NHKあさイチ 声の悩み改善 滑舌・発声トレーニングのやり方&緊張しない方法一覧
21年12月7日放送のNHK「あさイチ 声の悩み 短時間で劇的改善」では声のプロが教える滑舌・発声トレーニングを特集。劇団四季の聞き取りやすく話すトレーニング、ボイストレーナーのペットボトル発声法、声に抑揚をつける変顔エクササイズや緊張せずに話すコツなど番組で紹介されたメソッドをまとめてご紹介。
スポンサーリンク劇団四季の発声法
※まずは医師からのアドバイスとして最近急に声が変わった実感がある人はノドや声帯の病気の可能性もあるので、その場合は耳鼻咽喉科を受診するようにとの事
声のプロとしてまずは劇団四季の俳優さんたちが講師役。
劇団四季には創立以来伝わる「美しく言葉を話すメソッド」があるそうで、
その発声トレーニングは「あいうえおの母音だけで話す=母音法」というシンプルなもの。
日本語には母音が5つ存在しますが、聞き取りやすく話すためにはこの母音をいかにはっきり発音出来るかがカギ。
トレーニングを行う前にまずは3つのチェックポイントを確認。
- 姿勢
- 腹式呼吸
- あくびのノド
【姿勢】
胸を張り過ぎたり、猫背になっていると声の通りが悪くなるので「足を肩幅に開き、上半身をリラックス」が基本。おへそのちょっと下にある丹田に重心を感じるように立つのが良い姿勢。
バランスをとる時に下腹にクッと力が入りますよね?そこが丹田。
【腹式呼吸】
お腹から腰回り全体を膨らませて呼吸するイメージ。
【あくびのノド】
あくびをすると自然とノドが開きますが、その状態が声が通る状態そのもの。
あくびを何度か繰り返してノドが開く感覚を十分意識した所でいざトレーニング開始。
トレーニングのやり方は、
新聞でも雑誌でも何でもいいので、文章を母音だけ使って発声するだけ。
口の開きはオーバーなぐらいに動かしましょう。
- 母音が連なっている時は後ろの音を少し(オーバーなぐらい音程を変えて)高く響かせる
- “っ”は無音にする
- 発声中はノドの開きを意識する
ペットボトル発声法
続いてはプロのボイストレーナーが講師役。
声の通りが悪く、良く響く声に生まれ変わるコツを習得するのに使えるアイテムとして紹介されたのが「ペットボトル」で、これを使ったペットボトル発声法を紹介。
ペットボトルを口にくわえて噛むことで強制的にノドが開いて声・息が出やすくなるので声が響きやすくなるとの事。
先ほどの劇団四季直伝のトレーニングでもノドの開きはキーワードでしたが、それをさらに意識させるためにペットボトルを使うというわけですね。
声が通らない人は口とノドの空間が狭くなっているケースが多いのでこれを改善。
ペットボトルを使った通る声を作るトレーニング法は、
- ペットボトルを軽く噛んで、やや口をすぼめる
- 「うー」と発声する※空気が横から漏れてもOK
- 息が続く限り頑張ってみる
- 5回繰り返す
ペットボトルが振動していれば正しく響いている証拠。
お風呂に入った時にやため息をつく時に「ふう」と声に出すイメージでリラックスした状態で響かせるのがベストの状態。
続いての滑舌トレーニングは、
- ペットボトルを浅く噛む
- 噛んだまま「らりるれろ」を発声
- レベルアップする場合は「らりるれろ」を3回連続で発声
これを繰り返した後に、ペットボトルを外して声を出してみると舌が動きやすくなっているのを実感するはず。
さらにレベルを上げる場合は早口言葉の、
「ラバかロバかロバかラバかわからないので ラバとロバをくらべたらロバかラバかわからなくなった」
ペットボトルを噛んだままチャレンジ。
ペットボトルを噛むとアゴが痛いという方は割り箸を奥歯で噛む方法でも代用できるそう。
軽く噛んで痛みが出ない範囲で行いましょう。
スポンサーリンク変顔エクササイズ
続いては声の抑揚を改善するトレーニング。
それには「表情や口を大きく動かす」のが必須。
となると「変顔」をすると顔が大きく動くわけで「変顔エクササイズ」のやり方を紹介。
【表情筋】
手順は、
【ノドを開く】
手順は、
下あごをガクンと下げて口を開けるイメージだとあごが痛くなるので、上あごを優先的に動かすイメージ。
スポンサーリンク緊張せずに話すコツ
緊張して上手く話せないという場合に使える対処法として番組で紹介されたのは、
- 鎖骨・首後ろマッサージ
- 軽く走ったりして体を温める
- 肩をすくめてリラックス
- 水を飲む
などなど。
【鎖骨・首後ろマッサージ】
劇団四季の俳優さんが教えてくれたのはマッサージ。
緊張すると鎖骨辺りに変に力が入ってしまうので、
鎖骨周りを手でくるくる円を描きながら優しくマッサージしたり、首後ろを指先でもんでやるとリラックス出来るとか。
【軽く走ったりして体を温める】
劇団四季の俳優さんが日頃行っているのが動いて体を温めるという対処法。
体が冷えると緊張感も増すので刺激を与えて体を温めてやるのも効果があるそう。
スポーツ前のウォーミングアップのようなイメージですね。
コチラはNHKの小林考司アナのリラックス法。
「手の平を地面に向けてペンギンのようなポーズを作り、一度肩をすくめたらストンと肩を落としてリラックス」
これを何度か繰り返すと自然と肩の力が抜けてくるとの事。
【水を飲む】
コチラは声の治療専門クリニックの医師おすすめの対処法ですが、
緊張するとノドが乾いて唾液がネバネバになり、声が詰まったり、かすれたりする原因になるのでそんな時は水を飲むのが一番てっとり早いとの事。
以上、NHKあさイチの声の悩み改善法についてのまとめでした。
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