太りやすい肥満体質を太りにくい体質にする食材1位はあけび？カズレーザーと学ぶ

23年9月5日「カズレーザーと学ぶ」では太りやすい肥満体質を太りにくい体質に変える方法について解説という事で番組内容をまとめてご紹介。

肥満体質

解説は名古屋大学大学院の特任准教授でメナード研究技術部門長の長谷川靖司先生。

太りやすい肥満体質になってしまうかどうかは20歳までの「太っていた期間の長さ」によって決定されるそうで、

特に重要なのが「2～3歳」の時期。

この年齢の子供はいわば「幹細胞(＝いろんな細胞に分化するおおもとの細胞)の塊」と呼べるほどで、

この時期に太っているとその後将来にわたってエネルギーを蓄えやすい体質へと変化。

そして、最も重要と言われるのが「10～12歳」の時期。

ここで体の成長が急激に進み、その後の体の完成形が現れだすという事もあって、この時期に体に蓄えられるのが脂肪細胞(＝脂肪を貯めるタンクのような役割)。

コチラは脂肪細胞の年代比較を表したグラフですが、

普通体型の人の場合は10歳を境に急激に脂肪細胞が増えていき、20歳を越えたぐらいから安定していくというデータ。

ここに肥満体型の人のグラフを合わせて見てみると、

幼少期から脂肪細胞の増加が始まって、20歳を越えてやっと減少に転ずるもののその後はずっと肥満傾向が続いていくという事に。

つまり太りやすい肥満体質は20歳までの脂肪細胞の数によって決まるという結論に。

ちなみに20歳までに運動部でバリバリ体を動かしていて痩せていたという人は注意が必要で、

実は増えていた脂肪細胞を運動によって何とかバランスをとっていただけという可能性も。

ただし子供の時期に過度なダイエットを行ってしまうと肥満体質以上に大きな健康上のリスクになってしまうので、適度な食事と運動を心がけるのが大事。

脂肪細胞には、

の3つがあり、

この中ではやはり「ベージュ脂肪細胞」が体質改善のカギを握っていると長谷川先生。

ベージュ脂肪細胞には脂肪を燃焼させて熱を産生するたんぱく質のUCP1が含まれているので、

これが増えてくれれば痩せ体質へと改善が見込めるわけですが、

その為に食べるべき食材トップ5として長谷川先生が挙げるのが、

という結果。

長谷川先生の研究室ではあけびの成分を濃縮したもので実験しているそうで、どの位の量を食べれば良いのかはまだ研究段階。

研究ではあけびエキス投与から10日ほどで白色脂肪細胞がベージュ脂肪細胞に変化。

という事は太りやすい肥満体質で白色脂肪細胞の数が多い人でも、それらをどんどんベージュ脂肪細胞に変えてやることで痩せ体質が実現。

長谷川先生自身もあけびエキス(＋アセロラ、マンゴージンジャー)3か月摂取でお腹周りがグッとスリムになったという自らの人体実験結果。

皮下脂肪、内臓脂肪共に効果があったそうで、食生活はあけびエキス、アセロラ、マンゴージンジャー以外は全く変えずに得られたビフォーアフター。

アセロラ、マンゴージンジャーがその痩せ効果をさらにアップするのでは？という研究も進んでいるそうで今後の進捗が気になる所ですね。

以上、カズレーザーと学ぶから太りやすい肥満体質の治し方でした。