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プレバト俳句 村上永世名人の句集作り結果 ボツ作品&掲載決定に先生コメントも


TBS系「プレバト」でスタートした村上永世名人の傑作50選句集作り。夏井先生の掲載決定orボツでシュレッダー行きの判断で永世名人の作品を毎回査定という事で作品一覧や先生コメントなど結果をまとめてご紹介。

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掲載決定作品

22年6月2日放送回で永世名人に昇格した村上名人ですが、プレバト俳句 村上永世名人の句集作り結果 ボツ作品&掲載決定に先生コメントも

夏井先生が厳選した過去作22句+新作28句の合わせて50句の句集作りスタート。

【22年7月28日放送回 お題:水族館】

『吠えたける アシカのミリア 夏の雲』プレバト俳句 村上永世名人の句集 吠えたける アシカのミリア 夏の雲

声の描写から始めて読み手に疑問を抱かせておいてからアシカであると明かすその語順の巧みさ。

そしてアシカの名前を添える事で飼育されている(=水族館にいる)と分かってアシカショーの光景がふっと浮かび上がり、そこから夏の雲に視線誘導して遠近感や奥行きを作ると共に夏の季語を最後にドンと持ってくる演出。

夏井先生「これが永世名人の句です。」

【22年8月18日放送回 お題:サービスエリア】

『炎天や ドットの粗き 標識車』プレバト俳句 村上永世名人の句集 炎天や ドットの粗き 標識車

高速道路で作業車がドットのディスプレイで案内を出している光景を詠んだ句で、遠い距離ほどハッキリ見える文字が近づくとドットが粗くて見えづらくなるという何気ない気付きが俳句の種になると夏井先生。

中七と下五で暑苦しい色合い(オレンジ、赤)、工事や事故渋滞でちょっとイライラなどを表現しているのは全て冒頭の季語である「炎天」を前に押し出すための仕掛け。

これまで「季語が嫌い」と発言していた村上の新境地を見た感覚で、季語をしっかり主役に据えた句と夏井先生も高評価。

夏井先生「やっと季語を好きになってくれたと信じたいです。」

【22年10月6日放送回 お題:店のオープン】

『ピザ窯の 奥に小さき火 朝寒し』プレバト俳句 村上永世名人の句集掲載作品 ピザ窯の 奥に小さき火 朝寒し

ピザ窯に火を灯す事から一日が始まるピザ屋さんの朝のワンシーンを詠んだ句で「季語による場面展開が良い」と夏井先生の寸評。

特に「奥に小さき火」と丁寧に描写している事から夏井先生としては「前日に残った熾火に再点火して朝支度をしているシーン」と解釈したようで、ピザ窯にほんのり残った熱(小さき火)と朝の冷たさ(朝寒し)の対比によって最後の季語もしっかり立ってくるという評価。

夏井先生「季語を信じてくれてありがとうと思います。」

掲載作品2句連続で「季語の活かし方」について語った夏井先生ですが、やはり季語に重点を置くという俳句の大前提をおさえることの大切さが分かりますね。

ボツ作品

【22年6月23日放送回 お題:ガッツポーズ】

『延長の 末に引き分け 夏の月』プレバト俳句 村上永世名人の結果 句集ボツ作品 延長の末に引き分け夏の月

試合を見守った結果、勝負が引き分けに終わったと思ったらふと涼しさも感じたという一句で、試合の熱気と夏の涼しさの対比を表現した一句。

先生の評価は「フツー」

梅沢富美男永世名人も「星一個取ってもらえ!これは普通の俳句だよ。」と指摘していた通りの結果に。

夏井先生「普通以外の何物でもないというそういうタイプの句ですね。」

引き分けを残念がっているのか?よくやったなのか?それ位は季語を使って表現すべきで「それが出来てこその永世名人」というダメ出し。

踏まえて添削案は「延長の 末に引き分け 夏涼し」で引き分けを肯定的に捉えている句にも出来るし、

引き分けで悔しい気持ちであれば「延長は 引き分け夏の 月赤し」とすれば不快感もプラス出来るというアドバイス。

夏井先生「永世名人を舐めてはいけませんよ。」

【22年7月14日放送回 お題:アイス売り場】

『ディッシャーを 持って無敵な 素足の子』プレバト俳句 村上永世名人のボツ作品 ディッシャーを持って無敵な素足の子

店員?お客?アイスクリーム売り場?お家?といった疑問が浮かぶ時点でアウトと夏井先生。

“無敵”というキラーワードを持って来た所に名人を感じるものの、

“素足”とバランスがつり合っていないのがもったいないとダメ出し。

家での出来事という風景描写も踏まえつつ添削案は「ディッシャーを手に 無敵なる 日焼の子」

TBS「プレバト俳句」に関する全記事はこちらのリンクから

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