ブレイクダンスのブレイクの意味は間奏?壊す?チコちゃん
23年2月17日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『ブレイクダンスのブレイクって何?』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】木村佳乃、土田晃之
【VTRゲスト】勅使河原空、丸山煌翔
ブレイクダンスのブレイクって何?
2問目の出題は、
ブレイクダンスのブレイクって何?
チコちゃんの答えは、
曲の1番と2番の間
解説はミュージシャンのDJ MARSKIさん。
ブレイクとは曲の1番と2番の間にあるボーカルがない部分=間奏の事。
その間奏部分を使って踊っていたからブレイクダンスという解説。
ブレイクの英語の意味は壊す以外にも休憩・休止という意味があって、
ボーカルが「休止する」イントロや間奏はまとめてブレイクと表現。
ブレイクダンスが誕生したのは1970年代初頭といわれており、アメリカニューヨークにあるブロンクス地区が発祥。
当時この地区は不景気や人種差別の影響で仕事や行き場を失った人々が住む地域という面があり、
治安は決して良い所ではなく、喧嘩や暴力沙汰が日常茶飯事の荒れた街。
そこで若者の楽しみの一つとして公園などに集まって音楽をかけて仲間たちが集うパーティーが催されていましたが、
DJクール・ハークは間奏部分を長く聴かせることで盛り上がりを煽る手法・ブレイクビーツを発明。
2枚の同じレコードを用意して、カッコいい間奏部分を繰り返し聴かせるこのブレイクビーツの手法は話題を呼んで、それを共にカッコいい間奏に合わせて踊るダンスも進化。
するとカンフー的なアクロバティックな動きを取り入れたりと徐々にダイナミックな動きを競うようになっていきますが、
そんなブレイクダンスの進化と同時進行的に興っていたムーブメントがラップミュージックの文化で、この二つが合わさるようにしながら徐々に新しい文化として浸透。
特にブレイクダンスではお互いに競うダンスバトルがその特徴の一つですが、そんな文化を生み出したのが当時の街の顔役だったアフリカ・バンバータという人物。
彼はグループ同士の抗争で若者が命を落とすのに歯止めをかけようと、暴力ではなくダンスで決着を付けるように呼びかけ。
この呼びかけに応じた若者たちが徐々にダンス文化を発展させていく中でメディアに取り上げられたり、
ダンスをテーマにした映画が作られたりとニューヨークの一部地域の文化だったものが徐々に世界中に広まることに。
という事で2問目は以上。
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