2021年版 声楽家が選ぶ本当に歌が上手い現役男女歌手ランキングベスト50&歌唱力No.1は誰?
2021年4月4日放送のTBS系「本当のとこ教えてランキング」では歌のプロ・クラシック声楽家190人がガチ投票で決める「日本一歌が上手い現役歌手最新ベスト50」を発表。そのランキングトップ50のメンバーは?そして男女通じてNo.1歌唱力を持つ最強シンガーは誰に?
スポンサーリンク第50位~第41位
ランキングの選出方法については、
- プロの声楽家190名それぞれが歌が上手い現役歌手ベスト10を選出
- 個々のベスト10に沿って1位10pt、2位9pt、3位8pt・・・9位2pt、10位1ptと得点を集計
- 総得点順にランキングベスト50を決定
といったフォーマット。
第50位 長屋晴子(緑黄色社会)
- 強い声をお持ちだなと思います。
- ほのぼの系かと思いきや、このパワフルさ。
- 顔が可愛らしくて、ギャップの女王というか。
J-POPシンガーでは珍しく「奥歯がちゃんと開いて歌える」という評価。そうする事で声が明瞭で言葉がハッキリ聞こえるのだとか。
オペラなどで要求される口の奥の広さをJ-POPでも自然と体現しているとの事。低音も高音も綺麗に響いて総じて「強い声」という評価。
第49位 生田絵梨花(乃木坂46)
- ヨーロッパを感じさせる透き通った綺麗な響くような声。
地声・ミックスボイス・裏声の3つの切り替えがスムーズで高い技術。
第48位 ISSA(DA PUMP)
第47位 川畑要(CHEMISTRY)
高音でも太くて柔らかい歌声が高評価。
第46位 宮本浩次(エレファントカシマシ)
- キャラクターの方に意識がいってしまうが、歌がやっぱりすごい方です。彼の曲に挑戦したけど歌えなかった…。
ロングトーンでかなり伸ばす際にもビブラートをほとんど使わない愚直なスタイル。
ビブラートはボロ隠し、誤魔化しにも使えるテクニックなのでそれを使わないノンビブラート唱法は本当に歌が上手い証拠との事。
しかもそれを連発するという強い声の持ち主。
第45位 アイナ・ジ・エンド(BiSH)
- えっ?アイドルなんですよね?こんな発声してて喉痛くならないの?って思ったぐらいのハスキーボイス。
息を多く使って歌っているのでパワフルな歌声に。腹式呼吸で歌う基本が支えているので決して口先だけのテクニックではないと高評価。
第44位 北村匠海(DISH//)
- さすが役者さんだなって思う、歌に魂が宿っている。
- 俳優とは違う声をされてると思うんですよね。
楽曲『猫』はサビ途中がとても難しく『猫になったんだ』『フラッと現れ』と2回続く高音で一気に1オクターブ上がる箇所を歌えるのは高いテクニックの証との事。
第43位 秦基博
- ガサガサ感、ハスキーのような声なんですけど“ひと聴き惚れ”をしました。
楽曲『鱗(うろこ)』のサビではただキレイに伸ばすのではなく、音が少し揺れる点がクセになるハスキーボイスという評価。
第42位 あいみょん
テクニックを超えた心を掴む歌声を声楽家たちは支持。
第41位 徳永英明
第40位~第31位
第40位 Uru
- 切ない歌を歌わせたらピカイチ。
- 切なさと苦しさがあるけどちょっとだけ希望の光が入っているような。
声楽家たちが声を揃えて「切ない歌声」と絶賛していますが、その歌声には声質の他にも秘密があるそうで、それが、
息遣いをあえて聞かせるテクニック。
さらに「細く強く吸う所」と「広めに優しく吸う所」と使い分けも巧み。
第39位 アンジェラ・アキ
第38位 黒田俊介(コブクロ)
スポンサーリンク第37位 北島三郎
- 日本のソウル(魂)。
- DNAに刻まれたような歌声ではないかなと。
天性の歌声、伝説になる人、魅力しかないと賛辞が続きますが、強く歌う所と引く所の波に引き込まれるという評価。
その押し引きで曲のグルーヴ感を演出しているので聞き惚れるしかないとか。
楽曲『与作』のサビでは音量を強めて出した直後に音量をフッと下げる事で響きを残すという高等テクニックを披露。
普通は音量を下げると響きも一緒に失われるのに、余韻として響きを残すのは至難の業だそう。
第36位 桑田佳祐
第35位 布施明
第34位 井上陽水
第33位 絢香
第32位 ATSUSHI
第31位 Toshl
- 無敵な声。まさに。
- ゾッコンです。僕の中では確実に男性歌手の中でNo.1の方です。
突き抜ける高音と高いだけじゃない伸びやかな歌声が絶賛ポイント。
第30位~第21位
第30位 西川貴教
- 例えるならバズーカのような声です。
- 息も、多分肺活量がスゴイと思いますね。声量モンスター。
第29位 デーモン閣下(聖飢魔Ⅱ)
- オペラ界にいたとしたらテノール歌手として成功していたと思いますね。
- 高音のシャウトとかはピカイチですよね。
テノールよりも遥か上の高音のシャウトは絶賛の的。
第28位 三浦大知
踊りながらも完璧に歌うその高いテクニック。
第27位 藤原聡(Official髭男dism)
- 高音が凄すぎて、高音おばけですね。
- 誰にも真似できない。幾多の人たちがカラオケで歌おうと思い…出来ない高音ですかね。
- 高いと思わせない歌声で高音域を楽々歌う。それが当たり前のように出来てるからすっと入ってきやすい。
楽曲『LADY』は『Pretender』超えの高音に次ぐ高音という難曲。
「男性にとって訳の分からない高音がひたすら続くので。」「凄い凄い凄い凄い。この音域で地声でずっと歌ってらっしゃるんですよ。こんな高音で歌いっぱなしってのはクラシックのテノール超えですよ。」
と男性声楽家からは驚嘆の声。
第26位 平原綾香
第25位 松崎しげる
- エネルギーを解放したソウルフルな歌声。
- 年齢を増すごとに声のフォルテ(強さ)の美しさがどんどん高まっていくスーパーテノール(高音域の男性歌手)です。
男性の高い音域を担当するテノールでも苦労する音域を平然と連発できるズバ抜けたアーティストという賛辞。
セレモニーの国家独唱で『君が代』を披露するのはプロ声楽家でも極度の緊張に襲われるそうですが、そんな緊張の場面でも『八千代に』の最高音をバシッと決められる確かなテクニック。
第24位 夏川りみ
スポンサーリンク第23位 Taka(ONE OK ROCK)
- 父親譲りの歌の才能の持ち主だと思います。
- 日本人離れした優しさ溢れる歌唱力。
透き通った高音を地声で出し続けられる安定感が最大の魅力との事。
第22位 松たか子
力強い地声の高音を多くの声楽家が大絶賛。
第21位 岩崎宏美
- 彼女より声の美しい人を聞いた事が無いかもしれない。声が綺麗な人って言ったらこの方。
類稀な天性の美声は声楽家からしても羨望の的。
第20位~第11位
第20位 ikura(YOASOBI)
- 生の歌唱をしているのを聴いた時に『あっ機械じゃなかったんだ!』と思って。
- 喉に機械が入ってるかのような正確無比な歌を歌う方ですね。
- 癒し系の声なのにAIのような正確な音程とリズムを持った歌い手さんですね。
- 凄く長いフレーズを一息で歌うのが凄いと思います。
他にも人間離れした“正確なボーカルマシン”という評価も。
実際の歌唱映像を観て初めて「人間だったんだ。」と確認できて驚くしかないという意見。
『夜に駆ける』は、
「はい。ここにこの音当てはめてみました。みたいな作曲ですね。それをされるとたまったものじゃないです。」
さらに息継ぎするポイントが見当たらず、楽譜を読むだけで息苦しくなって来るそうで、
その息継ぎポイントはわずか0.115秒というほんの一瞬だそう。
そんな殺人的な短い息継ぎでも歌えるのは驚異。
第19位 LiSA
- あの方は圧倒的にパワフルな歌声を持つ。
- アニメ界のロック女王だと思います。
楽曲『紅蓮華』に出て来るフレーズ『紅蓮の華よ』の『な』の音が難解ポイントで、サビに突然一音だけ入る最高音の裏声に切り替えるのは至難の業。
第18位 森山直太朗
- 聴く人を感動させる裏声の達人だと思います。
- 地声とファルセット(裏声)の往来が巧みな超絶的な方ですね。
美しく滑らかに響かせる裏声を声楽家たちが揃って絶賛。
第17位 稲葉浩志(B’z)
第16位 中島みゆき
- 聴いてる全ての人が主人公になれるような喜怒哀楽が全て込められたアーティストです。
- 歌に聴こえない語りとか叫びとか。その場で耳元で語っているような朗読のようなそんな感じです。
歌うよりも難しい朗読しているような語りのニュアンスを出せるのが魅力との事。
第15位 椎名林檎
- 使われている技の種類の多さで言いますと、抜きん出ていると思います。
息遣いまで使いこなす技術力の高さ。
第14位 山崎育三郎
多くの声楽家がミュージカル仕込みの美しいビブラートを評価。
第13位 石川さゆり
第12位 広瀬香美
- 例えば『ロマンスの神様』は高音で的確にはめる事が気持ちいい所なんですけど、いつ歌っても的確。これは凄い事だと思います。
サビ頭の高音を絶対に外さない高い歌唱力。
第11位 平井堅
- 骨格レベルでスゴイ。お顔の作り。それだけで絶対にいい声が出る。
- 透き通った声を持ってるクリスタルボイスだと思います。
- 美声が本当に羨ましい。
イタリアオペラで発祥したベルカント唱法=声が良く響く歌い方を自然と行っている歌手という評価で、
彫りが深く、特に頬骨が出ていると頬骨に声が共鳴して頭の方に声が自然と抜ける歌い方(頭声)になるのだとか。
プロの声楽家からすると頭から上だけで声が鳴っているのが目で見るだけで聴こえて来るそう。
スポンサーリンク第10位~第4位
第10位 久保田利伸
- 彼の場合は何が抜きん出ているかというとリズム感ですね。こんなにファンキーな人が日本にいていいのか?っていう。
歌を聴いているだけで根底にあるグルーヴが感じられるのはバケモノ級との事。
第9位 氷川きよし
- こんな歌い方もされるんだなと。
- 演歌歌手という概念を“限界突破”した歌手。
『限界突破×サバイバー』ではロックやヘビーメタルのような歌い方で張り上げるシャウトも簡単にやってのけるという懐の深さを披露。
メタル風シャウトもきっちりコントロールしてやっているという事はクラシックを歌っても平気でこなせのでは?と歌のオールラウンダーという評価。
第8位 宇多田ヒカル
- 息の使い方とかがものすごく色っぽいですよね。
- 表現力の宝庫というか。なかなか出来ないだろうなと思って。
多彩なビブラートの操り方は自由自在。
音程によってビブラートをかける体の使い所を細かく分けていて、
- 低音 – お腹(横隔膜)
- 中音 – 喉
- 高音(ウィスパーボイス) – 頬
こういった具合に使い分ける事で切なさの表現が可能に。
第7位 小田和正
- 神から授かった歌声を持つ方ですね。もう真似しようとしても出来ない声を持ってらっしゃる。
- あの音は男性では出ないと思います。
- 響きが透き通った響き。でもこれは本当に天性の声質ですよね。
世界最高峰と称されるのが『言葉にできない』に出て来るフレーズ“ラララ”。
「あんなにしなやかに柔らかく出せるメカニズムを教えてくださいっていう感じです。」
「綺麗だし、切ないし、胸が痛くなるし。心の宝物みたいなラララじゃないですか?思い出しただけでジーンとしてくる。」
第6位 井口理(King Gnu)
- 目を閉じて聴いていると女性が歌っているのかな?と思って、目を開いたら、あっ…髭のお方がって。
- 男性の音域から女性の音域まで広く歌えるところが凄いと思います。
- 裏声で歌唱する事を前提にきちんと訓練がされている。それを感じる声です。現在日本No.1裏声使い。
「男性の裏声の魅力は一言で言うと”神秘的”である事だと思うんですよね。訓練されたファルセットはさらに力強さを持って『こんなに人間で高い音が出るんだ。』って生理的な快感を揺さぶられるような。」
地声から裏声に移行するチェンジがとてもスムーズ過ぎて、クラシック声楽家が聴いていてもつなぎ目がすぐには分からないそう。
楽曲『三文小説』は特に衝撃的だそうで、
「違和感を感じる声の移り目が何もないんですよね。」
第5位 新妻聖子
- 音程、リズム感、表現力、抑揚と色んなものが全部がクオリティが高い。僕の中ではダントツ1位です。
- 美しい高音と圧巻の歌唱力です。
全てを兼ね備えた挙句に高音もピカイチ。
本職のオペラ歌手でも本番で一発で決めるのは難しいという『オペラ座の怪人』をバシッと決めるのはもはや新妻聖子自身が怪人であるという賛辞。
高音域の連続から最後の超高音“ミ”でトドメ。
第4位 Superfly
- 天性の物でしょうね。あれは真似出来ない。
- パワフルでスーパーボイスです。
- 高音もホントに気持ちよく歌っていて。
- こんなに力強く歌える女性歌手っていないと思います。
高音も低音も同じ太さで出せる、体をフルに使ったストレートボイスの歌姫。
その声のおかげで高い音まで地声で突き通せるのは日本では稀で反則級。
「気付いたら高い音もうバンバン出しとるみたいな。めっちゃ出てる!何それ~!?みたいな。ズルい。」
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第3位 島津亜矢
- 五角形で言うと全部ですね。完璧な五角形。
- どうやったらああいう歌手になれるのかを心から知りたいです。
- 他ジャンルを歌った時に演歌歌手なんですよっていうのを感じさせないんですよね。変幻自在に違うジャンルに適応してそこの良さをちゃんと歌うっていう。
『白日』をテレビで披露した際には、茫然自失になった。上手すぎて愕然とした。お手上げ。度肝を抜かれた。と最大級の賛辞。
第2位 玉置浩二
- 歌の人間国宝ですね。
- 表現力の塊ですね。
- なんでこんな事が出来るんだろう…っていう。もう異世界。未知ですね。
- 歌詞を全部自分の言葉にしてしまう力を持ってらっしゃって。すごくクリアに言葉が届くんですよね。
歌いに行く所、語る所を上手く使い分けていて、息を吸う音も芸術。
呼吸も歌の一部として、次に歌う歌詞の表現を呼吸で行い、悲しい歌詞であれば悲しい呼吸の表現、切ない場合は泣きが入った呼吸と呼吸で全てを表現できる歌手。
『I LOVE YOU』のカバー曲ではこの語りと呼吸が堪能できるとか。
「本当にズルい。」「玉置さんでしか出来ないでしょう。真似は出来ないです。」
第1位 MISIA
- 天才的な歌唱能力。
- トップだと思います。
- 圧倒的なパワー。
- すごいとかっていうレベルじゃないですね。
- バケモノって言ってもいいぐらいですね。
- 世界に通用する歌声だと思います。
- 人間じゃない。もう人間では出せない声を自由に操れるので、ホントにどうなっているのか分からない方です。
- 日本のソウルを体現した歌姫。
- 日本一遠くまで届く声なんじゃないかなと。
42名に上る声楽家が第1位に投票して文句なしの戴冠。
楽曲『明日へ』では、第一声でもう涙が出る。と賛辞。
「聴いてる人に生きる力を与える歌声ですよね。」「歌でエネルギーをくださるアーティストの一人だと思います。」
冒頭は語るように歌う所から入って、徐々に思いが溢れてサビを迎え『明日へ』のフレーズの『明日』で吸って『へ~』で最後に伸ばすという言葉の繋がりをあえて切る事で最後の『へ~』に全てを込めるという彼女の気概。
「あの『へ~』をあの力で歌える歌手はいないですね。圧巻だし、震える。」
以上、歌のプロ・クラシック声楽家190人が本気投票で決めた男女を通じて本当に歌が上手い現役歌手ランキングベスト50でした。