チコちゃん 跳び箱は何のためにやる?もともとの意味は乗馬訓練
22年6月17日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第1問は『跳び箱って何?』という問題。そもそも跳び箱の起源は乗馬訓練で訓練用の木馬やテーブルが跳び箱になったというのが答えのようですが番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】島崎和歌子、関口メンディー
【VTRゲスト】池谷直樹
跳び箱ってなに?
この日1問目の出題は、
跳び箱って一体なに?
上に乗った時に○○と関口メンディーさんの口元には正解マークとピヨピヨ音。
チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」
島崎和歌子「初登場で当てちゃダメなんだよ。」
関口メンディー「ダメンディ~!」
正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題。
出題は地名の「かまた」
正解は蒲田ですが全員不正解なので、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
スポンサーリンクVTRでは跳び箱といえばという事で池谷直樹さんの「俺にとっては人生」という回答が出たりですが、
チコちゃんの答えは、
馬
解説は大阪学院大学の松本芳明教授。
跳び箱の起源は中世ヨーロッパで、この頃に軍事的に重要な乗り物と言えば馬が代表的。
当時の騎士にとっては馬に乗る能力が必要不可欠でしたが動く馬に飛び乗る訓練は至難の業。
剣を片手に持った状態で空いた手で馬に手をついて飛び乗るといった技の習得を目指して日々訓練。
戦場では20kgほどの重い鎧を着けて飛び乗る事になるので池谷直樹さんにウエイトベストを着てもらって実践してもらうと胸くらいの高さの木馬に乗るのも一苦労。
木馬の代わりにテーブルを使って訓練するメニューもあったようで、
これが後に跳び箱に変化したんだとか。
19世紀にスウェーデン体操という運動が考案され、
考案者だったペール・ヘンリック・リングは「全身運動」「正しい姿勢を保つ運動」としてテーブルにアレンジを加えて跳び箱を考案。
そして高さを変えられるように木箱を重ねる今のスタイルに進化。
手をついて飛び越す動きは馬跳びの動きがベースになっているのではないかと松本先生の見解。
体操競技で行われる跳馬やあん馬も起源は同じで乗馬訓練がその根底にあり、どちらも馬という字があてられていますよね。
そこから日本に跳び箱がやって来たのが1913年のこと。
スウェーデン体操を元に作った教科書で跳び箱が紹介されると全国へ浸透。
なぜ跳び箱が体育の授業で行われているのか?その理由については、
人生の壁にぶつかった時に努力してそれを乗り越える力を養うのがその狙いと松本先生。
という事でコチラが結論。
跳び箱は馬
でした。
人生の壁は?という質問には「6歳の壁。」とチコちゃん。
1問目は以上。
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