THE W 2022 審査員コメントまとめ つまらないと言えない苦しい審査員たち
22年12月10日「THE W 2022」から審査員コメントを一覧でまとめてご紹介。つまらないとはっきり言えない審査員たちの苦労がにじみ出る苦いコメントたちは見逃し厳禁。
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Aブロック
TEAM BANANA
アンガールズ田中「TEAM BANANAは毎年このスタイルでやってて、いつもと違うのは後半にしっかりマックスポイントが見えてその成長がすごい良いなと思って。」
友近「安心して見れたというか、ベテランの漫才師を見ている感じで。」
塚地「正統派漫才と不条理ウ〇ココントじゃないですか？これはめちゃくちゃ難しかったですけど、インパクトはヨネダ。TEAM BANANAは無駄の全くないボケの表情とツッコミのトーンが合わさってたんでその技術面でTEAM BANANAを押させていただきました。」
ヨネダ2000
アンガールズ田中「面白かったけどちょっと出番早すぎたかなっていうのが。これで勝ったのはデカいなって思いますけどね。」
川島「ヨネダ2000が2番手で最悪でした。こんな難しいことはないし。審査としては。TEAM BANANAが綺麗に舗装した道を全部荒らして。荒らし切ったなって瞬間最大風速を評価させていただきました。」
野田クリスタル「ネタに紛れて段取りが多くて、それを完璧にやれてたんで凄いなと思って。」
友近「どっから飛んできてあんなに綺麗に着地できたんか？っていう最初のインパクト。あそこは忘れられないですよね。」
さとなかほがらか
哲夫「めちゃくちゃ面白かったです。僕も保留音めちゃめちゃ嫌いなんですよ。そこに普段から思ってる思いを乗せるってものすごく共感出来て。あとボールペンソロとか展開があって。ただヨネダの出てきた時の顔にインパクトが残りすぎて。ほとんど同点です。僕の中では。」
アンガールズ田中「演技力は抜群であんなお問い合わせセンターのものまねできる人いないし、一個一個のボケも面白かったんですけど、ホントにヤバい人だからアレ。あのヤバい所に至るまでの経緯があったらもっとあの人に感情移入できたかなっていう感じはしました。」
塚地「クレーム処理時と暴走時のメリハリが凄く上手くて、表情もトーンも、口の形すら変わるぐらいやったから抜群だなと。ただヨネダと比べたらやっぱり落ちてくるあのインパクト。最後幕閉まったときに自転車だけ残ってたんですよ。あれすらも物語になってるような気がして。」
Aマッソ
野田クリスタル「マジでヨネダと差はないです。ただちょっとした好みの差になっちゃっただけです。めっちゃ難しかったです。」
アンガールズ田中「今の時代に合ってたしオチも完璧に決まってたなと。あと村上の異常に自信のあるしゃべり方もいいし、あと箱に入ってるのを最初に出して徐々に事情を聞いていくと、こういう事だったのかとわかる完璧に近いネタだなと思ったんですけど。」
友近「インパクトが強かったヨネダ。Aマッソは最後までクオリティを保ってたなってのが印象的で。村上さんも全然噛まずに。感心しました。」
Aブロック勝者＝ヨネダ2000
Bブロック
天才ピアニスト
塚地「天才ピアニストは出てきた瞬間からクスクス笑いがあって。ツッコミで解放されて拍手笑いみたいな。全ボケ拍手笑いやったんです。だからボケとツッコミの笑いの取り方が理想的。」
アンガールズ田中「天才ピアニストは二人のバランスが良かったっていうか、おばさんキャラが完璧にハマってたし、ツッコミも異常に上手くて。捌き方が完璧だった。」
哲夫「今までの中で一番爆笑とってるというのがあって、細かい所の一見どうでも良さそうなボケもちゃんと笑いを取って。」
友近「見せ方とかテクニックが完璧。」
爛々
川島「めちゃくちゃ僅差だと思います。天才ピアニストはネタが面白かったですけど、爛々は人間がすごく面白いという。人間力で笑かしに来てた。これはキャリアだけの差だと思います。ただ完成度だけで言うと天才ピアニスト。」
塚地「爛々は二人のキャラのパワーは強いので、あっちこっち出て浸透したら無敵のグループになると思うんです。」
アンガールズ田中「爛々はツッコミの萌々ちゃんはツッコミすぎだなって思ったんだけど途中からツッコミすぎが面白くなるっていうすごい。今後はすごい期待できるなと思いました。」
スパイク
哲夫「スパイクはヘンリエッタが一回だけチョメ入れてくれたら僕スパイクに入れてました。非日常の世界観と日常のツッコミで、ツッコミが日常口調の延長でデフォルメしてツッコむのでその対比がすごくよかったです。」
塚地「憑依型の感じとか素が見てない感じだったんで。あと外に投げるツッコミ。外に言いに行くみたいなのは二人独自の色が出せる部分。天才ピアニストはオバハンでスパイクはプリンセス。オバハン対プリンセスだとオバハンの方があるある度がみんなに浸透しやすいっていう部分で天才ピアニストの方がよりウケたかなと。」
フタリシズカかりこる
川島「彼女の性格を表すようにきっちりまとまってて完璧なんですけど、完璧すぎるというか。ちょっとご飯でいうおこげの部分欲しいなという。もうちょっとだけ暴走してくれたら爆発できたんですけど。」
野田クリスタル「アイデア面白かったんですけど、難しいのが舞台と違ってテレビだと音と口パクのズレがちょっと気になってくるので、そこ対策が。」
友近「初登場ですごい難しいネタを生放送に持ってきたなって。口の動きもすごい練習されたんだなって見られましたし。」
哲夫「一個一個入れてくる変顔に僕はハマってたんですけど、生の声で笑かしどころっていうのをどっか散りばめるとよかったかなと。」
Bブロック勝者＝天才ピアニスト
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河邑ミク
アンガールズ田中「ピンで大きい笑い取るのが結構難しくて音楽使ったりして上手くやってたんですけど。」
塚地「淡い恋の青春かと思いきやカンニングしているときの狂気みたいなメリハリが面白かったし、音に合わせて当て振りしている感じやからサビでカンニングするみたいな。結構緻密なネタだったと。その分遊び代が少なかった。」
エルフ
アンガールズ田中「ギャルにいろいろ分からせるって設定が絶妙だなと。ギャルが分かってくれるたびに嬉しいみたいな。」
塚地「まさか店員側も変やと思わへんかったから。そこにギャルの気づきで投げかける部分は笑いはエルフの方が多かったかなと。」
川島「ため口って周りが我慢してるだけだっていうのをホントにこれ森泉さんに見ていただきたい。ただ荒川ちゃんのキャラが一回一回前に向いて言うからみんな巻き込めたし、一個一個それを待ってると。ストーリーも素晴らしかった。」
哲夫「一言目の『機種変？』ってだいぶやられましたから。これはおもろいの始まるなって。そこから更生していく構成もお見事。」
友近「はるちゃんの纏っている空気というか顔もなんか、見てるだけで笑っちゃうっていう。荒川ちゃんのギャルの喋りって普通なウザいかなって思ってしまうところがバカさ加減、アホさ加減でねじ伏せていくというか。」
紅しょうが
哲夫「大爆笑は今日一番の大爆笑やったんちゃうかなって。何か分からん汁ついたところ。いやすごい。皆さんがわかるってすごいところ突いて来たし。あとどっちがボケるのかってのも入れ替わったりしてるんすよね。」
野田クリスタル「4分の使い方がすごい上手くて、ゴミがゴミに見えなくなってきたんで。」
友近「紅しょうがのパワフルさ。やさぐれた感じも良かったしワードもすごい良かった。」
川島「浪速のアナ雪というか。いつもは熊本さんのワンマンプレーになるところが今日は二人で点取ってたんでちょっと執念が勝った。」
野田クリスタル「仕上がりすぎてたのが勝因。」
にぼしいわし
アンガールズ田中「出てくるたびにどんどん面白くなってて、いいんだけど医療法人が母体の水族館ってめちゃくちゃ良くてどんとウケて、すごい期待しちゃって、その先がもうちょっと来て欲しいなってとこで止まっちゃって。紅しょうがのネタが良すぎたから。」
塚地「にぼしさんのアニメのようなキャラクターといわしさんの楽しそうなツッコミ。伝える作業がばっちりでボケもツッコミも数が多くても、あまり聞いたことがないセンスあるやつばっかりやったんで相当面白い漫才だったんですけど、やっぱり紅しょうがの気迫というか。熱量も含めて紅しょうが。」
川島「地下でライブやってるってことで深海魚みたいな艶がすごくて。ハマったら強いんやろうなっていう。」
Cブロック勝者＝紅しょうが
最終決戦
最終決戦1組目：紅しょうが
最終決戦2組目：天才ピアニスト
最終決戦3組目：ヨネダ2000
塚地「みなさん面白かった。紅しょうがの迫力、ヨネダの何も考えずに笑える。でも天才ピアニストは、なるほど！っていうようなのがあったので選ばせていただきました。」
川島「天才ピアニストはますみさんも良かったけど竹内さんの切れ味がとんでもなかった。でも紅しょうがとヨネダの悪口言うやつがいたらこれはチョメです。全員素晴らしかった。」
以上「女芸人No.1決定戦 THE W 2022」の審査員コメントまとめでした。