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第16回 夏休み拡大SP NHK「チコちゃんに叱られる!」 チコの部屋復活に鶴見辰吾さんも登場!


夏の特別進行のためにお休みが続いていたNHK「チコちゃんに叱られる!」ですが、8月17日の第16回放送では「夏休み拡大SP」と題して放送時間が72分に。5月4日のGW(大型連休)拡大SP以来となる「チコの部屋」が復活し、久しぶりに再現VTRに鶴見辰吾さんが登場とファンなら「おっ!」と思うような構成となっていましたね。

さらに番組初の試みとして、視聴者からの質問を本編の疑問として採用するということも実施。

ということで、8月17日に放送された第16回「チコちゃんに叱られる! 真夏の拡大スペシャル」の様子を詳しく見ていく事にしましょう。

みなさんは「虹の色は7色」と言い出した人物が誰だかご存知ですか?

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】浅野ゆう子、若槻千夏、国分太一

【VTR】小野文恵アナウンサー、杉浦友紀アナウンサー、阿部渉アナウンサー、清水ミチコ(まんがインド昔ばなしの声)、山西惇、鶴見辰吾、つぶやきシロー(友情出演)

チコちゃんの疑問その1

お盆の「盆」って何?

チコちゃん「岡村!今日は2回目の拡大スペシャルでございます!気合入れていきましょうね。」

早速、ゲストの紹介ですが何故かチコちゃんは「浅野ゆう子さん率いる“浅野軍団”」という紹介。

岡村「軍団持ってらっしゃるんですね?」

当の浅野さん本人はもちろん初耳w

チコちゃん「まずは初登場!TOKIOです!」

国分「名前は?笑」

「注)チコちゃんはゲストをチーム名で呼びます」というテロップ表示。いやチーム名ってw

とはいえ、国分さんの事は「ターくん」という紹介。

続いては、

チコちゃん「元祖トレンディ女優 ゆうこりんでーす!」「コンビ名で言うとW浅野でございます。」

それは同じく女優の浅野温子さんと共に言われていたネーミングですが、コンビ名ではないですw

二人を紹介した時点で、

チコちゃん「では以上のメンバー・・・」

若槻「イヤイヤイヤ!」

チコちゃん「イヤイヤ!が早いっ!笑」「ちなはね。天敵なのよ。チコの!」

若槻さんは4月27日放送の第3回放送以来の登場ですが、その時も微妙にチコちゃんと息が合わない様子でしたよね。

レギュラー第3回 NHK「チコちゃんに叱られる!」出張用チコちゃんって一体何?

チコちゃん「段取り的にやりにくい部分が沢山あったから。」

若槻「聞きましたよ。噂でチコちゃんが私と絡みづらいって言ってたって。」

チコちゃん「ちょっと(ちなの)尺が長いから次行きましょうね。」

若槻「そうですね。笑。もうとっとと行きましょう。ごめんなさい。」

ということで第一問目の指名。

季節の行事に詳しい品のある大人ってだーれ?

当然ながら満場一致で浅野さんが推薦されます。

ついこの間の夏のお休み期間について聞くチコちゃん。

浅野「お盆。」

チコちゃん「何それ?」

ここでチコちゃんの疑問、

お盆の「盆」って何?

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浅野さんの答えは食器などを乗せる「おぼん」

浅野「そのおぼんから来たんじゃないかなと、おばさんは思います。」

チコちゃん「立て板に水の説明ね。」

お褒めの言葉が出たところで、

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とお叱り。

ナレーション「食べ物を乗せる“おぼん”が由来では、もちろんありません。」

解説VTRの冒頭であっさり否定される浅野さんw

岡村「一発目にいかれましたね。リーダー!」

NHKのニュースでも「お盆」というワードは何度も使われるということで、

カメラが向かったのはNHKアナウンス室。

現れたのは、1992年入局で27年目の小野文恵アナウンサー。

チコちゃん「おっ!ガッテン!」

鶴瓶の家族に乾杯や連ドラのナレーションまでこなすベテランアナですが、デスクに積んであるカバンに食いつく国分さん。

国分「カバンの量すごいっすね。」

チコちゃん「山積みよ。笑」

気になる小野アナの答えは、「月?満月?」

ナレーション「小野ちゃ~ん・・・」

続いては、2006年入局で13年目の杉浦友紀アナウンサー。

2018年のピョンチャンオリンピックでは現地キャスターを務めましたよね。

国分「分からなそう・・・」

杉浦アナ「盆、ぼん?ぼん?おぼん?見当がつかない。おぼん?」

ナレーション「杉浦さ~ん・・・」

続いては、1990年入局で29年目の阿部渉アナウンサー。

現在、ごごナマを担当。

阿部アナ「太鼓叩いて、ボーンボーン。それに「お」をつけて丁寧におぼーん!おぼー」

途中でバッサリカットw

ナレーション「アナウンス室を代表して、申し訳ございません。」

小野アナ「すみません。」

杉浦アナ「申し訳ありません。」

阿部アナ「失礼しました。」

ということでチコちゃんの答えは、

逆さづり

国分「なるほど!ってならないんですけど。」

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解説は富士山曹洞宗宝林寺住職の千葉公慈さん。これで4度目のご出演ということで解説での登場回数トップを独走。

レギュラー放送決定記念の特別編として放送された第0回放送、レギュラー化後の第5回放送、第8回放送でそれぞれ登場されていますね。

最近では「ちばこうじ」の名前を略して「ちこちゃん」と呼ばれているとか。

お盆とは盂蘭盆(うらぼん)を略した言葉という説明。

千葉住職「盂蘭盆、うらぼん、ぅぼ、お・・ぼん、お盆」

と言葉の移り変わりを説明する千葉住職。これはお得意のパターンですね。

この盂蘭盆という言葉はお釈迦さまの教えを説いたお経である「仏説 盂蘭盆経」が由来とのこと。

さらに、この盂蘭盆という言葉は古代インドのサンスクリット語「Ullambana(ウランバナ)」に漢字を当てたもの。

「Ul」は“逆さ”という意味の接頭辞で「lambana」は“つるされる”の動詞の名詞形。

つまり意味は“逆さづり”

そのお話はというと?

ここで突然スタートしたのは「まんがインド昔ばなし」

岡村「こんなん無いでっ!?」

オープニングはインド人一家らしき人の合唱。どちら様でしょうか?w

作画は遊佐かずしげさん。

ナレーションは市原悦子さんっぽいですが、実は清水ミチコさんのモノマネでした。

物語としてはこんな感じ。

昔、あるところにお釈迦さまのお弟子さんの目連(もくれん)という人物がいました。

ある日、目連は無くなったお母さんがどうしているのかが気になり、あの世を覗いてみることにしました。

極楽浄土を覗いてみてもそこに母の姿は無く、恐る恐る暗闇を覗いてみると、そこには目連に助けを求める母が逆さづりにされているのを目撃してしまいます。

すると、そこにお釈迦さまが現れ、「母を助けたければ僧侶たちの修業が終わる(旧暦の)7月15日に沢山の食べ物のお供えと共に、お経を読んでもらいなさい。すると母は地獄の苦しみから救われるでしょう。」という言葉をいただきます。

目連がお釈迦さまの言う通りにすると、

清水ミチコ「素晴らしいご馳走だ!ヤッター!」

急に市原悦子風からえなりかずき風のモノマネにチェンジする清水さんw

若槻「カメラ目線でしたよね?笑」

ご馳走を前に、それはそれはノリノリでお経を読み始めた僧侶たち。※ここで流れたお経は実際に千葉住職に特別に読んでもらったお経だそうです。ありがたや。

すると、逆さづりにされていた母の足は自由になり、あの世で菩薩となり幸せに暮らしたというお話し。

それ以来、仏教では旧暦の7月15日を盂蘭盆会(うらぼんえ)と呼んでご先祖様を供養する日とされています。

ちなみに、夏に行われる盆踊りは、目連の母と一緒に救われた大勢の死者たちが手を上げて喜んだ姿を見立てた喜びの舞だそうです。

ナレーション「決してゾンビダンスではありません。」

というわけで、

お盆の「盆」は逆さづり

今年のお盆の過ごし方を聞かれたチコちゃんですが、

チコちゃん「結局、渋滞情報ばっかり見てましたわ。」

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ちなみにインド昔ばなしのオープニングの主題歌は江戸川区に住むインド人のヨギさんとその友人夫婦とヨギさんのお母さんの4人だったとのこと。東京都江戸川区の西葛西はインドタウン、リトルインディアになっているので恐らくそこの方でしょうね。

岡村「どうやってこの人ら見つけてきたんだろう?」

番組スタッフの知り合いで、急きょご協力いただいたとのこと。やけに手作り感あふれるキャスティングでしたw

ここでスタジオの塚原愛アナウンサー(入局18年目)に先輩アナ、後輩アナのあの体たらくについての感想を求めるチコちゃん。

「先輩の小野アナ、阿部アナには答えていただきたかった。あの二人が答えられないならしょうがない。すいません・・・」と塚原アナ。

岡村「NHKのアナウンサーも意外と“ボーっと生きて”らっしゃるということですね。」

国分「杉浦さんは答えられないと思ったってことなんですか?」

チコちゃん「“おぼん”って言ってただけだもんね。」

最後に補足。

お盆の由来には諸説あり、盂蘭盆経は中国から伝わったために中国の「中元節」と混ざって日本に伝わったとも言われているそうです。

また、イラン語で「死者の魂」を意味する「ウルバン」が由来という説もあるそう。

オープニング

ここで改めてオープニング。

おなじみのカリキュラマシーンのテーマがオープニングテーマ。

チコちゃんの疑問その2

 なんで虹は7色?

2問目に行く前に執拗に若槻さんを見つめようとするチコちゃんw

岡村「見てますよ~?笑」

チコちゃん「いらっしゃいますかぁ~?」

ピョンピョン跳ねてアピールするチコちゃんですが、若槻さんは一向に目を合わせようとせず。

さて、2問目の指名は、

空を見上げるのが大好きなロマンチックな大人ってだーれ?

国分さんに囁く岡村さんということで国分さんが解答者に。

チコちゃん「『宙船(そらふね)』っていう歌もあったもんね。」

国分「忘れてました!わたくしがっ!笑」

チコちゃん「(中島)みゆきちゃんの歌でしょ?」

岡村「ハレルヤ GO!GO!」

国分「それは違います!それは違う曲でございます!」

※岡村さんが歌ったのはTOKIO9枚目シングル「ありがとう・・・勇気」ですね。

曲は置いておいて、チコちゃんからは虹の色数についての質問。

当然「7色」と答える国分さんですが、

ここでチコちゃんの疑問、

なんで「虹」は7色なの?

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国分さんは「ちょうどいい色」「自然界の色があの7つ」という答え。

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

国分「すごいプレッシャーですね。これ。すいません。」

実際にスタジオに登場した虹の写真で色数を数えていきますが、

岡村さんは「7色きれいに見えたことなんてないよ?」と疑問のよう。続けて、

岡村「七人の侍もそうやけど、昔から7にしたがるよな?」

色々考えた挙句、ギブアップの国分さんw

虹だけにレインボーブリッジを見ながらデート中と思われる人にインタビューするものの答えられる人はおらず。

ナレーション「レインボーマンっていたよね?えっ?知らない。とか言っている日本人の何と多いことか。」

かなり懐かしい名前が出てきましたが、こちらがオープニング動画。

チコちゃんの答えは、

レミファソラシドレだから

岡村「あなた音楽やってるんでしょ?」

国分「音楽やってますね。」

解説は東京工業大学の多久和理実先生。

そもそも、虹が7色と言い出したのは、かの有名な物理学者アイザック・ニュートンなんです。

木から落ちるリンゴを見て万有引力の法則を思いついたというあのニュートンが虹の色にも関係していたとは。

実はニュートンが最初の研究テーマとして取り上げたのが「光と色についての研究」だったそう。

大学生時代のニュートンの実験・研究ノートがケンブリッジ大学の図書館に所蔵されているそうです。

ニュートンの実験以前は、

の5色が一般的でしたが、ニュートンはこれに「藍」と「オレンジ」を加えて、

  • オレンジ

の7色を定義。

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実際には色が連続的に、グラデーションのように変化するために綿密に数えるのは難しいそう。

そこでニュートンは物理学以外の権威ある学問の力を借りて虹=7色説を説明しました。

その学問とは、音楽。

実は当時のヨーロッパでは、天文学や音楽などはこの世界(神)の理を探求する学問として非常に格式の高い研究分野として扱われていたんですね。

これを利用してニュートンは自然現象と音楽とを結び付けて「自然の法則の現れ」として説得力を増そうと考えたのです。

ニュートンが虹の説明に使った楽器とは、

リュート

15~17世紀のヨーロッパで流行した弦楽器で、ギターの原型とも言われています。吟遊詩人が持っているアレですね。

流れるBGMはグリーンスリーブス。

番組内では日本に10人といない非常にレアなリュート奏者である東京音楽大学講師 水戸茂雄先生が実演。

そしてリュートのフレット(指で押さえる部分)に虹の境界線を合わせて弾いてみると奏でられたのは、

レミファソラシドレ

虹の境界線と音階がぴたりと一致。

これこそが自然現象(虹の7色)と音楽(レミファソラシドレ)の美しい調和の完成です。

これから、虹は7色というニュートンの意見が広く浸透するようになったそうです。

というわけで、

虹が7色なのは、ニュートンがレミファソラシドレにこじつけたから

多久和先生から尊敬する人を聞かれたチコちゃんは、

チコちゃん「私はマラドーナかな。」

ここで塚原アナからの補足情報。

今の日本の高校物理の教科書には虹は7色ではなく、6色とするものが多くなっているとのこと。

岡村「いや!それはニュートンありきやから!」

国分「今やっと7色に賛成したところじゃないですか?それで教科書では今6色ですって言われても・・・」

岡村「それはアカンと思う。」

有名どころの教科書5冊のうち3冊が6色説をとっているとのこと。

岡村「でも2冊はニュートン派ってことでしょ?まだ。」「私たちは7色を応援しています。」

急にサッカー日本代表への応援のようなことを言い出す岡村さんw

チコちゃん「絶対に負けられない7色がある!」

テレ朝風のスローガンを口にするチコちゃんw

マラドーナあたりから急にサッカー色を前面に出してきていますねw

最後に補足。

国や地域によって虹の色数についての見解は異なっており、例えばアメリカでは「青」と「藍」が区別しにくいということでまとめて「青」と一色にしているそう。「半分、青い。」にはならないんですね。

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チコの部屋

ここで5月4日のレギュラー第4回放送 GW(大型連休)拡大SP以来となる「チコの部屋」が3か月以上の時を経て再登場。

レギュラー第4回 GW拡大SP NHK「チコちゃんに叱られる!」 新コーナー「チコの部屋」スタート

「チコの部屋」と書かれたボードがかかったドアをゲスト解答者がノックをするシーンからスタートするのは変わらず。レギュラー第4回 GW拡大SP NHK「チコちゃんに叱られる!」 新コーナー、チコの部屋スタート

こじんまりとした部屋にチコちゃんと接近戦となります。

岡村隆史さんは手前でゲスト解答者に着席してもらい、椅子を押してチコちゃんに近づけるのをお手伝い。

かちかち山ってどんな話?

一人目のお客様は浅野ゆう子さんですが、

チコちゃんにそっぽを向いてカメラの方を向いてスタンバイしちゃってますw

改めて向き直ると、チコちゃんとおでこがくっつきそうなぐらいの超接近戦。

チコちゃんからのリクエストは「かちかち山のお話しして。」

浅野「むか~しむかし、ある村にタヌキさんがいました。そのタヌキさんは山にしば刈りに行っていました。」

チコちゃん「ちょっと待って。笑。タヌキがしば刈りに行きますか?」

浅野「おじいさんがしば刈りに行って、おばあさんは川で洗濯。」

ここで笑いながらチコちゃんの「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

ということで、チコちゃんから正しいかちかち山の説明。

  1. 畑を荒らすタヌキをおじいさんが捕まえます。
  2. タヌキはおばあさんを騙して殺して、鍋の材料にしておじいさんに食べさせます。
  3. 通りすがりのウサギが仇を取ると約束します。
  4. タヌキにしばを担がせた後に火をつけて背中に大やけどを負わせます。
  5. やけどによく効く薬と偽って傷口に唐辛子みそを塗り込みます。
  6. タヌキを泥の船に乗せて沖に連れていきます。
  7. 泥の船が崩れてタヌキは溺れ死にます。

岡村「そんな話やったん。笑」

さすがに残酷すぎるということでしょうか、おばあさんがケガを負うだけとされているものや、タヌキとおじいさんが最後には仲直りするというオチになっている本もあるようです。

浅野「イソップ物語だって怖かったりしますよね?」

チコちゃん「もういいの!ゆうこりん。もうボチボチでいいのよ?」

岡村「チコちゃんすぐお腹いっぱいになるタイプ。笑」

チコちゃん「イソップで好きなのなーに?」

浅野「特別好きなのはないですけど。」

チコちゃん「無いんかい!?」

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チコちゃんの疑問その3

「あす」と「あした」は何が違う?

笑いながらスタートのチコちゃんとそれに付き合う岡村さん。いつものやつですね。

このパターンの由来は過去の放送で特集済み。

3問目はあしたはあしたの風が吹く~的な自由で素敵な大人ってだーれ?という指名。

若槻「岡村さんかな?」

食い気味に答える若槻さんですが、

岡村「めっちゃ聞くやんな?休憩中。『次、私ですか?私答えるんですかねぇ?』って。」

実は疑問と疑問の間に休憩時間が設けられているという事実が発覚。初出し情報ですね。

とはいえ、解答者は若槻さんに。

チコちゃん「愛ちゃん(塚原アナ)が持ってるあの文字。ちょっと読んでみて?」

塚原アナが持っているのは、

明日

若槻「あした!あっ、みょうにちでもいいよ。みょうにち。」

チコちゃん「他には?」

若槻「あす!」

ここでチコちゃんの疑問、

「あす」と「あした」は何が違うの?

文語と口語という説明の若槻さんですが、

この瞬間にチコちゃんがすぐさま「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言おうとすると、

若槻「けど~」

と言葉を挟みます。

顔を爆発させようとして強制的に元に戻されてしまうチコちゃん。久しぶりのこのパターンw

チコちゃん「また入れなかったぁ~。やりにくさは変わってないのよ。」

最後は教科書がそう定めたという答えの若槻さんですが、

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」がやっと言えたチコちゃん。

チコちゃんの答えは、

あすは「あす」あしたは「あすの朝」

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若槻「朝だけ?じゃあ『あしたの夕ご飯何にする?』は間違いってことですか?」

チコちゃん「それは。そのあとまた喋って。」

岡村「チコちゃん、そういうの嫌うでぇ~。」

ちょっとムッとした表情のチコちゃんw

解説は杏林大学外国語学部教授で言語学者の金田一秀穂先生。

現在は、「あす」も「あした」も基本的には同じ使い方をしているのですが、昔はちょっと違う意味だったんですね。

平安時代中期に清少納言が書いた随筆の「枕草子」には、「あす」と「あした」が両方出てくるそうで、

まず、

あす 御物忌(おんものいみ)なるにこもるべければ」

現代語訳では、

次の日は宮中が物忌みで外出を控える日」

一方、

「山の端 明けし あしたより」

現代語訳では、

「山と空の間が 明るくなる 次の日の朝から」

このように、

あす=次の日全体

あした=次の日の朝

と使い分けされていました。

その後、時計が広まったことでこれが大きく変化します。

時計がない時代には日の出とともに働き、日が暮れると家に帰るという生活で、日が出て活動し出す時間帯を「あした」、日が暮れる時間帯を「ゆうべ」と表現していました。

このように一日のうちの区切りの時間帯を表現する時に「あした」は使われており、「夕方」や「お昼」と同じような使われ方だったということですね。

しかし時計が登場したことで一日の中でどのくらいかが把握できるようになります。

ここで「懐中時計」とチコちゃんと岡村さんがつぶやいていますが、

第14回放送の「なぜジーンズには小さいポケットがあるの?」という疑問内で懐中時計がポイントになったからですね。

第13回 NHK「チコちゃんに叱られる!」VTRゲストに小沢仁志さん登場で大暴れ?出張用チコちゃんも再登場!

そうなると、次の日の朝を厳密に指す「あした」はあまり重要ではなくなりました。

そしていつの間にか「あす」も「あした」も次の日全体を指すようになったとのこと。

いうことで、

「あす」と「あした」の違いは、あすは「あす」、あしたは「あすの朝」

あしたの予定を聞く金田一先生ですが、

チコちゃん「あしたの私に聞いてちょ。」

「あす」と「あした」の違いを厳密にすると、

チコちゃん「『あしたのジョー』は正式に言うと『“あすの朝”のジョー』ってことになるわね。」

実はニュースでも、「あしたの天気」などという表現は使っておらず、

「あすの天気」とひらがなで表記されているという塚原アナの補足情報。

岡村「でも良純さんとか絶対言うてると思う。『あしたの天気です!』って堂々言ってると思う。」

最後に注釈。

「あす」と「あした」が同じ意味で使われるようになった経緯には諸説あるそうです。

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チコちゃんの疑問その4

なぜ恥ずかしいと顔が赤くなる?

4問目の指名は、この中で一番すぐに恥ずかしがるピュアな大人ってだーれ?

岡村「俺 意外とシャイボーイ。」

ということで立候補。

最近恥ずかしかったことは、

夜な夜な独身で集まっている食事会(アローン会)の事を『独身の人が傷なめあってる会』と言われたことだそう。

岡村「そんな会ちゃうのになと思って。」

恥ずかしいと顔が赤くなる人もいるという岡村さんですが、

チコちゃんの疑問は、

なぜ恥ずかしいと顔が赤くなる?

岡村「血がピュって。」

当然ながら「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とお叱りを受けますw

街頭インタビューでは恥ずかしいエピソードを披露する方が登場するも、最終的には「どう思われます?」と逆質問をしていたりしていますが、

チコちゃんの答えは、

相手に恥ずかしい気持ちを分かってもらうため

チコちゃん「なぜ体が勝手にそんなことをしているのか?っていうのがミソなの。」

岡村「いつまでも辱められてしまうからじゃない?」「何の話?」「逆に問いたい。」

先ほどVTRの街頭インタビューと同じ状態になってしまう岡村さんw

解説は愛知医科大学の犬飼洋子先生。

実は種の起源や進化論で知られるチャールズ・ダーウィンが「人および動物の表情について」という著書の中で触れているそうで、

「ヒトは赤面する唯一の動物である」

という一説が出てくるんですね。人間以外の動物は毛で覆われているので赤くなっても分からないのではなく、そもそも顔を赤くすること自体ないということ。

さらに、精神科医のシュタインによると、赤面とは人類が集団生活をし出した頃に生まれたものだそう。

人間が赤面するのは社会的注目が関係していると犬飼先生。

社会的注目とは人と会話したり、スピーチをしたりして他人に注目されることを言います。

誰もいない所で転んでも特に恥ずかしいことはありませんが、人が大勢いるところで転んでしまうと、その場から急いで立ち去りたいほどに恥ずかしい思いをしますよね?

相手の目から見ても恥ずかしくて「顔を赤らめる表情」には同情を寄せるという事が研究で明らかになっているそう。

つまり、赤面することで「私は今とても恥ずかしいのでこれ以上注目しないで」というサインを送っているということなんですね。

では恥ずかしくて赤くなっている時に体の中ではどんな変化が起きているのでしょうか?番組スタッフ2人の実験で確かめてみます。

実験の参加者はこのコーナーを担当している山本ディレクターと後輩の武藤ディレクター。

山本ディレクターは独身ですが、武藤ディレクターは結婚8年目。

2人にはお互いに恥ずかしくなりそうな質問をしてもらって、その際の顔の皮膚の血流量・表面温度、心拍数、血圧、脳温などをモニタリングします。ちなみに山本Dは男性、武藤Dは女性です。

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まずは先輩から質問。

山本D「一番好きな男性タレントって誰ですか?」

武藤D「え~とぉ・・・誰でしょうね?竹内涼真。」完全に恥ずかしい表情w

山本D「その竹内涼真に、目の前で一言甘い言葉をささやいてもらうなら?どんな言葉を言ってもらいたいですか?」

岡村「ちょっと待って。だんだんセクハラまがいの。笑。大丈夫か?このご時世に。」

チコちゃん「大丈夫。実験だから。」

武藤D「え~とぉ・・・そんなに毎日頑張りすぎないでね。」今にも吹き出しそうなのを我慢してますw

実はこの実験である新発見があったそう。

武藤Dが竹内涼真さんに言ってほしい一言を口にした直後に、皮膚の温度を測定するサーモグラフィが真っ赤に変化。

それと同時に血圧が下がり、心拍数は上昇。「血圧が“下がる”」というのが新発見のポイントだそう。

続いては、武藤Dから山本Dへの質問。

武藤D「若槻千夏さんに耳元でささやいて欲しい言葉は何ですか?」

山本D「若槻千夏に・・・?」

若槻「興味なさそう。笑」

山本D「そんなに興味がないから・・・」

若槻「ちょっとぉ~!」

山本D「ホントに言って欲しい事があんまない・・・」

謎の流れ弾を喰らう若槻さんw

らちが明かないので質問を変えて、一番好きな女優さんを聞いてみます。

山本D「ナタリー・ポートマン」

まさかのハリウッド女優w

岡村「向こうの人言うたよ。笑」

国分「おもしろすぎる・・・笑」

ナタリー・ポートマンに耳元でささやいて欲しい言葉については、

山本D「ナタリー・ポートマン。笑」

自分で好きな女優に挙げたのに思わず吹き出す山本D。さらに動揺したのかメガネを直す仕草もw

山本D「『一晩付き合ってちょうだい』みたいな。」明らかに体温が上昇する山本D。

ナレーション「若槻千夏さんではあまり変化が見られなかった血圧や心拍数ですが、ナタリー・ポートマンが好きという知られたくない秘密を知られて顔を赤くした後は、血圧が下がり、心拍数が上がっています。」

ということで新発見とは、

顔を赤くしている間に心臓に負担がかかっているということ。

ヒトは赤面するために顔の血管に血液をためるのですが、その結果、心臓に返ってくる血液量が減ることによって血圧が下がると考えられます。

この状況に危機感を感じた心臓は血液を体中に送り込もうと心拍数を上げることで対応。

人間は心臓に負担をかけてまでも恥ずかしい気持ちを相手に分かってもらおうとしているんですね。

ということで、

恥ずかしいと顔が赤くなるのは命がけで相手に恥ずかしい気持ちを分かってもらうため

最近、恥ずかしかった思い出を聞く犬飼先生ですが、

カウンターに出された豚汁を準備ができる前に焦って取ってしまった事という答えのチコちゃん。

チコちゃん「なんか食いしん坊みたいでイヤだった。」

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浅野さんに恥ずかしいエピソードを振るチコちゃんですが、

チコちゃん「14歳の時、キャッチフレーズ『ジャンプするカモシカ』」

浅野「よく知ってる!?チコちゃん!」

チコちゃん「脚が長くてしょうがなかった。」

うつむく浅野さんは、

浅野「ものすごい血圧下がった!心臓に負担が・・・」

チコちゃんの疑問その5

「じゅうたん」と「カーペット」は何が違う?

第5問目は初の試みとして視聴者からの質問(疑問)に答えるというもの。

岡村「そんなパターンも出来た?」

埼玉県の川崎愛美さん5歳(ホントは14歳)からの質問ですが、

塚原アナから岡村さんに紙が手渡されます。

ちょっと「ひだまりの縁側で・・・コーナー」っぽい感じもありますが、出された質問は、

「カーペット」と「じゅうたん」の違い

静かに考え込む一同ですが、若槻さんが答えることに。

答えは「素材の違い」で、高いとじゅうたんで、安い素材がカーペットだそうですが、

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とお叱り。

ペルシャじゅうたんの専門店で聞いてみると、

機械織りがカーペットで手織りがじゅうたんという解答があるものの、これは間違いのようですね。

ということでチコちゃんの答え、

じゅうたんはカーペット

答えを言い終わると、速攻で募集告知をするチコちゃん。

ちなみに宛先は、

〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て

※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。

番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan

チコちゃん「さて続いて・・・」

岡村「終わり?もう。」

チコちゃん「終わってるけど?」

国分「もやもや感が。」

チコちゃん「じゅうたんはカーペット。以上です。」

ここで終わりかと思いきや、VTRの続きがあるそう。

岡村「出してよ!最初から。これで終わらそうとするからっ!」

チコちゃん「でもあんまり期待しないでね。」

解説は日本カーペット工業組合の専務理事、田渕博さん。大阪まで遥々足を運んだスタッフ。

田渕さん「じゅうたんを英語で言うとカーペット。ですからじゅうたんはカーペットです。」

スタッフ「えっ?他になんかないですか?」

田渕さん「じゅうたんを英語で言うとカーペット。以上です。」

というわけで、

「じゅうたん」と「カーペット」の違いは「じゅうたん」は「カーペット」

答えが短いことをお詫びする田渕さんですが、

チコちゃん「とんでもございません。ご苦労様でした。」

ちなみに「とんでもございません」という言葉は誤用ですね。「とんでもない」で一語なので「とんでもないことでございます。」が正しい表現です。

岡村「拡大版やろ?今日。急にビャーン、ショートなの入ってるけど。」

チコちゃん「この質問に関してはホントにこうだもん。正直にいってるからこの番組は。」

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わざわざこのために大阪までインタビューを撮りに行くのを問題視して、節約の為にディレクターさん一人で行ったという裏話を暴露するチコちゃん。

ということはインタビューを撮りに行く以前に、既に答えは分かっていたということですよね。

誰も画面チェックが出来ないから「インタビューの画がピンボケなのよ。」とチコちゃん。

確かにインタビュー映像が微妙なピンボケ映像でしたねw

ちなみに建物に入っていくディレクターの姿をとらえた映像は、カーペット工業組合の那須さんという方が「結婚式にカメラ回したことがある」と言っていたからご協力いただいたとのことw

国分「そっちの情報のほうが長くないですか?」

チコちゃん「それしかないんだもん。だって。」

国分「素敵な疑問でしたね。愛美ちゃんありがとね。」

岡村「なんや!お前の番組みたいに!そういうの俺やりたいのに・・・」

ミニコーナーのにらめっこがここで初登場。

「にらめっこしましょ。あっぷっぷ!」の掛け声の後にチコちゃんが変顔披露。

今日は河童姿のチコちゃん。

頭のお皿に乗せたキュウリが落ちてきて、クチバシでくわえるという芸つき。

10秒ほどの短いコーナーです。

チコちゃんの疑問その6

郵便マークはなぜ「〒」?

3問目同様に腹を抱えて爆笑シーンからスタートするチコちゃんと岡村さん。

散々笑った挙句に最後はため息をつくチコちゃんw

指名は、筆まめな大人ってだーれ?

視線は最年長の浅野さんに集中。

筆不精!と言って必死に拒否する浅野さんw

その言葉を知っている時点で解答者の資格アリというチコちゃんの判断で結局答えることに。

郵便マークをスケッチブックに描いてみてというチコちゃんのリクエスト。

ですよね?

ここでチコちゃんの疑問、

郵便マークはなぜ「〒」?

ポストの形を模しているという浅野さんですが、さらにTマークが郵便配達の人というムチャな説明w

当然ながらチコちゃんは「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とお叱り。

チコちゃん「一生懸命、何を成立させようとしてるんですか?」

無理やりひねり出した浅野さんですが、こんなにこの番組向きの方だとはw

切手収集家のみなさんに聞いてみても答えは出ず。

ということでチコちゃんの答えは、

ダジャレ

解説は郵政博物館の井上卓朗館長。

実は以前は全く違うマークが使われていたという井上館長。

日本における郵便制度の誕生は文明開化に涌く明治4年の事。

その頃の郵便マークは赤い丸に太い横線が引かれた「丸に一引き」。

郵政博物館収蔵の郵便旗の画像がこちら。

これが変化した出来事についてですが、

ここで「NHK たぶんこうだったんじゃないか劇場 『丸に一引き 失われた時を求めて』」

岡村「出たっ!」

国分「有名なんですか?この劇場。」

時は明治20年。郵便事業を担う逓信省(ていしんしょう)。

初代逓信大臣はあの五稜郭の戦いで新選組の土方歳三らとともに戦った榎本武揚(えのもとたけあき)が務めていました。

ある日の事、榎本の元を会計局局長の山内堤雲が尋ねます。

山内堤雲を演じるのは俳優の山西惇さん。

そして榎本武揚大臣を演じるのはご存知、鶴見辰吾さん。

チコちゃん「鶴ちゃん!」

国分「えぇ!」

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逓信省の「丸に一引きマーク」の変更を申し出る山内ですが、その理由として、

マークの由来が外国人に説明しづらいというもの。

「※ロケには行かず、手作りで合成しました。」のテロップ表示。確かに背景は当時の雰囲気を伝える写真っぽいものが使われていましたね。

山内(山西)「大臣はこのマークの由来をご存知でしたか?」

榎本(鶴見)「No. I don’t know.」

実は長い間使われていた丸に一引きマークでしたが、誰も明確な意味が分からないまま使われていたということで新しいマークを作ろうということになったそうです。

榎本大臣は山内に新しいマークの考案について一任。

協力したのは逓信省職員の中島泉次郎という人物。つぶやきシローさんが演じています。

岡村「どういう組み合わせ?これ。」

最初に考案したのは逓信省のTEIから「T」の文字。

さらにもう一つの案もということで参考資料をあたっていると、目についたのが新聞広告。

そこには二本の線で日本の船(せん)というダジャレ的な船会社(日本郵船)の旗が

このアイディアを取り入れて、〒。

日本の線を入れてさらにカタカナの「テ」のように見えることから考案。

榎本大臣にプレゼンを行うと即決で「〒」が採用されます。

呼び名は「郵便マーク」に。

この辺の細かいやり取りについてはあくまで「NHK たぶんこうだったんじゃないか劇場」なのであしからず。

最後にキャスティングが表示されますが、なぜかつぶやきシローさんは友情出演になっていますね。

ということで、

二本線で日本。縦線で逓信省のテ。これらを組み合わせて〒になったんですね。

ということで結論は、

郵便マークが「〒」なのはダジャレ

「チコちゃんに手紙書くの忘レター」とダジャレを送る井上館長。

チコちゃん「うわ。ヤラレター!」

ここで塚原アナから補足情報。

実は船会社(日本郵船)のマークの意味は、〒汽船三菱会社と共同運輸会社の2社が合併したもので、さらなる発展を目指して地球を横断するという決意が込められて考案されたもので、ダジャレではなかったそう。

ただ、「二本線で日本」という情報は日本郵船の職員から中島が聞いた話で、それを本当だと思い込んでいたとのことです。

岡村「つぶやきシローさんの友情出演は誰と誰との友情であれ?」

チコちゃん「今回はスペシャルということで出演いただいたんだけど、シローちゃんの出演料のおかげで新幹線代を節約しちゃったから、じゅうたんのピンボケ事件が起きたの。」

現在の郵便マークの経緯には諸説あるようで、「T」は国際郵便で「料金不足」という意味なので「〒」になったという説もあるそう。

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チコちゃんの疑問その7

「演歌」って何?

7問目の指名は、歌が上手な大人ってだーれ?

コーラスしかやってないと言う国分さんですが、

ミュージシャンということで解答者に。

好きな歌のジャンルはロックだそうですが、チコちゃんの疑問は、

「演歌」って何?

こぶし、リズム、日本語しか使わないなどの答えが出ましたが、

チコちゃんは「♪ボーっと~生きてんじゃね~よ~!」と細川たかしさんの北酒場風にお叱り。

若槻「何そのバージョン!」若槻さんのおっしゃる通り、初のパターンですね。

チコちゃんの答えは、

庶民の口に出せない怨念悲傷(おんねんひしょう)を艶なる試曲に転じて歌うのが艶歌 by 五木寛之

長すぎる答えに戸惑う出演者一同ですが詳しいお話は解説で。

解説は大阪大学大学院の輪島裕介准教授。

流行歌、歌謡曲の一部としての演歌は新しく生まれたジャンルで昭和40年代に入ってから定着した言葉なんですね。

それ以前には、明治末から大正にかけて「演説調の歌」というものが現れていたそう。それが演歌のさきがけと言われています。

自由民権運動の演説が明治後半には歌にのせられて演説歌として広まります。例えばオッペケペー節がその代表格。

これがいつしか「演歌」と略されたとのこと。

その後に流行歌や歌謡曲が誕生して演歌は衰退。

そして五木寛之氏の登場です。

現在の意味での演歌を発明したのは何を隠そう五木寛之氏。

昭和41年に「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞受賞、その後も「青春の門」「大河の一滴」「親鸞」などでベストセラーを記録した大作家。

その五木氏が昭和41年に書いた小説が「艶歌」という作品。

音楽業界のベテランと若手プロデューサーがお互いの進退をかけて対立する物語で、その中に登場する一文が演歌(艶歌)を世に広めるきっかけに。

それがチコちゃんが口にした、

艶歌とは

庶民の口に出せない怨念悲傷(おんねんひしょう)を艶なる試曲に転じて歌う

という一説。

このことから流行歌や歌謡曲から演歌が独立したジャンルとして成立。

「恨みや悲しみというものをしっとりとした曲調にのせて歌う」と五木氏が定義したことでこれに当てはまる曲は演歌と呼ばれるようになったんですね。

昭和45年発行の「現代用語の基礎知識」には演歌が新語として掲載されているそう。

昭和45年に藤圭子さんが歌った「圭子の夢は夜ひらく」は音楽チャートで10週連続1位を記録。

さらに“ド演歌”とまで言われたのが昭和47年に宮史郎とぴんからトリオが歌った「女のみち」。

打ち上げ枚数326万枚を記録して「およげ!たいやきくん」に次いで現在でも売り上げ枚数歴代二位をキープしています。

演歌というジャンルは五木寛之氏が生み出した新しいジャンルの歌だったんですね。

ちなみに演歌が艶歌ではない理由は、

当時「艶」という文字が新聞で使えない漢字だったからに由来するそう。

ということで結論。

演歌とは庶民の口に出せない怨念悲傷(おんねんひしょう)を艶なる試曲に転じて歌うのが艶歌である by 五木寛之

最後に塚原アナから補足情報。

今回、五木寛之氏を番組に取り上げると言う事で小説「艶歌」を書いた理由について五木氏本人に尋ねた所、

「戦後はアメリカなど外国の音楽が入って来て日本の歌がカッコ悪いと日陰になっていた時期だったんです。でも日本の歌謡曲はそんなもんじゃない!バカにできない!そんな思いから小説「艶歌」を書いた。」

と語ってくれたそう。

岡村「ロックちゃうやろ?好きなんは演歌やろ?」

国分「演歌が大好きです。僕は。」

演歌のジャンルが生まれた背景には諸説あるそうで、レコードの普及によって細かいジャンル分けがされるようになって演歌というジャンルが生まれたとも言われているそう。

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チコの部屋 その2

とんちんかんって何?

チコの部屋コーナーの2人目のゲストは国分さん。

席に座ると「近いっすねぇ・・・」と思わず漏らす距離感w

話がかみ合わない人について聞くチコちゃんですが、

国分さんは、マネージャーさんに「明日何時入り?」と聞いたところ、車のサンルーフを開けられるという事件が発生したとのこと。

チコちゃん「とんちんかんって言うかね。」

ここで疑問は、とんちんかんって何?

「そういう三人組がいそう」という答えの国分さんですが「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が炸裂。

チコちゃんの答えは、

鍛冶屋さんが鉄を打つ音

三人がかりで鉄を打つ際に交互に打つ音がズレて響くことから「見当違いな受け答え」という意味になったのだそう。

意外に国分さんの答えは「中らずと雖も遠からず」といった感じ。

ひだまりの縁側で・・・コーナー

ここで視聴者からのお手紙を紹介するコーナー。

今回もキョエちゃんが手紙をくわえてます。

手紙を抜き取ると、

キョエちゃん「岡村!岡村!チコちゃん!チコちゃん!キョエちゃんです!」

岡村「宮迫です!みたいな言い方するやないか!」

手紙を開くとずらっと祝辞のような長さの紙が登場。

岡村「昔の書物みたいな。」

チコちゃん「なんでも鑑定団出せそうなやつやね。笑」

5才から78年が経ったと書かれていた通りに83歳のチコちゃんファンからのファンレターですね。

岡村「果たし状かと思いきや。」

チコちゃん「お褒めの言葉。」

毎週金曜日が待ち遠しいというメッセージに「ちょっと惚れられちゃったわねぇ」とチコちゃん。

岡村「ありがとうございます。ほんで良かったらルビ(読み仮名)振っていただけたらありがたいです。難しい字連発ですので。」

宛先は既に紹介した疑問への同じ宛先ですが、

〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て

※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。

番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan

となっています。

キョエちゃん「5さいって書いて~!」

翼をパタパタさせるキョエちゃん。

最後に山田司郎さん(5さい 本当は83さい)へのお返事。

岡村「ルビ振ってください。」

チコちゃん「惚れられちゃったかしら♡」

キョエちゃんの「おたより募集中~!」の一言で真夏の拡大スペシャルは終了。

次回は2018年7月6日に放送される予定だったエピソードで、幻の放送回となっていた第13回が改めて第17回として放送されるようですね。

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから。

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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