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第53回 NHK「チコちゃんに叱られる!」焼肉が好きなワケ、刺身はなぜ刺身?電柱の筒の謎など。靴ヒモがほどける理由では大実験スタート?


19年6月7日放送の第53回 NHK「チコちゃんに叱られる!」はゲストに北斗晶さん(2回目)とおぎやはぎ矢作兼さん(2回目)が登場。紹介された疑問は、焼き肉が好きな理由や刺身を刺身と呼ぶのはなぜ?そして新コーナーなのか微妙な「ボーっと見逃してんじゃねーよ」では電柱についている謎の筒の正体について。また、最後に紹介された靴ヒモはなぜほどける?の疑問では水高CPに扮した鶴見慎吾さんが登場したり、大実験がスタートしたりして今後も進捗情報に目が離せない状態にw

ということで、19年6月7日に放送された第53回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】北斗晶、矢作兼(おぎやはぎ)

【VTR】渡部建(アンジャッシュ)、鶴見慎吾、佐藤ディレクター

チコちゃんの疑問その1

なぜみんな焼き肉が好き?

ゲスト紹介では2回目登場の北斗晶さんを「プロレスラー」と紹介するチコちゃん。

北斗「もう辞めましたよ!笑」

そしておぎやはぎ矢作兼さんは「おぎやはぎ」呼び。

チコちゃん「後半部分でございま~す!」

矢作「確かにおぎやはぎの後半の部分。笑」

という事でオープニングトークは特になく一問目の指名。

この中で一番、好きなものは好きと言えるステキな大人ってだーれ?

岡村さんの推薦で矢作さんが解答者に。

好きな食べ物を聞くチコちゃんですが、

矢作「チャーハン。」

チコちゃん「あら。私と一緒。私もだ~い好き。それから?」

矢作「焼き肉。」

歳のせいか脂っこいお肉というよりは赤身やハラミなどが好みという矢作さん。

ここチコちゃんの疑問は、

なんでみんな焼き肉が好きなの?

美味いから好きというシンプルな答えの矢作さんですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

美味しいからという答えで問題にすると思う?とごもっともなダメ出しのチコちゃんw

チコちゃん「世界で観る事が出来る番組なのよ?」

ここで岡村さんは「成分」というポイントを突きます。

チコちゃん「あぁ~!?」

矢作「はい!グルタミン酸!」

チコちゃん「それみんなが知ってるような感じのうま味成分ね。」

岡村「グルコサミン。」

北斗「なんだ?コンドロイチン!」

岡村「サメの軟骨成分!」

チコちゃん「関係ないよ!アンタ!」

通販番組的な響きw

疑問とは直線関係ありませんが世界最大のチャッカマンを作るというプロジェクトの動画がコチラ。

YouTube視聴動画。ちなみに「チャッカマン」を英語で表現する場合は“BBQ ligher”や“long (reach、neck) lighter”といえばOKですね。

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ナレーション「食の知識と高級店とのコネで芸能界を生き抜いているこの方に聞いてみました。」

という事で焼き肉店で待っていたのは“食のウンチク大魔王”という肩書を付けられたアンジャッシュ渡部建さん。

「ワタナベさん」というイジりのスタッフさんには「いやワタベです。それ僕へのイジり方じゃない。相方のイジり方です。」

ネギ包みタン塩を堪能中の渡部さんにくだんの質問をぶつけてみます。

渡部「なんで焼き肉が好きか?」

人間は元々は狩猟民族なので仲間と共に肉を焼くという行為がDNDに刷り込まれているいう答え。

すると現れた出張用チコちゃんがお叱り。

渡部「違う?食の仕事減ったら私、仕事9割無くなりますよ?」

ではここでチコちゃんの答えは、

科学的にも「幸せだな~」と感じるから

チコちゃん「コンドロイチン以外の成分が。」

解説はチコちゃんと「レアだね~。」「あら。生言っちゃって~。」とやり取りをする浜松医科大学の高田明和名誉教授。

高田教授のシャツの襟がジャケットから飛び出している事をイジるチコちゃんですが、そこはスルーしましょうw

焼き肉を食べて楽しい気分になるのは決して気のせいではないそう。

実は焼き肉を食べると私たちを幸せにしてくれるその名も「焼き肉戦隊幸せにスルンジャー」の3つの物質が関係しているからだとか。

番組がそう謳っているのでは、私の趣味趣向ではありませんので悪しからずw

まず第一に、

アラキドン酸

という脂肪酸がポイント。

北斗「何か怪獣の名前みたい。笑」

アラキドン酸は脳を中心に体に必要不可欠な脂肪酸の一つ。体内では合成する事が出来ないので食べ物として摂らないといけない必須脂肪酸。

さらに、主にお肉に含まれるというアラキドン酸は果物や野菜には全く含まれていないという特徴も。

お肉を食べないと摂取できないんですね。

このアラキドン酸が私たちを幸せにする仕組みについては、

お肉が口に入ると舌の受容体に触れてその情報がすぐに脳に伝わって脳の快感中枢を刺激して幸せになるという原理。

さらにアラキドン酸はある成分に変化するのですがそれが、

アナンダマイド

「焼き肉戦隊幸せにスルンジャー」第2のメンバーですねw

脳内でアラキドン酸がアナンダマイドという至福物質に変化する事でさらに幸せになるという効果も。

肉を食べて体内に吸収されたアラキドン酸の一部が脳に入ると脳内のエタノールアミンという物質と結合。

この時にアラキドン酸はアナンダマイドへと変化。

さらにアナンダマイドは快感中枢細胞の周りにくっ付いているCB1という物質とくっ付いて快感中枢を刺激します。

この作用によって脳は「幸せだな~」と感じるという仕組み。

ということで焼き肉を食べると幸せを感じるのは、食べてすぐに感じるというアラキドン酸による第1波の幸せに続いて、アナンダマイドによって食べてから数十分後引き起こされる第2波の幸せによるものだったんですね。

この答えを聞くと「食べて幸せならそれでよくないですか?」と開き直り気味の渡部さん。

そこで続けざまに「どんな肉が一番アラキドン酸が含まれている?」と聞いてみると牛肉で脂肪が沢山含まれるサーロインなどのお肉という答え。

高田教授「全く違いますね!」

完全否定w

牛肉は実はアラキドン酸が比較的少な目で、一番多く含まれるのが鶏肉の特に胸肉。

肉はたんぱく質などの細胞と脂肪で出来ていますが、アラキドン酸は赤身部分の細胞の外側の膜に存在しているので脂肪の中にはほぼ含まれないんですね。

同じ100gの肉で比べると鶏の胸肉に67mgのアラキドン酸が含まれるのに対して、牛サーロインでは25mg、豚の赤身では46mg、マグロの赤身では16mgという含有量。

確かに焼肉屋さんでも鶏肉は出てきますが、やはり焼き肉の主役は牛肉というイメージが大半ですよね?

それは「若いから。」と高田教授。歳を取ると徐々に脂っこい肉が苦手になっていくのでサッパリした鶏肉を好むようになるのが自然との事。矢作さんもおっしゃっていましたよね。

では、肉の脂肪は邪魔者なのか?といえば決してそうではなく、脂肪には旨味を与える働きがあるとの事。

若者はうま味成分豊富な脂肪を好むので牛肉派が多く、中高年になると脂肪が苦手になるので幸せ成分が多い鶏肉派になる傾向。

では焼き肉を美味しく味わうための科学的なアプローチについて気になる所ですが、

再度渡部さんに聞いてみると、肉を多く味わうためにライスなどのサイドメニュー無しでひたすら肉という意見。

高田教授「まるで分かってませんね!」

手で×印を作って完全否定w

ご飯のようなブドウ糖を含んだものを後で摂るのがポイントだそう。

お肉の中のアミノ酸の一種で安心物質と呼ばれるトリプトファンはブドウ糖が十分にある時のみ脳に入ってセロトニンに変化するという性質を持っているんですね。

このトリプトファンが「焼き肉戦隊幸せにスルンジャー」第3のメンバー。

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トリプトファンが変換されたセロトニンはうつ病改善にもつながる物質で気分を明るくする効果があるとの事。

肉ばっかり食べてもブドウ糖の量がそれに見合っただけ体内に無いとトリプトファンがセロトニンに変化せずにもったいないというわけですね。

ということは、

鶏肉+ご飯の食べ合わせが最強という事になりますが、

高田教授「そうです。親子丼。そもそも親子丼がなぜ存在するか?ってこと自身がですね、あれは元気になるから存在するわけですよね。」

必然的に生まれた来た親子丼という説を展開する高田教授。「※先生の見解です」という注意書きが出ていますがw

渡部「よその番組で自分の知識として喋らせてもらいます。」

するとそこにお会計24860円の伝票を持った店員さんが登場。

爽やかに挨拶してその場を立ち去ろうとする取材スタッフですが、

渡部「ちょちょちょちょ!こういう時って何となくほら・・・?ねぇ?」「おごってもらえると思って結構頼んだよ?こっち。」

チコちゃん「言っちゃった。」

ということでコチラが結論。

みんな焼き肉が好きなのは科学的にも「幸せだな~」と感じるから

でも親子丼が最強

でした。

他に幸せだな~と思う時はどんな時?と聞かれたチコちゃんは「うーん。意外と風邪をひいた時とかかな。」という答え。

風邪をひくと色々と看病してもらえるからというチコちゃんの理由。

そして矢作さんは解説VTRにあった通りに、焼き肉よりも焼き鳥派になって来ているとの事。

北斗さんはカルビも一緒にご飯もまだいっぱい食べられるので気持ちはまだ若いと自信ありげ。

岡村はお肉をたくさん食べたいからご飯を控える派だったようですが、

北斗「なに根性なしなこと言ってんだよ!」

頭から湯気が出るCGエフェクトの北斗さんw

CGチームが気を利かせてくれたようですねw

流石に先週の大竹まことみたいに顔が巨大化して真っ赤になるCGエフェクトはなし。あれはベテランメンバーにのみの特別待遇なのでw

ここでカリキュラマシーンのオープニング。

チコちゃんの疑問その2

お刺身はなぜ“刺す身”?

2問目の指名は、

この中で一番、和食に詳しいグルメな大人ってだーれ?

違うテレビ局で美味しいものを食べて値段を当てる番組に出ているからと岡村さんが立候補。

「ぐるナイ」のゴチになります!ですねw

そんな岡村さんは他の番組でも何度も言っているようにお刺身が大好物。

岡村「お刺身定食みたいなんが最強やと思ってるんで。お寿司では無くて、お造りと白いご飯、味噌汁っていうのが好きです。僕は。」

先ほどの親子丼最強説とは真っ向からぶつかる意見の岡村さんw

ここでチコちゃんの疑問、

なんでお刺身は刺す身なの?

岡村「あのね・・・」

岡村さんは釣るのではなく、モリのようなもので刺して〆るから来ているという説を唱えますが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

これに矢作さんは、そもそも「切る」という概念自体が無いという答え。

矢作「刀だってよく斬ってるけど、本当は刺すって言うでしょ?」

時代劇で斬り合っているのはお芝居だからという矢作さん。

岡村「最終的には刺す。身を刺す=刺身。」

チコちゃん「それ人間じゃないの?じゃあ。」

せっかくなのでまだ焼き肉のお会計で揉めている渡部さんを再訪問w

スタッフ「お刺身って好きですか?」

渡部「好きって言ったらまた金払えとか言わないですよね?」

矢作「怒ってますね。笑」

夏のマグロが結構好きという通っぽい話題を出す渡部さんですが、

矢作&北斗「夏のマグロ。笑」

肝心のお刺身というネーミングについては舌を刺すような美味しさがあったからという答え。

出張用チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

2回目のお叱りで登場の出張用チコちゃん。レアな光景w

渡部「言ってて俺も気づいてますよ。無理あるなと思って。」

何か言わないと終われない雰囲気を察して無理やり答えたという渡部さんw

渡部「粘るタイプのスタッフだなと思って。」

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チコちゃんの答えは、

刺していたから

岡村「言ったよ!言った!俺。チコちゃん俺言った!言いました!」

魚を獲る時にモリのようなもので刺すという答えだったので不正解とチコちゃん。

解説はおなじみの永山久夫さん。

刺身の由来を語る上で避けて通れないのが「膾(なます)」という料理。

膾とは主に鯉やフナなどの川魚を細切りにしてお酢につけて食べる料理の事。

奈良時代の書物である日本書紀にも登場するという“最古の和食”と言われているのがこの膾。

川魚は生臭いと一般的には言われているので、その臭みを消すために細切りにして酢につけて食べるという工夫がされていたのですが、室町時代にこの膾の調理法に大きな革命が起こります。それが、

しょうゆの誕生

室町時代にしょうゆが普及し始めるとその深いコクと香りによって川魚の生臭さを打ち消す事が出来るようになります。

そのおかげで人々は切り身をより分厚く切るようになり、さらに味や食感を楽しむように。

すると、

細く切った魚=膾(なます)

大きく切った魚=刺身

と呼び分けるようになります。

これは後の江戸時代に記された百科事典「和漢三才図会」にもその通りの記述があるとか。

しかし普通なら「魚を切る=切身」と呼びそうなものですが、なぜわざわざ「刺身」になったのでしょうか?

それは時代背景がポイントで、刺身が誕生した頃はちょうど戦国時代真っ只中で武士が強い力を持っていた時代。

これはつまり、死を意味する「切る(斬る)」という言葉を名前に付ける事がタブーとされた時代でもあったということ。

したがって、刺身の調理工程で切ると同じぐらいに重要だった刺すという動作がネーミングに用いられたと永山先生の見解。

突拍子もないと思っていた矢作さんの意見が実は近い所にいっていたというミラクルに驚く矢作さん本人w

でもちょっと待ってください。ここで気になるのは、刺身を作る時の調理工程の「刺す」とは一体何なのでしょうか?

実は当時の調理法では菜箸のような器具を魚に刺して固定したうえで包丁で切っていたという事実。

岡村「あれ?僕これイメージしてましたけど?」

この調理法は包丁式と呼ばれる伝統的な技法で、元々は平安時代に神にささげる料理を作る際に直接手が食材に触れないようにするという儀式的なもの。

基本的に包丁と箸だけを使って食材を扱って調理していくというこの包丁式。

例えばこんな感じ。YouTubeの視聴動画がコチラ。

包丁式は儀式的な側面が強いのですが、人の体温が伝わらないので生魚の鮮度を損なわないという利点もあったので、これによって刺身という言葉も徐々に広まる事に。

岡村「あぁ。それもイメージしてたなぁ。」

チコちゃん「岡村ぁ~。」

手でパパッとさばいた方が手早く新鮮な気もしますが、そこはツッコまないようにしておきますw

さらに刺身に刺したのは箸だけではなく、魚のヒレも刺したとか。

この頃は流通網の発達によって内陸の京都でも様々な海の魚が食べられるようになったのですが、そこである問題が発生します。

例えば鯉の刺身と鯛の刺身を見比べると一見しただけだと違いが分からないという事が。

鯉は入手しやすい川魚の一方で鯛は海から離れると大変な高級魚。その時に魚の種類が分かるようにという配慮から刺身にヒレを添えるという文化が誕生します。

当時のヒレの刺し方は絵として残っていないので詳細は不明ながら当時の文献などを参考に永山先生が自ら描いたイラストを披露。

スタッフ「先生。絵お上手ですね。」

まんざらでもない表情で笑顔の永山先生は、実は昔は漫画家志望だった時代があったとか。

当時の永山先生の写真が映ると、なぜか苦い表情でお風呂に浸かる先生の表情w第53回 NHK「チコちゃんに叱られる!」刺身はなぜ刺身?若い頃の永山久夫先生は漫画家志望。お風呂で険しい表情の永山先生に笑う岡村

岡村「なんでこの写真なの!笑」

思わず机に突っ伏して笑う岡村さんw

北斗「売れないプロレスラーみてぇ!笑」

後に漫画家の夢はあきらめたそうですが、当時は極貧で道端の草も食べたほどに困窮していたとか。

永山先生「特に初台の草・・・ウマかったなぁ~。」

遠い目の永山先生w

昔話に想いを馳せて終わるという定番のオチw

という事で、

お刺身が“刺す身”なのは刺していたから

でした。

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一度は食べてみたいご馳走は?と聞かれると「いやその初台の草食べてみたいですわ。」とチコちゃんw

チコちゃん「この先生、後半必ず思い出話になっちゃうのよね。」

ここで塚原愛アナの補足。

お刺身を「お造り」とも表現しますが、これは永山先生いわく、後にお刺身の刺すという言葉自体も縁起が悪いと考えられるようになって料理を造るという所から「お造り」という名前があてられたからだそうです。

これに続けて、「ウナギは関東背開き、関西腹開き」とウンチクを披露するチコちゃん。

チコちゃん「武士の街は切腹を嫌うっていう事でね。背中から。」※諸説あるそうです

岡村「なんでも知ってんね?5歳でも。笑」

休憩中(チコちゃんの疑問その3)

電柱の謎の筒の中身は?

ここでいつもの「休憩中」コーナーですが、

CGチームが夏休みを取るための別名「働き方改革のコーナー」。

チコちゃんからは「電柱って見た事ある?」という質問。

電柱の上の方に注目してみると筒状の謎の物体があるとチコちゃん。

ここでチコちゃんの疑問、

謎の筒の中身は?

岡村「めちゃくちゃデカい電池ちゃう?単・・・単何個というレベルでは無い位の電池ちゃう?」

不正解でも叱られる事もないこのコーナーですが、

普通に生活していたのでは見る事は無いあの中身ですが、気になるという岡村さん。

岡村「ちょっと近所で電柱登ってめちゃくちゃ怒られたから。」

チコちゃん「それはダメ。」

危険なので絶対やってはいけませんね。流石にここはチコちゃんもお叱りw

ナレーション「ボーっと見逃していませんか?意外な発見が眠るその中身を!?」「あなたはそれを知らぬまま明日から生きていくおつもり?」

という事で謎の筒の工場へ取材スタッフが急行。

早速中身を開けてもらうと、そこには電極のような機器と液体(水)?

実はこの電柱の筒の名前は、

柱上変圧器(ちゅうじょうへんあつき)

という名称。

工場の責任者、大塚清光さんに詳しく聞いてみると、

柱上変圧器の中には鉄芯、コイル、絶縁油が入っているとの事。水では無く油なんですね。

その役割は、

発電所から送られてくる電気は電圧が高いのでそのままでは家庭では使えないので、柱上変圧器のコイルと鉄芯に先に流す事で家庭でも使える電圧まで下げるというのがその働き。

大きな電気が機器内を流れるのでショートして故障しないように電気を通しづらい絶縁油が中に入っているんですね。

ちなみにこの柱上変圧器の寿命は設置から30年使えるという耐久性。

という事で、

電柱の上の謎の筒の中には鉄芯、コイル、絶縁油が入っている

でした。

ここでにらめっこコーナー。

ゾウさんになったチコちゃんが鼻から噴水。すると虹が出現。

18年10月19日に放送された第25回のにらめっこと同じやつですね。

チコちゃんの疑問その4

靴ヒモがほどけるのはなぜ?

4問目は笑いからのいつものやつ。

チコちゃん「もう今日は大爆笑。」

指名は、この中でスニーカーをオシャレに履きこなすハイセンスな大人ってだーれ?

普段はスニーカーをよく履くという北斗さんが解答者。

チコちゃんの疑問は、

なんで靴ヒモはほどけるの?

北斗さんはヒモとヒモの相性が悪かったのでは?という答えですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

岡村さんはヒモは突き詰めるとヒモなので、それを縛った所で結局はヒモに戻ろうとするというちょっと深そうな答え。

矢作「そもそもヒモは縛っちゃいけないんだ!」

北斗「ヒモは縛るもんじゃねぇんだよ!」

今日はチームワークの良い3人w

チコちゃん「あなたたちのその話を合わせる結束力は分かったけど。それもいずれほどける時が来るのよ。」

深い話w

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街頭インタビューでは「靴ヒモがほどけるのは靴ヒモが存在するから」と哲学的な答えを言う街の人もいますが答えはやっぱり出ずじまい。

そしてチコちゃんの答えは、

ほどけるように結んでいるから

解説は結び文化研究所所長の小暮幹雄さん。結び目の描かれたシャツをお召です。

自分で靴ヒモを結べる?と聞かれて、ちょっと届きにくいというチコちゃんw

チコちゃんはちょっとお顔が大き目なのでw

ヒモの結び方は全部で約4000種類以上ですが、その中で靴ヒモに一番適した結び方が実はちょう結び(ちょうちょ結び)だそう。

恐らくほとんどの人はこの結び方で靴ヒモを結んでいるハズ。

そのちょう結び(ちょうちょ結び)の利点は、

  1. 簡単に結べる事
  2. 結ぶとほどけにくい
  3. ほどく時はすぐにほどける

しかし今回の疑問では“ほどける”のが問題になっているのですが?

小暮さんによると、どんなにキツく結んでも足の着地による衝撃とヒモにかかる遠心力でそのうちほどけてしまうとの事。

着地の衝撃によって結び目が少しずつ緩み、足を前に蹴り出す時に発生する遠心力でヒモが引っ張られる事でほどけるというのがその原理。

ではそんな靴ヒモがほどけないようにするにはどうすればいいのでしょうか?

ということで、靴ヒモがほどけるという事に人一倍敏感なハズのマラソン選手に聞いてみる事に。

訪ねたのはオリンピック2度出場で現在は陸上競技連盟理事の瀬古利彦さん。

瀬古利彦「ヒモがほどけたとか許せないよ。そんなマラソン選手。」

厳しいお言葉。

そんな瀬古利彦さんの靴ヒモの結び方は、

  1. ちょう結びをする
  2. 2つの輪っか同士をこま結びにする

※ここで言う「こま結び」とは交差させて結ぶごく一般的なヒモの結び方の事を指していますね。

瀬古利彦「これで絶対にとれない。さっきあの、増田明美さんに聞いたら『私も瀬古さんと同じでちょう結びして二重にこま結びしますよ。』って言ってましたから。増田さんが言えば間違いないですね。」

でも普段の靴ではこの結び方はしないとか。ほどく時に輪っか同士を結んだ結び目が固くなって、ほどきづらかったりという事もありますしね。

ということでもっと手軽でほどけにくい結び方について小暮さんに再度確認。

だったら瀬古さんは必要なかったような気もw

そのベストな靴ヒモも結び方が、

イアン・セキュア・ノット

矢作「カッコいい。笑」

イアン・セキュア・ノットの結び方の手順は、

  1. 交差する普通の結び
  2. 左右それぞれに輪っかを作る
  3. 輪っか同士を交差させて右の輪は後ろ通し、左の輪はは前通しで中央の輪へ。
  4. 最後に輪をキツく引いて形を整えて完成。

コチラがYouTube視聴動画。

慣れると簡単にむすべるようになるこのイアン・セキュア・ノット。

ちょう結びに比べてヒモ同士の接触面が増える事で強度が増すんですね。

ほどく時はヒモのちょう結びをほどく時と一緒でヒモの端を左右に引っ張るだけ。

小暮さんはこのイアン・セキュア・ノットが靴ヒモとしては最強の結び方と太鼓判。

今日の放送はちょくちょく「最強」というワードが出てきますねw

これでこの疑問は解決のハズですが、

担当の佐藤ディレクターの靴ヒモとの長い戦いはここで終わりませんでした。

これはいつもとはちょっと違う展開・・・まさか・・・。

場面はチコちゃんに叱られる!定例会議へ。※という設定の再現ドラマです

水高チーフプロデューサーに扮した鶴見辰吾さんがここで登場w

イアン・セキュア・ノットで結んだ靴を差し出す佐藤ディレクターに、

水高CP(鶴見辰吾)「佐藤、お前これでいいのか?VTRってのは汗をかいて作るもんなんだ。汗をかけばかくほどいいVTRになる。」

殺風景な会議室の壁には「WHAT INSPIRES ME MAKES ME AWESOME」というウォールステッカーw

佐藤Dに重要なミッションを与えるという水高CP。

実際に自分で歩いて検証するんだ。という言葉。

左足の靴を「ちょう結び」で、右足の靴を「イアン・セキュア・ノット」に結んだ靴を履いて実際に歩いてみて、どの位ほどけやすさに違いが出るのか検証する事に。スタート地点は東京タワー。

普段は運動を全くしないという佐藤D。

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歩き始めてから4km地点で品川駅に到着するも靴ヒモにはどちらも変化なし。

その後も歩き続けて10km地点となる大田区大森。でも変化なし。

ナレーション「この時、佐藤ディレクターにある疑問が芽生えます。」

佐藤D「これはかなり時間がかかりそうだぞ・・・働き方改革が叫ばれているこのご時世、こんな事続けていいのか?」

岡村「顔が嫌がってたもんなぁ。」

何か妙案はないかと訪ねたのが名古屋工業大学の佐野明人教授の元。そこにあった歩行ロボットに履かせて歩かせるという実験で確かめてハッピー・・・かと思いきや、これはただの想像w

汗をかけ!という水高CPの言葉に想いを新たにした佐藤Dは再び歩き出します。

矢作「あら。踏みとどまった。」

踏みとどまってから歩き出したわけですねw

岡村「今のいる!?歩きなさいよ!」

ナレーション「しかし、数分後・・・」

佐藤D「全然ほど・・いぇける感じ□※#△¥・・・」

もうカミカミw

岡村「疲れて来た。笑」

またしても歩行ロボットの誘惑を想像してしまう佐藤D。

でも再現VTRを作るために実際に歩行ロボットを使っているという大きな矛盾w

チコちゃん「実際行っちゃってるからね。」

ということで誘惑を振り切って開始から15km歩いて羽田空港に到着。

流れるBGMは爆風スランプ「Runner」

リメイク版ですがコチラがYouTube視聴動画。

歩行ロボットは30kmに到達。すると現実では30km歩いて横浜中華街。

北斗「中華街まで行ったの!?」

チコちゃん「画面をよくご覧ください。」

確かに安い合成CGに見えましたが?w

そして歩行ロボットは50kmに到達。佐野教授とババ抜きに興じる佐藤D。

50km地点は現実だと神奈川県の湘南。これまた合成w

矢作「ちょっと怪しいな。これ。」

岡村「何かおかしいぞ~!やってんなぁ!ちょっと。」

50km地点を通過した事で「1回帰ってもいいですか?」一時帰宅を佐野教授に申し出る佐藤D。

佐野教授「じゃあ気をつけて。あと頑張ります。」

先生に丸投げで帰京w

その後も歩行ロボットは歩き続けて80km。現実だと小田原城に到着。

流れるBGMはサザエさんのオープニングテーマ。

コチラがYouTube視聴動画。

矢作「おかしいな。」

岡村「なんかヘタクソか。これ合成。荒いなぁ!」

130km地点では富士山と新幹線を横目にw

新幹線が富士山前で停車しているというあり得ない光景w

170km地点では静岡の登呂遺跡へ。250km地点では浜松まつり(凧揚げ合戦)の画。

ソファに寝転がってポテトチップスを食べながらぐうたら生活に突入していた佐藤Dですが、そこに一本の電話が。

水高CP(鶴見辰吾)「どうだ?ヒモはほどけたか?お前今どこにいるんだ?」

佐藤D「えっ!?えぇ~っと・・・今は名古屋です!流石に名古屋まで来たら足がもう痛いですね。」

距離にして350km地点。名古屋城城下に。

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すると部屋の戸を開けてたたずむ水高CP。

水高CP(鶴見辰吾)「聞こう佐藤。お前は一体なんの汗をかいたんだ?」

佐藤D「頭の汗をかきました・・・」

水高CP(鶴見辰吾)「・・・佐藤!・・・それだ!体を動かす前にまずは頭で考えろ!無駄な作業を省き目的を達成するために最善の手段を見つけだす。それが働き方改革だ!」

カメラ目線で決める水高CP(鶴見辰吾)w

北斗「これ何?笑」

佐藤D「水高さん。これから僕は一体どうしたら・・・?」

ヒモがほどけるまで歩き続けろという指令。

ナレーション「つづく」

開始から351km地点をまだまだ歩く歩行ロボットの映像で終わるという意味ありげなオチw

という事で、

靴ヒモがほどけるのはほどけるように結んでいるから

(ただ今実証中)第53回 NHK「チコちゃんに叱られる!」靴ヒモがほどける理由では大実験スタート?結論VTRでは『実証中』のスタンプ

でした。

いつもの『済』ではない『実証中』のスタンプw

走りたくなる時はどんな時?という質問には「恵比寿ガーデンプレイスって言おうと思ったけど、つづくんか~い!。」

収録の時点で351km地点を歩行ロボットは歩いているそうですが、まだほどけていない状況だとか。

時速4kmの歩行スピードだとしたら約88時間。3日と半日ちょっとが経過していますね。

矢作「でもあんなにほどけないんだったら、もうちょう結びでいいよね!?」

その通りw

ただ、真実を伝えるのがモットーのこの番組なので靴ヒモ情報は随時入れるというチコちゃん。

ちなみにVTRにちょこっと登場の佐野教授は歩行用ロボットの研究では超有名人。

現在も空き時間を利用して歩行ロボットを使って靴ヒモの検証を進行中だそう。佐藤Dがいない間も自らカメラを回してご協力いただいているとか。

こうなったらほどけるその瞬間が見てみたいと岡村さん。

これは今後の番組で実験の進捗状況を伝えて行きそうな気配ですね。

ひだまりの縁側で・・・コーナー

最後は視聴者からのおたより紹介コーナー。

ハガキをキョエちゃんの口から抜き取ると、

キョエちゃん「岡村!岡村!雨の日って好き?」

岡村「あんまり好きじゃないかも。」

キョエちゃん「じゃあキョエはどうすれば岡村の事もっと好きになれる?」

岡村「もっとちゃんと岡村の事をちゃんと見てくれたら好きな部分もっと見えてくると思うよ。ずーっと向こう向いてるやろ。」

キョエちゃん「はぁ・・・これじゃモテないわけだわ・・・」

岡村「やかましわ!いつか見とけよ!ホントに!」

奇しくもこの日は南海キャンディーズの山里亮太さんが女優の蒼井優さんとのご結婚を報告された直後の放送。

収録の時点ではまだ世に出ていないハズですw

おたよりは、油断して信号無視をして横断歩道を渡ってしまった所、向かいから来た小学生ぐらいの女の子に注意されたとか。とっさに「ありがとう。」と返した投稿者ですが、子どもの見本にならないといけない立場なのにと、その日から気をつけるようになったというエピソード。

最後は、大人としてのあるべき行動を気づかせてくれてありがとう。とお伝えくださいという番組を通した伝言でシメw

注意するのは勇気のいる事なので、無理に注意するのではなく、自分が正しい姿勢を見せる事が無言の注意になる事もあるとチコちゃん。

キョエちゃんにも聞いてみると、

キョエちゃん「キョエは道端に生ゴミを捨てる人に感謝します。」

チコちゃん「アカン。アカン。生ごみのくだりは冗談です。」

岡村「冗談ですよ。」

おたよりのあて先は、

〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て

※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。

番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan

ですね。

キョエちゃん「空に信号はありません。だからお空は青いのよ。by 三遊亭好楽(?)」

岡村「お後がよろしいようで。」

最後のメッセージは、

チコちゃん&岡村「注意してくれた女の子どうもありがとう!(代わりにお伝えしました。)」

キョエちゃん「また来週~!」

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次回放送予定の疑問は?

次回放送(第54回)予定は、

19年6月14日(金) 夜7:57スタート(一部地域を除く)

19年6月15日(土) 朝8:15スタート(再放送枠)

次回ゲストは共に初登場となる杉咲花さんと藤本敏史(FUJIWARA)さん。

放送予定の疑問はプリンが3個セット売りの理由、飛行機が白い秘密、そして虹に関するものなどの予定ですね。

プリンの3個セットには驚きの販売戦略が隠されているとの事ですがそれは一体?

また、番組では「こうすれば虹が見られる」というある動きにチャレンジする事になるそうですが何が起こるのでしょうか?

そして、ひだまりの縁側で・・・コーナーではナレーション担当の森田美由紀アナへの質問のおたよりも。

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから。

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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