あさイチ 今日の本紹介 にっぽんの花地図、食虫植物のわな、万葉花さんぽ、ボタニカム
23年6月30日放送のNHK「あさイチ」特選エンタ本紹介コーナーはゲスト松坂慶子と一緒に植物の本特集という事でにっぽんの花地図、食虫植物のわな、入江泰吉 万葉花さんぽ、ボタニカムなど書籍一覧をまとめてご紹介。
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にっぽんの花地図
各地の花の名所を検索できるサイト「はなまっぷ」で取り上げられている日本各地の花名所を集めた写真集第4弾。
季節ごとに集められているので春の桜、ネモフィラ、夏のアジサイ、ひまわりなど。
最寄り駅や駐車場情報など鑑賞ガイドも紹介されているので旅行の計画を立てるのにも有効活用できるのが嬉しい点。
第1作目のはなまっぷ写真集『100年後まで残したい!日本の美しい花風景』もおすすめ。
食虫植物のわな
食虫植物を主役にした絵本。
普段は昆虫たちにやられっぱなしの印象がある植物ですが、その一方で虫たちに見事な逆襲をする食虫植物の巧妙な罠を紹介。
お子さん向けの内容ながらも中身は超本格的。
前半は虫と食虫植物を主人公にした10本のストーリー、後半は図鑑のような内容で食虫植物の進化や基礎知識、捕虫の仕組み解説、観察できる植物園や日本や世界の自生地ガイド、さらにはハエトリソウの育て方の解説など興味がそそられる内容満載。
昆虫と持ちつ持たれつの関係ではなく、牙をむく食虫植物の生存戦略の奥深さを実感できる一冊。
入江泰吉 万葉花さんぽ
万葉集に登場する草花を写真とエッセイで紹介する本。
写真は入江泰吉、解説文は令和の元号決定にも携わった国語学者の中西進が担当。
「山振(やまぶき)の 立ち儀ひたる 山清水 酌みに行かめど 道の知らなく」
想いを寄せていた女性が亡くなった時の心境を表現。
4500首ほどある万葉集のうち3分の1は草花に関係しているそうで季節ごとに紹介。
古代の人々と花との深い関わりを通して「花は究極の美」であると実感できるはず。
ボタニカム
イギリスの王立植物園・英国キューガーデン在籍のスタッフが書いている公式監修本で、
掲載されているのは写真ではなく精細な植物画。
あくまで”植物の博物館”という観点から目で見て楽しむだけの草花に留まらない歴史や文化を多方面から解説。
植物の分類、進化の歴史、生物多様性、成り立ちなどの解説も詳しく、もちろん美しい画集として楽しむのもOK。
以上、あさイチでおすすめされた植物の本一覧でした。
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