第63回 NHK「チコちゃんに叱られる!」月にうさぎがいるのはなぜ?コクの正体とは?
19年9月13日放送の第63回 NHK「チコちゃんに叱られる!」はゲストに増田明美さん(初登場)、Hey!Say!JUMPの八乙女光さんさん(初登場)を迎えて取り上げられた疑問は、月にうさぎがいるのはなぜ?、コクって何?というもの。最近はまんがインド昔ばなしが連発している印象ですが、ナレーション担当の清水ミチコさんのモノマネもキャスティングが豊富でノリノリw
ということで、19年9月13日に放送された第63回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。
※本記事では番組前半に紹介された2問をまとめておりますので後半の2問は別記事でフォロー。
スポンサーリンク出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】増田明美、Hey!Say!JUMP 八乙女光
【VTR】清水ミチコ
チコちゃんの疑問その1
月にうさぎがいるのはなぜ?
ゲストの増田明美さんには「細かすぎるマラソン解説でおなじみ。」という紹介、Hey!Say!JUMPの八乙女光さんには「Ultra Music Power Hey!Say!JUMP」という紹介のチコちゃん。
グループ名の「JUMP」はJohnny’s Ultra Music Powerの略なんですよね。
チコちゃん「八乙女さん家の光くんでございまーす!」
チコちゃんに叱られる!への出演を熱望していたという八乙女光さんですが、
チコちゃん「出演決まった時に初めて平成JUMPしたって話よ?」
八乙女光「そうですね。ホントに心からちゃんと平成JUMPしましたね。」
ついでに増田明美さんも出演を熱望していたそうですが「令和JUMPしたんだから。」というコメントに「昭和JUMPでしょ?あなたは。」と冷静なツッコミのチコちゃんw
オープニングはこの辺で早速1問目。
指名は、この中で一番季節の移り変わりを楽しんでそうなステキな大人ってだーれ?
岡村さんは八乙女光さんを推薦。
他の番組でも天然発言が目立つ八乙女光さんなので不安w
9月といえば中秋の名月ですが、お月見について質問するチコちゃん。
そしてチコちゃんから出された疑問は、
なんで月にうさぎがいるの?
八乙女光「えーと・・・餅をつくためにいる。」
チコちゃん「月はうさぎの餅つき場なんだ?ボーっと生きてんじゃねーよ!」
もち米を担いで月まで行ってつきたてを持って帰ってくる様に「カチカチなるわ!」とチコちゃんw
お台場のフジテレビのお膝元でインタビューを敢行するも答えは出ず。
ナレーション「月にかわっておしおきよ。」
という事で流れるBGMはアニメ「美少女戦士セーラームーン」のオープニング主題歌から「ムーンライト伝説」
コチラがYouTube動画。
そしてチコちゃんの答えは、
うさぎは自分を犠牲にしてでも人を救おうとする美しい心の持ち主だったから
これと月との関わりについて釈然としませんが、解説は曹洞宗宝林寺の千葉公慈住職。
名前を略して通称ちこちゃんですね。
月にうさぎがいるというイメージは「月の表面の模様がうさぎが餅を突いている姿に見えるから」と思っている人が多いと思いますが、実はこれは後付けで作られたものと千葉公慈住職。
実はインドに元々あった仏典の「ジャータカ」に記された物語が元となっているとか。
インド+物語となったら絶対に登場するのが、
「まんがインド昔ばなし」なのがこの番組の恒例w
チコちゃん「毎度おおきに。」
まんがインド昔ばなしのナレーション担当は市原悦子さん風の清水ミチコさんですね。
そして、東京・江戸川区在住のよぎさん with 母とクルカルニさん夫婦の演奏もセットw
今回の物語のタイトルは「月のうさぎ」
作画も遊佐かずしげさんで過去のパターンを踏襲。
昔々、ある所にうさぎ、猿、犬、かわうその4匹が仲良く暮らしていた所、
ある満月の夜に皆で腹ごしらえをする事に。
スポンサーリンクそこでうさぎこんな話をします。
うさぎ「大切な食べ物でも困っている人がいたら分け与える優しい心を忘れぬようにね。」
そして各々が食べ物探しに奔走し、猿は木からマンゴーを、犬は落ちていた肉を、かわうそは川で魚を見つけます。
魚を獲って嬉しそうなかわうその声はえなりかずきさんのモノマネw
岡村「なんでこれいつも入ってくんねん。笑」
しかし、その一方でうさぎが手に入れたのはただの草だけ。
うさぎにとっては大好物ですが、他の動物にとっては食べ物とは言えない代物。
よぎさん「アナタ!こんなのいらねぇよ!ってお土産貰った事あるか?私はある!」
岡村「ガチャガチャしてんなぁ~。相変わらず。笑」
色んなものが詰め込まれ過ぎていてゴチャつくまんがインド昔ばなしw
うさぎは困り果ててしまいますが、そんな頃、他の動物たちの元をお腹を空かせた修行僧が食べ物を求めて訪ね歩きます。
修行僧の声は大竹しのぶさんのモノマネw まんがインド昔ばなしでは初登場のモノマネキャスティングw
チコちゃん「似てるけど。」
岡村「似てるけど修行僧やから。大竹しのぶさんじゃないし。笑」
うさぎの言った言葉を思い出した動物たちは持っていた食べ物を全て修行僧に差し出しますが、最後に修行僧が訪ねたのがうさぎの元でした。
するとうさぎはこう答えます。
うさぎ「では火を起こしてくださいますか?」
修行僧が薪を集めて火を起こすと、
うさぎ「これから私はこの火の中に飛び込みます。私の体が焼けたらその肉をどうぞ召し上がってください。」
修行僧は慌てて止めようとしますが、その間もなくうさぎは火の中に飛び込みます。
岡村「お肉落ちてたやん。さっき。」
確かにw
火の中で覚悟をするうさぎでしたが、何と不思議なことに熱も全く感じずにうさぎは無事なまま。
うさぎ自身が不思議に思ったその瞬間、
「ほっほっほ!その火は偽物の火なのです。」
突然声色が変わった修行僧。今度は美輪明宏さんのモノマネw
美輪明宏さんは軽い脳梗塞で都内の病院に入院されたというニュースが報じられたばかりですが、歩いたり話したりに支障はなく快方に向かっているとか。
ニュースの元ソースはコチラ
美輪明宏、歩行も会話も支障なし…脳梗塞から回復 – スポーツ報知
そして謎の声の正体は、仏教の神である帝釈天でした。
動物たちの心を試すために修行僧の姿になって天から降りて来たと語る帝釈天。
そして自分の身を投げ出しても人を救おうとする美しい心を持つうさぎに感動した帝釈天はこれを後世に伝えるために月にうさぎの絵を描いたのです。
岡村「これ録画しとかな分かれへんようなる。」
実はジャータカという仏典はお釈迦様が悟りを開かれる前に様々な姿になって修行をしていた時の逸話を集めたもので、あのうさぎはお釈迦様の前世の姿と言い伝えられています。
この物語が仏教の伝来とともに日本に伝わって「月の模様=うさぎ」という言い伝えが定着。
また、うさぎの餅つきのイメージはどこから?という疑問については、
五穀豊穣のシンボルはお米であり、月の神様にお供えする風習もあったために、自然と月のうさぎの物語と結びついたのではないかというのが千葉公慈住職の説。
また満月は望月(もちづき)とも言いますのでその語呂合わせもあるのでは?との事。
もちづき → お餅つきの言葉の移り変わりを披露する千葉公慈住職。久しぶりのこのパターンですねw
ということでコチラが結論。
月にうさぎがいるのはうさぎは自分を犠牲にしてでも人を救おうとする美しい心の持ち主だったから
でした。
秋の夜長の過ごし方についてチコちゃんに聞いてみると「清水ミチコの家に行く。」「みっちゃんとあのキャスティングについてじっくり話し合いたい。」
ちなみに、月にうさぎがいる由来には諸説あるそうです。
八乙女光さんに感想を聞いてみると、うさぎへの見る目が変わったとの事ですが、
八乙女光「今日は良かったです。」
チコちゃん「帰るの?」
岡村「まだ終わらへんで?笑」
思わず番組の〆コメント風に言っちゃった八乙女光さんでしたw
ここでカリキュラマシーンのオープニング。
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その2
コクってなに?
2問目の指名は、
この中で一番味の違いがわかるステキな大人ってだーれ?
順番的に増田明美さんが解答者に。
増田明美さんを「まっすー」と呼ぶチコちゃんはコクについて話題に出しますが、
ここでチコちゃんの疑問、
コクってなに?
増田明美「コク・・・酷な質問だなぁ!笑」
スタジオのスタッフ一同からはパラパラと拍手が起こっていますがw
岡村「決まりましたね。増田さん。叱られそうな雰囲気はビシビシ感じますけど。」
チコちゃん「前頭葉の働きが抑えられないのね。」
以前登場した、なぜ中高年男性は「おやじギャグ」を言う?の疑問はコチラで。
コクについて「深み」と答える増田明美さんですが、なに味?と畳みかけられると「酷な味だ。笑」とコク=酷で力技で何とかw
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
そりゃそうなりますよねw
グルメのイメージが強い銀座でインタビューするも「コク=味の深み」という答えばかり。
ナレーション「その深みとか深さ何メートルですか?」
ちなみに辞書でコクの意味を調べてみるとやはりこちらにも「濃い深みのあるうま味」という記述が。
ちなみにコクは漢語の酷からとられたとも言われているそうなので増田明美さんは意外と良い指摘だったのかもw
ということでチコちゃんの答えは、
味ではない
スポンサーリンク岡村「出たよ~。チンプンカンプン~。」
増田明美「って事はさっきの私の酷な質問でいいんじゃない?」
それだと納得できないですw 「味じゃないんじゃないの?」といういかにも出てきそうなセリフさえあれば。
解説は料理研究家の服部幸應先生。
グルメリポーターになれるよね?と言われて「チコ摩呂でございます。」と答えるチコちゃんw
人は食べ物を食べた時に、甘み、苦味、塩味、酸味、うま味という5つの味を舌で感じ取っていますが、ここにコクは含まれず、味・食感・香り・余韻などのさまざまな感覚が同時に絡み合った時に生まれる表現がコク。
かなりフワッとした説明にならざるを得ないのがコクですが、実は最近になってコクの正体が分かったとの事。
それがグルタミルバリルグリシンという物質。
グルタミルバリルグリシンとはアミノ酸のグルタミン酸、バリン、グリシンの3つが結合した化合物を指し、食材や調味料にこれが含まれていると、調理過程で熱を加えた時に糖や油と結びついて同時に様々な味や香りを感じさせるコクのある状態になります。
そしてこのグルタミルバリルグリシンには味が無いというのも特徴。あくまでコクを引き出すだけなんですね。
それでもこの疑問の担当Dは普段からあまり美味しいモノを食べるグルメではないようで、あまりピンと来ていない様子。
服部先生に詳しく聞いても、コクは曖昧にも関わらずに何だか説得力のあるワードで不思議だね。と言うだけでイマイチ話は進まずw
そこでこの状況を打開する為にコクがある料理で評判のお店を食べ歩く事に。
まず訪れたのは東京・神保町の「欧風カレー ボンディ」。
欧風ビーフカレーの超有名店ですね。
コクについて代表取締役社長の村田信輔さんに尋ねると、
玉ねぎ、にんじん、オリジナルのバター、13種類のスパイスが合わさる事でカレーのうま味とコクが生まれるという説明。
肉・野菜・果物のうま味とバター・スパイスの風味が同時に絡み合ってグルタミルバリルグリシンにという事でしょうか。
岡村「よぎさんはインドカレー紹介して欲しかったやろうなぁ。」
ボンディのカレーを食べた担当Dの感想は「めちゃくちゃ美味しいですね。」の一言。
岡村「なんか嫌な予感してきたでぇ~!」
予感も虚しく続いては東京・京橋の老舗フランス料理店へ「シェ・イノ」ですね。
料理長の古賀純二シェフにコクについ聞いてみると、
ワイン、出汁(野菜・肉)、トリュフなどを組み合わせているそう。
アミノ酸が豊富に含まれるワインと食材の出汁、うま味が凝縮したソースに肉汁などの様々な味と香りが同時に絡み合ってコクに。
出て来きたのは「仔羊のパイ包み焼き”マリアカラス風”」。
グルタミルバリルグリシン風というかなんというか。
一緒にワインも勧められて、ワインの風味が残っているうちに料理を食べるマリアージュ。
食レポは「めちゃくちゃ美味しいです。」というさっき聞いた感想w
続いては両国で塩ちゃんこ。鶏ガラ出汁と野菜・魚介のうま味でコクを生み出す仕掛け。
担当D「美味しいですねェ~。」
続いてはデザートとして「焦がしキャラメルの濃厚チーズケーキ」も。
チーズケーキの甘みと焦がしキャラメルの苦味が同時に絡み合ってコクに。
担当D「濃厚で美味しいです。」
そして〆は東京・銀座のコーヒー店「然林庵」へ。
店長の細野勝也さんは豆の煎り具合を深めにする事で酸味よりも苦味を強調したとの事。
流れるBGMはネスカフェ・ゴールデンブレンドのCMで同じのあのダバダ~の曲ですね。
曲名は「めざめ」もしくは「目覚め―ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ」で歌っているのは伊集加代さん。
懐かしのあのメロディーはコチラのYouTube動画で。
岡村「違いのわかる男なのか~?」
まさかの一気飲みですが担当Dの感想は「美味しかったです。」の一言w
服部幸應先生に改めて「めちゃくちゃ美味しかったです。」と伝えて終了。なにこれ?w
岡村「問題作や!」
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コクとはグルタミルバリルグリシンがさまざまな成分と結び付き味や香りなどが同時に絡み合った状態 つまりめちゃくちゃおいしい
でした。
味気ないと思う時は?という問いには、
チコちゃん「岡村の帰り際。」
岡村「すいませんね。笑」
ちなみにコクの正体については多様な物質や化学反応があるために全て解明されているわけではありませんという注釈。
そして担当Dによる薄っぺらい感想付きのただの食べ歩き映像が物議w
チコちゃん「ウチのスタッフはグルメ系ダメなのよ。気の利いた事言えないのよ。食に関して。」
岡村「なんであなたが選ばれたんですか?今回。」
追及はココまでw
続きとなる第3問、第4問のチコちゃんの疑問はコチラの記事で。
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