最高級車センチュリーを公用車にしている都道府県は全国でいくつある?値段は?
トヨタが誇る最高級車といえばセンチュリー。皇族関連の公用車としてだったり、政治家が乗っていたりするイメージが強いこの車ですが、そんなセンチュリーを公用車として保有している都道府県は全国でいくつあるのでしょうか?そしてそのお値段はどのくらいなのでしょうか?
2020年10月14日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」の情報からご紹介します。
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コチラが公用車としてセンチュリーを保有している都道府県のリスト。
長野県 – 2台 約1134万円(2000年購入)、約1181万円(2013年購入)
埼玉県 – 1台 約2000万円(2019年購入)
静岡県 – 3台 約1081万円(2005年購入)、約1198万円(2012年購入)、約2090万円(2019年6月購入)
石川県 – 1台 約1200万円(2012年購入)
愛知県 – 1台 約1100万円(1997年購入)
兵庫県 – 2台 月額50万円(2019年にリース)
山口県 – 2台 約2090万円(2020年7月購入)
香川県 – 1台 約1200万円(2011年購入)
徳島県 – 1台 約2130万円(2020年1月購入)
長崎県 – 1台 約980万円(1999年購入)
※FNN・バイキングMORE調べ
中には20年以上使用し続けているケースもあるので「センチュリー?高すぎる!けしからん!」とは言えないような気も。
そしてトヨタのお膝元である愛知県ではしっかりセンチュリーに乗っているのは逆に好感が持てたり。
1997年に購入したセンチュリーにずっと乗り続けているというのは大事に使っているというアピールにもなりますしね。
ちなみに公用車を更新する際には『取得から11年かつ走行11万キロ』といった基準があったりするとか。
ニュースでは特に兵庫県や山口県がやり玉に挙げられていますが、直近に公用車センチュリーを購入しているのは埼玉県、静岡県、徳島県なども該当していますよね。
兵庫県では2019年8月までトヨタ・レクサスを2台公用車として使用していて、その際の費用は、
2台のリース代が月額約38万円(当初5年間)、約22万円(以降2年間)で7年間総額約2800万円。
これがセンチュリー2台のリースとなると、
月額約50万円で7年間総額約4200万円。
レクサスの時点で7年間で1台につき1400万円使っているので既に高級車ですが、さらに経費増。
その他に毎日新聞の情報によると、
岩手県(2010年取得)、大分県(2014年取得)の2県ではトヨタ・レクサスを、岐阜県(2018年取得)ではトヨタ・ヴェルファイアを公用車として使用していて、そのお値段はいずれも1000万円を超えていたとの事。
高級車を公用車として使用する側の意見として「海外からの要人や皇族の来賓などがあった際に対応するための来賓車・貴賓車」というのが大義名分のようですが、
そのようなケースだと「副知事用の公用車のクラウン(取得費630万円)やフーガ(取得費460万円)を使用する」と回答した福岡県だったり、「本県に専用車を用意しておく余裕はない」と回答した青森県だったり、「(その都度)ハイヤーを用意する」と回答した広島県だったりで、こちらの対応の方が全国的にはスタンダード。
ましてや山口県では「県内には借りられるハイヤー業者がないため購入している」と説明しているので、だったら隣県のハイヤー業者に頼めばいいのでは?という意見は出なかったんでしょうか・・・。
また、天皇、皇后両陛下が地方などを訪れる際には宮内庁が専用車両を用意するのが一般的で、国は貴賓車の用意を自治体に義務付けしていないという点も見逃せません。
もうこうなったら地方自治体で独自にセンチュリーを用意しておく理由なんて全くのゼロのように感じる所。
ちなみに高知県では知事専用車に関しては必要ないという事で廃止しているんですよね。
その他には、
2016年 鹿児島県 三反園県知事(当時)がセンチュリーからエスティマハイブリッドに変更。
2010年 福井県 西川県知事(当時)がセンチュリーからプリウスに変更。
2007円 宮崎県 東国原県知事(当時)がセンチュリーからクラウンハイブリッドに変更。
といった経費削減を行っているケースも。
東京や大阪は?
これに対して東京都や大阪府ではどんな公用車に乗っているか?というと、
大阪府 – トヨタ アルファード リース代月額7万8000円で1年間約94万円
東京都 – 前都知事の舛添要一氏はアルファード、その前の都知事である石原慎太郎氏はレクサスLSを使用
といった感じ。
という事で以上、公用車センチュリーを保有する都道府県リストとそのお値段についてでした。
※2020年10月14日時点での情報となりますのでご注意ください。