日本人のおなまえ ランキング一覧 森岡先生が選ぶベスト10結果は?
22年2月24日放送のNHK「日本人のおなまえ」では苗字研究家の森岡も驚いたというお名前ランキングベスト10を発表という事で結果を一覧でまとめてご紹介。日本人に多い・珍しい名前とは少し違った専門家ならではの人や地名など名前に関する面白いトピック目線でのランキング結果をどうぞ。
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10位
- 1位 黒木 (全国308位)
- 2位 甲斐 (全国304位)
- 3位 河野 (全国221位)
針葉樹を意味する黒木ですが、江戸時代に宮崎は木材の一大ブランドとして名を馳せた事から宮崎ではメジャーな名前になったのでは?という説が考えられているとか。
森岡先生によると全国300位以下の名前が1位になるというのは沖縄県と宮崎県のみとの事。
9位
納豆の名前の由来は諸説あるものの、
- 納屋で作られたから
- 寺の納所といわれる場所で作られたから
など様々ですが、
この他に番組で紹介されたのが「”源義家に納める豆”だから納豆」という説。
森岡先生はこの説について初めて聞いたという事で9位にランクイン。
8位
1994年に因幡山形駅という名称で開業予定だったものの、住民の強い要望を受けて恋山形駅になったという経緯。
その理由は「来い山形=恋山形」。
名称に合わせて見た目も変更。
スポンサーリンク7位
コチラの村では、
- 星
- 平野
- 橘
が3大勢力ですが、いずれも落人として村にやって来たといわれており、平安時代に朝廷の政争に敗れた先祖が野にくだって星に。
さらに12世紀ごろに落ち延びて来た平氏が平野に。
そして1500年頃に戦に敗れた一族が落ち延びて橘にという歴史。
6位
普段呼び合うのは本名よりももっぱらヤーナー(家名)というぐらいに与論島では一般的。
先祖から受け継がれるのが基本ルールだとか。
森岡先生によると先祖代々続く名前はあっても、親から子ではなく、祖父祖母から子に継がれる名前というのが面白い点との事。
5位
この垈というワードが付く地名が山梨県内にはあちこちに。
“垈”は水田もしくは水が豊富にある場所を指す言葉だったそうですが、
水を表すさんずいが付く漢字では無く、垈が山梨県内に点在している理由については「垈は暗号のようなものだから」という説があり、幕府から赴任して来た役人から大切な水資源や水田を隠すためにわざわざ垈という漢字を使ったのではないか?との事。
4位
全国で神(じん)の苗字を名乗っている人の約半数は青森の弘前市に集中。
藩が有能な大工に対して神と名乗るのを許可したり、名前を与えたりしてモチベーション向上を図った可能性が指摘されているとか。
スポンサーリンク3位
銀閣寺という名前が確認できる最古の史料は1658年と寺が出来てから100年以上も後の事。
そもそも銀閣寺は1490年の完成当時は黒漆塗りでしたが、それが時代を経て劣化した事で銀箔と見間違われたのでは?というのが一説。
ちなみに2007年に行われた科学的調査でも過去に銀箔が貼られていたという痕跡は確認できなかったとか。
2位
木が使われている地名も元々は”鬼”の字だったそうで、そう考えると三重の沿岸部に集中している事が分かりますね。
奈良時代になると法律を作って中央集権的な国家として国を一つにまとめ上げようとしましたが、
その際に利用されたのが”鬼”と呼ばれる山の修験者たち。
鬼はそれまで山の神様のような存在として信仰の対象でしたが、奈良時代には鬼に対して人を喰らう悪い存在というイメージを新たにつけ、この恐ろしい存在を使って結界を張ろうとしたという説。
東南方面から山を越えてやって来る敵勢力への警戒感がそうさせたとの事。
1位
特に南牧村、小海町に集中しているようで、
これは9世紀末の平安時代に八ヶ岳が大規模な山崩れを起こし、その際に流れ出した堆積物で千曲川がせき止められた結果生まれたのが天然のダム。
溜まった水は最大で水深130mにもなるともいわれていて、その後は決壊などがあって水深50mほどまで減少したようですが、この巨大な天然ダム(湖)は100年以上に渡って存在し続けたようで、それはさながら海のような光景だったとか。
これが原因で海なし県の長野に海地名が多く残っているというわけですね。
以上「日本人のおなまえ」より森岡先生が選ぶお名前ランキング一覧でした。