のシルバーシートがきっかけ。
1973年(昭和48年)の敬礼の日に登場した優先席の名前がその発端だったんですね。
ではなぜ優先席はシルバーシートと名付けられたのでしょうか?
当時、シルバーシートと命名した営業課長の須田さんと言う方がJR東海に在籍中とのこと。
JR東海とのタイアップで制作されたTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」(アンビシャス ジャパン!)がBGMで流れますが、電車ではなく自転車で品川にあるJR東海 東京本社を訪問するスタッフ。
竹山「JRで行きゃいいのに。」とツッコミ。
スポンサーリンクセキュリティがしっかりした応接室で待っているとそこに現れたのはまさにシルバー世代の紳士。当時の営業課長だった須田寛さんは今や相談役という肩書。
実はこの須田さんは、
国鉄が民営化された1987年からJR東海 初代代表取締役社長、
1985年からはJR東海 初代代表取締役会長、
2004年から現在までJR東海 相談役というおエライ方。御年87歳です。
ナレーション「気軽に電話しちゃいけない方でした。」
須田さん曰く「そうならざるを得なかった」というシルバーシート命名の起源。必然でケガの功名だったというのが須田さんの見解。
詳細については、
「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場 シルバーシート 誕生の夜明け」
1973年7月国鉄 旅客局営業課がその舞台です。
チコちゃん「来るわよ~。」このセリフが出たということは、
出ました!鶴見辰吾さん!
岡村「やっぱり。」
竹山「うわーすげー。」
岡村「よう出てくれはんのよ。」
もちろん主人公である須田寛 営業課長役ですね。
この当時、国鉄は低運賃や快適なサービスを提供する私鉄との戦いの真っ只中。
そこで打ち出した施策が少子高齢化に向けた高齢者向けサービス。
そのプロジェクトを担当した須田さんは何かインパクトや話題性が欲しいと考え、
敬老の日(9月15日)に合わせて新たなサービスを開始することに。
優先席の座席ごと新しくすることを提案する須田さん。
「課長。座席を作り変える予算なんてないですよ。」そう会議の場で返答するのはこれまた鶴見辰吾さん。
チコちゃん「二役~。」
当時は常に赤字財政が問題となっていた国鉄。
そこでせめて座席の色だけでもと工場へ電話で問い合わせる須田さん。
「そんな急に言われても無理ですよ。」電話口で返答するのはこれまた鶴見辰吾さん。
岡村「全部!」
チコちゃん「三役~」
チコちゃん「もう一丁!」
会議の出席者であるもう一人の登場人物も鶴見辰吾さんが演じます。
岡村「鶴見さんのPV(プロモーションビデオ)みたいなってもうて。」
なかなか結論が出ないで悩む須田さんですが、そこへ、
浜松工場に少しだけ残っている生地があるという吉報が。
それは色見本の242番。それがシルバーの色だったのです。
その生地は1973年当時の新幹線の座席に使われていた生地でした。
日本ではいぶし銀という単語もあり、さらにお年寄りには髪の毛が銀髪の人もいるということで、シルバーは悪くないチョイス。
岡村「かすった。かすりました。」髪の毛の色について言及していた岡村さんはこう主張。
席の名前について尋ねられた須田さんは、
「シルバーシートよ。」と大見得を切ります。もちろんカメラ目線。
スポンサーリンクということで1973年9月15日。シルバーシートが誕生。
最後は須田さん、職員A、職員B、工場長と全て鶴見辰吾さんの名前がクレジットされています。
この時に残っていた生地では座る部分しかまかなえず、背もたれの部分の色は元の色のまま。
その後、私鉄やバスにも広まり、シルバー=高齢者というイメージが一般に定着。
もしあの時別の色の生地、例えばオレンジが残っていたら、オレンジシート。黄色であればイエローやゴールデンなどになっていたかも。と語る須田さん。
ということで、結論は、
高齢者の事をシルバーというのはたまたま銀色の生地が残っていてシルバーシートになったから
「えーチコちゃんね。電車に乗る時アナタどういう席に座るの?どういう席が好きですか?」田原総一朗さんっぽいというか黒柳徹子さんっぽい問いかけの須田さん。
チコちゃん「私はすべての席がシルバーだと思っています。」
「放送前に自慢しちゃいそう」というかたせさん。
ピンクだとちょっと・・・という竹山さんや岡村さん。
ピンクシートだったら確かにねw
実は須田さんは1998年6月NHKの経営委員会委員長に就任もされていたそう。
岡村「え~仲良くしといたほうがいいんじゃないですか?」
黒柳徹子さんみたいな聞き方だった須田さんをイジるチコちゃん。
それでも最後は「聞き取りやすいですね。」「良い声だった。」と必死にヨイショする岡村さんとチコちゃんw
最後に注釈と補足。
優先席の対象者については、
「お年寄りや体の不自由な方」だけでなく、乳幼児をお連れの方、妊娠されている方、内部障がいがある方などに意味を拡大するために優先席・優先座席という呼び方に改称されたんですね。
スポンサーリンクオープニング
ここで改めてオープニング。
おなじみのカリキュラマシーンのテーマがオープニングテーマですね。
チコちゃんと岡村さんが手をつないでスタジオに走って入ってくる登場シーンは今回も省略。このまま無くなるんでしょうか?
チコちゃんと岡村さんによる短いオープニングトークも無くなったのはちょっとさびしいですね。
チコちゃんの疑問その2
なぜ一重まぶたと二重まぶたの人がいるの?
2問目はステキな目をしている大人ってだーれ?というチコちゃんの問いかけ。
一人しかいないという岡村さんはかたせ梨乃さんを指名。
「セクシーりの姉(ねえ)」と呼ぶチコちゃん。お気に入りの女優さんなのは特番時代にチコちゃんが言っていましたよね。
回答者の一重まぶたか二重まぶたかをチェックするチコちゃん。
特に竹山さんの二重は微妙ということで確認するりの姉と一同。
薄い二重。
岡村「決して男前の二重じゃないよね。」
チコちゃん「竹山のは元二重みたいな感じね。」
ということで、チコちゃんの疑問は、
なぜ一重と二重の人がいるの?
まぶたの脂肪の量が違うというりの姉。さらに遺伝説も唱えます。
さらにお腹の中で胎児が選んだというりの姉の答え。
ここでチコちゃんのボーっと生きてんじゃねーよ!が炸裂。
チコちゃんの答えは、
一重まぶたが二重まぶたのより進化したものだから
竹山「だから俺ですよ!全体的にはブサイクな感じだけど、俺お二人より進化しているんですよ。」
解説は東京医科歯科大学の田中博教授。
一重まぶたの人がいるのは世界中で日本・中国・韓国などの北東アジアだけ。
世界中のほとんどの人は二重まぶた。
ではなぜ一部のアジアの人たちにだけ一重まぶたが現れるのでしょうか?
これには人類の進化の過程に答えがあるそう。
人類の祖先であるホモ・サピエンスは毛深く、彫りが深く、二重まぶた。
アフリカで誕生したとされるホモ・サピエンスは約10万年前に大陸を移動。
その時、日本人の祖先の一部はシベリア方面へ向かったと言われています。
そして約7万年前、ある出来事が怒りますが、それが
氷河期
この時の氷河期は最終氷期と言われる期間で、およそ6万年続いたと言われてます。
その頃、氷河期を生き抜くために寒さに対応出来る体に進化していったのです。
これを寒冷適用と言います。
スポンサーリンク例えば、体毛で言えば、
毛が長いと汗や水蒸気が凍り付いて体温を下げてしまうために体毛は薄くなっていきます。体毛が濃いと温かいのでは?と思いがちですが、意外にも逆なんですね。
体格では、
手足は短くなり、身長も低く、小柄に。
顔の形では、
彫りの部分に雪が溜まるのを防ぐために彫りの深い顔から平べったい顔に。いわゆる「平たい顔族」ですね。こうすることで顔の表面積が減るわけです。
さらに、冷気の影響を受けにくくするために鼻は低く、鼻の穴は小さく。
そして真打、目についてですが、
二重まぶたでパッチリした目だと黒目の部分が多く露出するため、冷気の影響を受けやすく、凍傷にかかるリスクが。
そこで、寒さから眼球を守るために、まぶたに脂肪を蓄える構造に寒冷適用が進み、結果的に一重まぶたに変わっていったのです。
さらに蒙古ひだという目頭の皮膚も冷気に当たる目の表面積を小さくするために出来たと言われています。この蒙古ひだは二重まぶたの人にはあまり見られない特徴なんですね。
これが二重まぶたから進化していって生まれた一重まぶたの進化の過程。
ちなみに一重まぶたの人のまつ毛が下がっているのも、まつ毛がブラインドの役割をして寒さから目を守るためと言われています。
こうして一重まぶたになった日本人の祖先は2~3万年前に東アジアへの辿りついたのです。
寒冷適用したなごりとして、
日本人の約7割は一重まぶたと言われています。
田中教授によると一重まぶたは祖先が6万年続いた氷河期を戦い生き延びた証だとしています。
ここでビニールプールに水着を着て座る木村祐一さんのプライベート写真が登場。
チコちゃん「かっちょいい!」
久しぶりにチラッと本編に登場した木村祐一さんでした。
ということで、結論。
一重まぶたと二重まぶたの人がいるのは一重まぶたが二重まぶたのより進化したものだから
チコちゃんのまぶたについて尋ねる田中教授ですが、
チコちゃん「CGの中野さんによります。」の返答。つけまつげを着けたようなキラキラおめめに変身。
岡村「自由自在や。」
「テレビのリモコンを台本に挟んで現場に持って行った」というかたせ梨乃さんのおてんばエピソードをバラすチコちゃん。
かたせ「ちょっとうっかり。」
携帯と間違って持って行ったそうです。
最後に注釈。
一重まぶたと二重まぶたの人がいる理由についてはまだ解明されていない部分もあり、日本人の起源についても諸説あるとのことです。
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その3
ラッコはなぜ貝ばかりを食べているの?
「ウフっ。ウフっ。ウフフ。ウフフ」と笑い出すチコちゃん。
岡村「ご機嫌やん。急に。どうしたのチコちゃん、大丈夫?」
大人が困っている姿がおもしろいというチコちゃん。
3問目は実はこう見えて誰よりも動物を愛しているというとっても優しい心の持ち主ってだーれ?という指名。
竹山「意外とって俺しかいねーじゃねーかよ。」
お腹の上に石を載せて貝を割って食べる動物と言えばラッコですが、ここでチコちゃんの疑問、
ラッコはなぜ貝ばかりを食べている?
貝の中の毒素を取り込まないとラッコは生きていけないという答えの竹山さん。
さらに「見た目はかわいいけど、抱っこしたらすげぇクサい」と言い出してます。
ラッコの体内の毒素でクサいということだそうです。そしてその毒素を中和するために貝を食べているという理論のよう。
チコちゃん「それを勝手に探偵の番組にハガキ出していってらっしゃい。」と探偵ナイトスクープをイジルチコちゃんw
竹山「他の番組、NHKで言ってんじゃないよ!」
「実はめちゃめちゃ簡単な答えの場合がある」という岡村さんのアドバイスがここで。
ということで「貝が大好物だから」という答えを採用。
残念ながら、ボーっと生きてんじゃねーよ!を食らう結果に。
チコちゃん「いちかばちかを今使わないの。」とお叱りw
というわけで、チコちゃんの答えは、
泳ぎが下手だから
この答えを聞いて盛り上がる出演者一同ですが、
チコちゃん「ちょっと待って。貝の毒の話はいいの?」
岡村「そんなのは無い話です。」と誤魔化す岡村さん。
「海の動物まで知っているなんてチコちゃんすごいね。」と棒読みの佐藤克文教授は東京大学の大気海洋研究所で海の動物の生態を研究している研究者。
世界的な雑誌であるナショナルジオグラフィックで賞を受賞したこともある方です。
佐藤教授によると、ラッコの体型は頭の形が丸く、手足の指は5本。
足が出っ張って位置しているために水の抵抗が大きくて泳ぐのには不向きです。
イルカのような流線型の形をした動物では泳ぎに適した形と言えますが、それとは異なる形のラッコ。
スポンサーリンクさらにラッコは息を止めていられる時間も短いのです。
ラッコと似た体格のコウテイペンギンの平均潜水時間はおよそ6分。
それに対して、ラッコは1分~2分とかなり短いのです。
ラッコは泳ぐスピードも潜水時間も短いので素早く動く魚を捕まえるのは苦手なんですね。
だから動きの遅い貝類やウニを主食としているのです。
では、海で暮らしているのに泳ぎが下手なのはなぜでしょうか?
それはクジラやアザラシといった他のほ乳類に比べて海に進出して行ったのが遅い新参者という佐藤教授。
例えばクジラ類の海への進出は5500万年から5000万年前。
アシカ・アザラシなどのききゃく類は2800万年から2600万年前。
ではラッコはというと、
500万年から400万年前。
そんなラッコの祖先は元々陸上で暮らしていたイタチの仲間。捕食者から逃れるために海へ進出したと言われています。
「ちょっと陸への未練があるのかも」という佐藤教授。
それでも海で生き抜くためにラッコも様々な努力をしています。
例えば、
1日2~3時間の毛づくろい。
ラッコは毛づくろいで毛の間に空気をためて、浮き輪代わりにしてプカプカ浮かんでいます。
他には、
海藻にぐるぐる巻きになる行為。
これはお気に入りのエサ場から沖へ流されないように海藻を巻きつけて体を海面に固定しているのです。
泳ぎでは勝負にならないということで道具や環境を使って色々な工夫をしているんですね。
ということで、
ラッコが貝ばかり食べているのは泳ぎが下手だから
チコちゃんは泳げるようになったかな?という佐藤教授の問いかけには、
チコちゃん「世間の荒波を泳いでおります。」
岡村「5歳のくせに。」
ラッコは賢いのかアホなのかよく分からないという見解の岡村さん。
ここで塚原愛NHKアナウンサーから補足情報。
貝やウニが主食ですが、カニやイカの他にも泳ぎが遅い魚も食べているとのこと。
塚原「他の海で暮らすほ乳類も栄養価の高い貝類やウニは食べたいと思っている。でもやはり硬い殻に覆われて自分たちで割る事が出来ないのでラッコは特権を持っていると。」
チコちゃん「正確には、『他の魚も貝類を食べたいと思っていると思われる』だけどね。」と訂正するチコちゃん。
塚原「失礼しました。」
ここで最後の補足。
ラッコが貝を食べるのは冷たい海で体温を維持するために栄養価の高い貝類を好んで食べるという説もあるそうです。
ここでミニコーナーのにらめっこが再登場。
「にらめっこしましょ。あっぷっぷ!」のチコちゃんのかけ声の後に、チコちゃんが変顔披露。
7秒ほどの非常に短いコーナーですね。
今回は厚化粧を披露するチコちゃん。
5月4日に放送されたレギュラー第4回 GW(大型連休)拡大SP以来ですが今後もちょくちょく差し込まれるんでしょうか。
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その4
福神漬けって何の漬物?
4問目はカレーライスが似合う大人ってだーれ?という問いかけ。
「チコちゃん」と逆指名のかたせ梨乃さん。初のパターンですねw
そんな流れでかたせ梨乃さんがそのまま答えることに。
カレーライスはお好きというかたせさんですが、
カレーライスの付け合せについてくる福神漬けについて、
福神漬けって何の漬物?
というチコちゃんの疑問。
「分かんない」とギブアップのかたせさんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と一喝。
そういえば第5回のエンディングのチコちゃん言葉は「福神漬けを漬けないといけないから帰ります。」でしたよね。
一般の方へのインタビューでは日乃屋カレーでカレーを食べるお客さんに疑問を問いかけています。
ナレーション「なんだかわからないものを食べるだなんて。」
ここで突然登場したのは俳優の山西惇さん。
テロップでは「なんだか分からないものを食べる人」という紹介で再登場の山西惇さん。
5月4日に放送されたレギュラー第4回 GW(大型連休)拡大SPでは東北地方名産の漬物であるちょろぎを食べていた山西さんですが、今回は福神漬けを食べています。
山西さんも福神漬けについては「わかんないです。」という答え。
ナレーション「まさにボーっと生きている状態。」
ということでチコちゃんの答えは、
福神漬けは10年の歳月をかけて辿りついた黄金の7種類の野菜の組み合わせ
岡村「そんな大層な?」
解説は東京家政大学の宮尾茂雄教授。漬物グランプリの審査員長も務める漬物の研究者です。
BGMはフジテレビのドラマ「ガリレオ」のオープニングテーマから。
宮尾教授は福神漬けを一つ一つ丹念に選別していきます。
宮尾教授「これ、なすって言ったっけ?」などと途中でこんがらがったりしながらも最終的には、
だいこん、なす、きゅうり、れんこん、しそ、しょうが、なたまめ
基本的には7種類の野菜。
この7種の野菜を入れるのが福神漬けの暗黙の掟という宮尾教授。
そこでこの福神漬けの元祖と言われる東京、上野の酒悦(しゅえつ)というお店へ。
店頭や店内には「元祖福神漬」と堂々と暖簾がかかっています。
福神漬けの生みの親は15代目 野田清右衛門さんという方。明治10年に考案したものだとか。
当時、漬物と言えば塩漬けが主流で醤油で作った漬物は珍しかったそうです。
ちなみにご飯のお供、のりの佃煮の開発者でもあるのが野田清右衛門さん。
オリジナルのレシピでは、
しそ、なたまめ、だいこん、なす、れんこん、うり、かぶ
の七種。
その美味しさに感動した当時の人気作家、梅亭金鵞(ばいていきんが)が七つの野菜が入っていることから七福神になぞられて福神漬と命名したと言われています。
当時はご飯のお供として全国で大評判に。
野田清右衛門さんの功績を称える石碑まで建てられるほど。石碑には「福神漬発明者」としっかり彫られています。
ではカレーとの出会いについてですが、
舞台は大正時代の日本とヨーロッパを結ぶ大型客船である伏見丸の食堂。
人気メニューだったカレーにはインドや東南アジアでカレーに添えらえるチャツネが付け合せでついてきていました。
その際、チャツネが切れた時の代用品として福神漬けを付け合せに。
するとこれが大評判に。
辛いカレーに甘い福神漬けがベストマッチしたわけですね。
醤油漬けでは本来茶色い福神漬けになるのが自然ですが、現在多くみられる赤い福神漬けはチャツネの赤い色に似せて作られたものと言われています。
ということで、
福神漬けとは黄金の7種類の野菜の組み合わせ
福神漬け派からっきょう派か尋ねる宮尾教授ですが、
「イマイチなときはトマトジュースをかける」というグルメなチコちゃん。レストランの味になるそうです。
スポンサーリンク実はカレーライスにらっきょうも福神漬けも使わないというチコちゃん。
「昔はウスターソースをかけたわね。関西だけかな?これ」と一言。
関東ではウスターをあまり使わないという見解のチコちゃん。
竹山「チコちゃんは基本的に関西のおっさんなの?関西なまりだよね?完全に。」
チコちゃん「関西の“ノリ”。」
関西出身については完全否定のチコちゃん。あくまでノリだとのこと。
「今日は特におっさんノリが出てしまっている。」という岡村さんと
「おじさんにしか見えなくなってくる。」という竹山さん。
チコちゃんがノッてくると関西のおっさん風になるという岡村さんの分析。
竹山「友だちの2丁目のバーで遊んでいる感じになる」
チコちゃん「オネエじゃないわよ!」
料理は得意と言うチコちゃんは名前入りの包丁を持っているそうです。
ひだまりの縁側で・・・コーナー
ここで視聴者からのお手紙を紹介するコーナー。
「岡ちゃん」とチコちゃんが初の呼び方をしています。
おたよりがどんどん届いているみたいですね。
ここで登場するのは江戸川の黒い鳥、キョエちゃん。
チコちゃん「キョエちゃんね。賢いね。キョエちゃん。」
フェイントをかけながらキョエちゃんの口ばしからハガキを抜き取る岡村さん。
バカーと鳴きながら羽をパタパタするのも定番のアクション。
おハガキは三重県の阪本いつ江(5さい・実質67才)さん。
メッセージの内容は、
「以前にも視聴した覚えがあります。」という不思議な文章が出てきたりしていましたが、
昨年、今年と二人のお孫さんに恵まれたそうで、お孫さんからの質問攻めにあった時には頑張っていきたいという内容。
最後は「健康とご多幸をお祈り致します。」で結ばれたおたより。
チコちゃん「すごい乾杯のあいさつみたいになっちゃった。」
ここでチコちゃんがエピソード披露。
友だちの子どもと一緒にご飯を食べていたらグラス割っちゃった友だちの子ども。
すると、5歳の男の子が
「なんで?なんで?なんで割れたの?どうして割れたの?」としつこく聞いてきたとのこと。
チコちゃん「すっげー聞くの。すっげームカついた。」と毒吐き。
ここで東京大学名誉教授 白梅学園大学前学長の汐見稔幸先生の監修で「子どものなぜにどう応える?」というガイド。
「うるさい。そのうち分かる。今知らなくていい」はNGで、好奇心や学習意欲をそいでしまう可能性があるとのこと。
その場合は、
「難しいね。一緒に考えよう。どう思う?」と子どもの意見を聞き出して考えさせるのが大切。
「質問に質問返しってどういうことやねんと怒るMCもいる」という岡村さん。
バラエティでは通用しないパターンかもしれませんねw
ここで縁側コーナー中にスタッフロールが流れ出しますが初のパターンですね。
今回は普通のおハガキでしたが、全く問題ないそうです。
ナレーション「皆さまからのおたよりお待ちしています。」
キョエちゃん「バカー。」
でエンディングでした。
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