NHKあさイチ 菌を激減させる全力5秒うがいのやり方は?レモン水うがいでさらに効果アップ
21年11月15日放送のNHK「あさイチ クイズとくもり コロナ禍のオーラルケア」では普通にうがいをするよりも効果的な”全力5秒うがい”の正しいやり方を紹介。水の量・口の動かし方・うがいのタイミング・レモン水の活用などの注意点も含め、合計30秒うがいするだけで口の中の細菌数が激減するというその方法をまとめて詳しく。
スポンサーリンク全力5秒うがい
指導してくれるのは医学博士・歯科医師の宮本日出先生。
簡単なうがいをするだけでも細菌数が2716万個→1008万個と半減以下の40%ほどに減らせていますが、
全力5秒うがいだとうがい前と比べて細菌数が約3%に激減しているのが分かりますね。
- 30ml(一口サイズ)のごく少量の水を口に含む
- ブクブクうがいを5秒間
- ガラガラうがいを5秒間
- 水を新しくして3回繰り返す
これで合計30秒。
詳しいチェックポイントを見てみると、
例えばペットボトルなどに水を入れてシャカシャカと振って洗う際、水の量が多いとボトル内がよくかき混ぜられませんよね?
一方で少量の水であればボトル内を自由に動き回る水のおかげであっという間に泡が立ったり。
それと同じでうがいをする際には少量の水と空気を一緒にしてよくかき混ぜる事が大切。
ただ単にうがいをするのではなく、ブクブクうがいでは「頬をしっかり膨らませて、舌を思いっきり前後に動かす」のがポイント。
3回繰り返すと口内細菌の数が激減してさっぱりしますし、全力5秒うがいでは口や口周りの筋肉を鍛える効果もあるので一石二鳥。
スポンサーリンク【うがいのタイミング】
食後は歯磨きをするというのを前提にしつつ、全力5秒うがいのタイミングは「朝起きた時」がまず第一。
起床時は寝ている間に減少した唾液の分泌量のせいで口の中の細菌が沢山増えているのが普通で、その細菌量は夜寝る前の30倍にもなるとか。
ですから朝起きたらまず全力5秒うがいで口の中をさっぱりさせるのがおすすめ。
さらに「帰宅時」「就寝前」「食前」のタイミングも全力5秒うがいタイム。
唾液中の細菌数の推移を1日モニターした結果をグラフにしたものを見てみると、
細菌数が多いのは「起床直後」「昼食前」「夕食前」「夜寝ている間」だという事が分かりますよね。
そこでそのタイミングを狙って全力5秒うがいを行う事で細菌の数をグッと減らせるんですね。
これであれば歯磨きをしてからご飯を食べるのに抵抗がある人でも取り入れやすいので是非おすすめ。
レモン水うがい
さらにうがいの効果を高めるテクニックとして「レモン水」を使うのも良いと宮本先生。
レモンには酸っぱい成分のクエン酸が含まれ、この酸っぱさのおかげで唾液の分泌を促す効果が期待できるとの事。
実際に医療機関でもレモン水はドライマウスの改善法に使われているそう。
うがい用レモン水の作り方は「水100ml+レモン汁小さじ1(5ml)」で濃度5%が適切。
5%を超えると口の中がヒリヒリする感覚になったり、虫歯などのリスクが上がってしまうので要注意。
レモン水を使った全力5秒うがいをする場合は口に水を含んだ後に「舌を使ってレモン水を歯全体に馴染ませる」と良いとの事。
以上、NHKあさイチから全力5秒うがいの正しいやり方についてでした。
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