ホンマでっか!?TVの日焼け止め特集。専門家がウソホントをジャッジ
20年8月5日放送のフジテレビ系「ホンマでっか!?TV」では日焼け対策を大特集。などなど。そこで紹介された汗っかき対処法をまとめてご紹介します。
スポンサーリンク肌の日焼けタイプ
肌の色・日焼け後の肌・皮膚がんになる可能性の3点を肌タイプで分けて見てみると、
例で言うと、肌が白い人は日焼け後に黒くならずに赤くなる人であり、こうなると皮膚がんのかかりやすさがアップしたり。
逆に地黒の人は日に焼けても赤くなる事は無いですが、その分どんどん黒くなっていったり。皮膚がんの面ではかかにくい性質。
日本人の肌タイプは大抵の人がTYPE3かTYPE4などの中間ぐらい。
特に元々の色が白い人は紫外線の影響で皮膚がんの疾病リスクがあるので避けるのが吉ですが、
そうなると日に当たらない事でビタミンDの生成という面ではマイナス。
意識してサプリメントなどで補ったりという方法で対処した方が良さそうですね。
飲む日焼け止めの効果は?
飲む日焼け止めは全く飲まないよりは飲んだ方が良いというのが専門家、兵藤秀忠先生の回答。
ただし、その効果はかなり弱くSPF値でいうと1ケタ台というのが実際の所だそう。
ちなみに飲む日焼け止めには日焼け後の炎症を抑える効果も期待できるので、しっかりと日焼け止めなどで対策をとった上で飲む日焼け止めで少しでも足しにするという考え方で使うべきですね。
肌が弱い人の日焼け止め使用
肌が弱くて日焼け止めで肌が荒れてしまうという人の場合は「日焼け止めの成分」に注目。
日焼け止めに含まれる成分は大きく分けて、
- 紫外線を反射・散乱させる散乱剤
- 紫外線を吸収して熱に変換する吸収剤
の2つ。
このうちで吸収剤の方は肌への負担が大きいそうで、そうなると肌トラブルの元。
肌が弱い人は吸収剤フリーの製品かノンケミカルの日焼け止めを試してみましょう。
それでも防腐剤やアルコールに反応して肌が荒れてしまうというタイプの人は、使えるのであればパウダータイプのものも。
ただしパウダータイプは露骨に肌が粉でまぶしたように白くなるので見た目がOKならという条件付き。
ちなみに日焼け止めの使用期限は大体1年といわれているのでワンシーズンで使い切るのが基本。
在庫処分などで値引きされて売られているモノを大量にストックしてもすぐに使い切れない場合はムダになってしまうので要注意。※海外の専門家の意見では未開封で3年が限度との事
また、日焼け止めは熱によって劣化が進むので、特に温度が高くなる車の中に放置すると1年を待たずして効果が弱くなってしまうので車内や高温になる場所には放置しないように。
日焼けと食べ物
日焼けと食べ物の関係性という点では、
巷でたまに言われる「オレンジジュースを飲むと日焼けしやすくなる」というのは真実。
オレンジに含まれるソラレンという物質が摂取後2時間をピークにして7時間ほどは紫外線の感受性を高めるという研究データがあるとか。
ただし、オレンジなどの柑橘系のフルーツにはビタミンCや肌を修復するのに必要な成分が同時に含まれているので、全く避けるとうのももったいない話。
つまり、メリットを享受しつつデメリットを避けて万全にするためには柑橘系の果物は夜に食べて、その後7時間ほどは紫外線に当たらない環境に身を置くのがベストと言えそうですね。
皮膚がんとコーヒー
日焼けによるコワイ病気として皮膚がんが真っ先に思い浮かびますが、
コーヒーを飲むことで日焼けによる皮膚がんの発症を抑えられるという研究結果が出ているとか。
10万人以上を対象としたハーバード大学の研究では、1日に3杯以上のコーヒーを飲む女性は全く飲まない女性に比べて20%以上皮膚がんの発生が少なかったとの事。
男性の場合は9%の差なので女性ほどは大きな差がつかなったという点はちょっと残念。
コーヒーに含まれるカフェインが紫外線の影響で弱ってがん化しやすくなった細胞を殺す効果によってこのような変化があるそう。
ちなみに「カフェインを肌に塗る」事でも肌の炎症を抑えて皮膚がんの発生を抑えるという効果があったり。
UVカットの効果持続時間
市販されている衣服にはUVカット効果を売りにしているものがありますが、その種類は大きく分けて、
- UVカット加工をしたもの
- UVカット素材を使ったもの
の2種類。
例えばUVカット効果のある糸を織り込んだ服などはUVカット素材に属し、こちらの製品寿命は5年~7年が目安。
着たり洗濯したりしているうちに徐々に効果が弱まっていくそうなので、洗濯する際には洗濯ネットを使用して傷まないようにケアしてあげる事が大事。
一方でUVカット加工の製品はワンシーズンで賞味期限終了なものがほとんど。
ちなみにサングラスの製品寿命は大体3年が目安で、濃い色のサングラスは瞳孔が開き、サングラスの隙間から入って来た紫外線によって目にダメージを負ってしまう(余計に日焼けしやすくなる)場合があるので要注意。
そして、目に紫外線が入ると日焼けはもちろんですが、実は夏バテの原因にもなるとか。
というのも紫外線が目に入る事で自律神経が興奮して極度の疲労を感じるようになりそれが夏バテになるという原理。
例えばスキーやプール、海水浴などでは全く泳いでいない、すべっていない場合でも結構な疲労感があったりしませんか?あれは実は紫外線の影響。
ちなみに目に紫外線が入ると瞳の角膜に炎症が起き、脳が全身のメラノサイトに働きかけて皮膚を黒くしていくというのが日焼けの原理ですが、ということは肌を全て覆って紫外線対策を完璧にしていても、目だけ無防備だと結局日焼けしてしまうというわけですね。
そこで専門家がオススメするのがコンタクトレンズの使用。
コンタクトレンズにはUVカット機能がついたものが販売されていて、そのカット量を比較すると、
- 日傘 約70%
- サングラス 約90%
- コンタクトレンズ ほぼ100%
と効果は絶大。
日焼けとうつ病
心理学の分野から日焼けとうつ病の関係を考えてみると、
日焼けが好きな人はうつ病になりにくい
という点が指摘されているそうで、
日焼けが嫌い → 将来のシミが心配 → 未来志向性が高い性格
といったつながりがあり、精神疾患というモノは将来を気にし始めた時から始まるという点を考慮すると、将来の事を気にして日焼けケアしている人は精神的に患ってしまうという論理。
逆に日焼けを気にしない人というのは今を生きている人という事でもあるので精神疾患にはなりにくいというわけですね。
太陽光と日焼けサロン
日焼けをしたいという人の場合は自然の太陽光で日光浴をする派と日焼けサロンで焼く派に分かれると思いますが、
太陽光と日焼けサロンは全く違うというのが真実。
太陽の光からくる紫外線はUVAとUVBが含まれていますが、日焼けマシンはUVBをほとんど含まずにUVAが主というのが大きな違い。
太陽の光を浴びると免疫アップに効果があるとよく言われますが、それはUVBの影響でビタミンDの合成に寄与するから。
ところがこのUVBは日焼けの主な原因で肌表面には大きなダメージを与えて、ある意味火傷みたいな状態に。
日焼けは戻せる?
今ガンガン日に焼けて黒くなっているという人でも将来的に白く戻せるか?という点については、
かなり日焼けが進んでいる人は完全に白く戻すのは難しいそうですが、
ビタミンCや抗酸化作用のあるものを日々摂り続けるという対処法である程度は戻せるというのが専門家の意見。
日焼けはハゲる?
日焼けは頭皮に悪いという情報については、
日焼けで頭皮の細胞がダメージを負うと薄毛や白髪の現象を引き起こしやすくなるので、気になる人はしっかりケアすべきというのは専門家の意見。
髪の毛に使えるUVカットのスプレーなどがあるのでオススメですね。
という事で20年8月5日放送の「ホンマでっか!?TV【日焼けのウソホント徹底分析】」から日焼け止め特集についてでした。