ドキュメント72時間 ナレーターが投票した歴代神回一覧 鈴木杏、仲里依紗らが選んだのは?
22年8月12日から2夜連続で放送のNHK「ドキュメント72時間歴代ベスト10スペシャル視聴者投票」では10周年記念ランキング以外にナレーターの鈴木杏、仲里依紗、勝地涼、市川実日子らが選ぶマイベスト神回も発表という事で結果を一覧でまとめてご紹介。
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鈴木杏
「10年結構あっという間だった感じもあって、今回改めてオンデマンドで見返したりもして。何度見ても、あぁそうだったとかしながら。」
「見直してやっぱり好きだったなと思ったのは青森下北半島ワケあり横丁。色んな人を受け入れる飲み屋街の感じがすごくやっぱり滲み出てるなぁと思って。やっぱり居酒屋って好きだよなぁって思いました。」
「みんなそれぞれ色々あるんだけど、みんな笑顔だったっていう印象があるっていうか。あとで実はこうなんですって話して下さるけど。それを温かく見守るお店、人がいる。友達だったりバーのマスターだったり。人間の優しい部分がすごい見える回だなと思って。」
ちなみにナレーション収録にあたっては、
事前に原稿、DVDの映像資料をもらうそうですが、原稿のみ下読みをするだけで映像はあえて見ないようにしているという鈴木杏。
「一番そのやり方がしっくり来るというか、自分自身が新鮮に楽しんで発見しながらいられる気がして。」
映像を見ずに現場入りしていた事は制作スタッフも初耳だったようですが「すいません。笑。実は見てないんです。」
今後のドキュメント72時間については、
「今のままでって思います。この感じ。この温かさとか戸惑いも含めて、この感覚のまま撮り続けて欲しいなって思います。」
仲里依紗
実は前は自分の声があまり好きではなく、72時間のナレーションを担当するようになってからはちょっとずつ気持ちも変化しているそうですが、そんな仲里依紗が選ぶ一本はレンタルなんもしない人の回。
「もう衝撃でしたね。最初VTRをいただいて収録前に見た時に部屋で固まりましたもん。レンタルさんにお願いしてる人のストーリーがすごくって。でレンタルさんは本当にただいるだけなので。こういう今、人とあまり関わらないSNSの時代にやっぱり人と繋がりたいって。」
「一緒にカラオケに行って、ただ歌を聴いてくれればいいとか。一緒に犬の散歩に行ってくれればいいとか、自分が作ってくれたご飯を食べてくれたらいいとか。」
スポンサーリンク勝地涼
72時間ナレーションの担当回が放送された後には長らく連絡を取っていなかった人から久しぶりに連絡が来るほどの反響があると語る勝地涼。
『東京湾 真夏の海釣り公園(2018年放送)』『大空に飛行機を見上げて(2018年放送)』『3333段 日本一の石段の先には(2018年放送)』『眠らない巨大貨物ターミナル(2019年放送)』などのエピソードとも悩んだ挙句に選んだのがキリンが見える散歩道の回。
「地震って3.11の時もそうでしたけど大丈夫かな?とか心配するっていう気持ちと、でも遠くで起きてる事っていう当事者が無いような感覚もあって。どういう言葉を言っていいのかも分からなかったっていうのが僕の中であったんです。」
「けどキリンの散歩道の中で、ある方が『地震なのに言っちゃいけないのかもしれないけど、楽しかった。』って言った時にハッとさせられて。楽しかったってただ単に楽しかったわけじゃなくて、普段家族との時間が無かったけど家族がギュッとした、家族との時間が増えたってそれを言った時に、そっかぁって思っちゃったんですよね。やっぱり経験しないと分からない事があるんだなって思いましたね。」
市川実日子
「ナレーション録ってる時の気持ちもよく覚えてるんです。大仏様が映るまでの第一声を発するまでの記憶があるんですよね。で話し始めてからも『今日は自分の呼吸で話せてる』って。色んな物が自分の中であった感じがしたんです。私泣いてしまったんですよね。ナレーションしてる時に。」
取材を受けてくれた方々がカメラ前だからとつとめて明るく話してくれるその節々に悲しさなどが垣間見えて、そんな感情の揺れに思わず涙したと市川実日子。
72時間については、
「『~なのかな?』とか決めつけないナレーションの言葉が多いですね。それがすごい好きで。人って色んな感じ方があるから。勝手にどこかに引っ張っていくのをしたくない気持ちがあって。だから72時間ってそういう所がいいなぁって思ってます。」
ちなみに取材スタッフによると1人につきインタビュー時間は15分ほどで短くお話が終わる場合もあったり、時には1時間以上ずっとお話を聞く事もあるとか。
以上、ドキュメント72時間ナレーターが選ぶ歴代神回でした。
※続きは第2夜放送後に更新予定
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