あさイチ ささくれの原因と治し方 ハンドモデルのささくれケア方法は?
22年11月21日のNHK「あさイチ」はささくれの原因と治し方を特集。実は当たり前すぎて正式な病名も無いささくれケア方法について医師のお墨付きハンドモデル流ケア、ケアグッズなど簡単にまとめてご紹介。
スポンサーリンクささくれの原因
番組で皮膚科医4名にささくれについて話し合いをしてもらった所、
- ささくれを医療用語で何と言うのか分からない?おそらく表皮剥離?
- おそらく有病率(その病気にかかる頻度)100%なので病気ではない
という事で皮膚科医のあいだでも、ささくれ=病気ではない という認識。
ではその原因についてそれぞれの意見を出し合ってもらうと、
- 爪周辺(爪上皮、甘皮)は脂腺が無いのでそもそも乾燥しやすい箇所
- 爪がくっ付く箇所は皮膚が非常に薄く、指先は日常的に刺激を受けやすいのですぐ傷になる
- 病気の症状として見ると乾燥皮膚(ドライスキン)=手湿疹、アトピー性皮膚炎 が該当
- 精神的ストレスが原因の肌荒れの一種?ついイジってしまう?めくれそうな形状なので余計に気になる
- 爪が伸びる方向と反対方向に引っ張られる力が常に働いているので僅かな傷がきっかけでめくれる
と色んな意見。
ただし全ての医師に共通していたのが「ささくれは乾燥が原因」という見解。
という事でここからの解説は話し合いにも参加した皮膚科医の渡邉裕子先生。
まずは気になるトピックとしてささくれだと思って軽視すると症状が悪化してはっきりとした病気に繋がるという話題から。
爪周辺が黄色く盛り上がっていますがこれは溜まった膿。
こうなると病院で膿を綺麗に出して皮膚が元通りになる治療を進めてと完治まで1か月ほどかかる場合も。
特にささくれを”引き抜いて”しまうと傷が深くなりがちで、そこから化膿して重症化するリスクがあるのでささくれは絶対に引き抜いてはいけないと渡邉先生。
ささくれが気になる場合は周囲の皮膚に負担がかからないように根元からカットするのが正解との事。
膿が溜まった場合は自己流で膿を出そうとするのも危険で、自己流だと膿が全て出し切れない事も多く、余計に傷を広げてしまう事にもなりかねないのでこうなったら素直に病院へ。
中には放っておいたり、自己流で何とかしようとした挙句に腕にまで膿が広がってどうしようもなくなってからやっと病院に来て入院という患者さんもいるとか。
渡邉先生によると「触らなくてもジンジンと痛い」「触るとかなり痛い」という場合はささくれの範疇を超えている場合があるのでそうなったらすぐに病院に行った方が良いとアドバイス。はっきり膿が溜まっている場合は絶対に病院へ。
ささくれケア
番組では現役のハンドモデル男女5名に座談会を開いてもらってそのケア方法を集約。
手を綺麗に保つプロで年中ケアしているハンドモデルでさえも年に2~3回はどうしてもささくれが出来てしまうようで、
そんなハンドモデルが実践する簡単ケア方法が「ささくれはとにかく早く切る」という対処法。
ささくれで最も厄介なのがめくれている形状なので放っておくと何かの拍子に引っかかって傷が深くなる事。
そうならない為にもささくれを発見したらすぐに根元からカットするのが鉄則。
その際に通常の爪切りよりもオススメと紹介されたのがニッパータイプの爪切り。
先端が細くなっているのでささくれの根元にピンポイントで当てられるのでハンドモデル御用達。
実際にどのようにしてささくれをカットするのかというと、
- お湯などで手をふやかす (お風呂上がり、ハンドクリームを塗った後でもOK)
- 濡らしたガーゼで爪周りの皮膚をとにかく優しくクルクルとマッサージ
- ささくれのある指を親指で固定し、ささくれ根元をニッパーで掴んでカット
- 保湿剤を塗って完了
これでささくれが出来てしまった場合の対処法はOKですが、
そもそも出来ないようにするには?という疑問は次の項目で。
ささくれ予防法
【ささくれ予防 自宅編】
朝起きてすぐに手をチェックしてささくれが出来ていないか確認。
手を洗ってタオルで水けをふき取ったら、スプレータイプの化粧水を手や手首あたりまで全体に吹いて馴染ませる。
化粧水を全体に馴染ませたらハンド用美容液を塗って指先までしっかり馴染ませる。
ハンドクリームを塗ってこれまで塗った保湿成分を逃がさないように手全体を保護。
指先を優しくマッサージ。
さらにスペシャルケアをする場合はネイルオイルを爪全体+爪と指のつなぎ目全てに塗ってマッサージ。
皮膚科医の渡邉先生によると特に爪周辺のつなぎ目の保湿が意識したいポイントとの事。
爪を切ると出てくる爪と皮膚のつなぎ目も忘れずに。
ここまで全てのケアを行っても5分ほど。
朝起きてのタイミングと就寝前のタイミングで1日2回。
夜寝る時のスペシャルケアはハンドパック。ハンドパック → ネイルオイルの順番で就寝。
渡邉先生のアドバイスでは日常生活上だと、
- 洗い物はゴム手袋をしてから
- 手を洗った後はすぐにハンドクリームで保湿
など。
ポンプタイプのハンドクリームを洗面台に用意しておけば手軽に保湿できますよね。
【ささくれ予防 外出編】
手に負担をかけないために手に持つタイプのバッグは避けて肩掛けorリュックを使う。
以上、あさイチからささくれ特集でした。
NHK「あさイチ」に関する全記事はこちらのリンクから