東大生が選ぶメイドインジャパンランキング20選+番外編 1位はQRコード 東大王
23年11月22日「東大王」では東大生251人が選ぶ世界に誇るメイドインジャパンランキングトップ20+番外編を発表という事で一覧でまとめてご紹介。
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メイドインジャパンランキング
今回アンケートに答えてくれた251人の東大生のうち半数が支持したメイドインジャパン。
商品管理に使われていたバーコードではのせられる情報量が少なく、量を多くするとバーコードがどんどん長くなるというデメリット。
そこで囲碁の石の配置をヒントに縦横に白と黒を並べる新しい発想のコードを開発。
さらに特許を無償公開した事で世界的に広まることに。
「簡単な仕組みなのに世界中で利用されてて実は日本が作ったってあまり知られてない。」
「スマホで注文するのも一般的に。」
ちなみにノーベル賞受賞者の吉野彰もメイドインジャパン1位にQRコードを選出。
1958年に安藤百福が世界初のインスタントラーメンを発明。
「手軽にすぐに作れて食べられるのが画期的な発明。」
「これまでに無かった革新的な製品。」
1964年に東海道新幹線が開業すると当時7時間かかっていた東京-大阪間を一気に4時間に短縮。
「乗り物の中では一番安全といわれている。」
「日本の経済面や産業面で大きな変化をもたらした。」
「世界の高速鉄道とかだと30分や数時間遅れるのはあっても、日本の新幹線はほぼ無い。精巧なダイヤグラムが作られている。」
1999年に登場した絵文字のきっかけはドコモのiモード。
英語の辞書にもemojiとして掲載され、2016年にはニューヨーク近代美術館で最初の絵文字が美術品として永久展示される事が決まったり。
「人間の細かい感情を簡単に表現できる。」
「世界共通の言語が今までにない事。グローバル化が進む世界では画期的な発明。」
1983年に任天堂からファミリーコンピュータ(ファミコン)が発売されると爆発的ブームに。
「言語の壁や文化の壁を越えて親しまれている。」
「海外でもSwitchやプレステばっかりで遊んでて、この分野で日本に勝てる国はないなと思って。」
「プロとして競い合うeスポーツが開催されて、そこに大きなスポンサーがついて経済が回る。」
スポンサーリンク消せるボールペンの登場は発売当時大きなインパクトに。
1993年に日本人の研究者によって青色発光ダイオードの実用化に成功。
スマホがフルカラーで見られるのは青色LEDのおかげ。
「冷蔵庫、家電、デジタルサイネージにも使われていて、今や生活に欠かせない。」
「省エネに大きく貢献。」
1908年に東京帝国大の池田菊苗博士が昆布だしの美味しさの正体がグルタミン酸にある事を発見して「うま味」と命名。
そこから約100年後の2002年にはアメリカのハワード医科大学がうま味を感じるセンサーが舌に存在する事を科学的に証明。
今では5番目の味覚として英語の辞書にも掲載。
「感覚的なものを成分まで調べて定義づけた所が面白い。」
「日本はあまりスパイスが無かったりするのでその分だしの文化であるとか、素朴な味の深みが発展した文化だと思うのでそれが世界に認められるのは誇らしい。」
日本中に260万台以上。人口一人当たりの台数としては世界一。
「絶対に温度が均一。小さい幅の中にどんな技術が眠ってるんやろう?と思う。」
「一番凄いのは個数の多さ。」
「色々なものを買える体験自体も楽しくなっている。」
1979年にソニーが発売したウォークマン。
「音楽を持ち歩く新たな概念を作った。」
「聴く時間が大きく増えた。音楽界にお金が流れるようになって新しい表現が生まれて時代が進んだ面もある。」
スポンサーリンク水に入れると爆発する危険な金属リチウムを使って何人もの科学者がかかわった研究の集大成がリチウムイオン電池。
この開発の功績によって2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰は有名。
「パソコン、カメラ、スマホなどの電化製品の中に使われている。」
「危険な金属を用いながら電池を作ったのがスゴイ。」
ちなみに開発者の吉野彰いわく、一番驚いた使われ方は携帯扇風機だったとか。まさか扇風機を持ち歩く時代が来るとはと驚いた様子。
一方、1990年の商品化の時点ではほとんど売れない商品だったそうで、新しいものにはリスクがつきものという事で誰しもが様子をうかがっている状態だったとか。
ところが1995年のWindows95発売が大きな転機になって、ノートパソコンなどに採用されたことで爆発的ヒットを生んだそう。
1980年にTOTOが温水洗浄便座ウォシュレットを発売。
CMで使われていた「おしりだって、洗ってほしい。」のキャッチコピーは当時大きな話題に。
「毎日使う場所なので毎日快適に使えることは日本の強み。」
「海外旅行行った時もこれが取り入れられていた。世界でも評価されていると思う。」
「日本のおもてなしの心を反映している。外国人に心地よい旅行体験を提供できる一つの手段。」
日本中に普及して今や一般世帯の設置率は80%越え。さらに世界の五つ星ホテルや旅客機の機内設備にも採用されたりと世界的に広まっている段階。
開発元は血圧計などで知られるオムロンで1966年にシステムが完成。
「無人になって、さらに無人からスムーズにいくよう工夫したのが素晴らしい。」
「一つの機械の中に細かい構造があって、タッチしたら通れる仕組みが出来ているのはスゴイ。」
「日本の自動改札機は基本的にゲートは開いた状態で、何かエラーが起きた時だけ閉じる。常に開いているので人の流れがスムーズ。」
ゲートを開けた状態を普通状態にしておくという逆転の発想でスムーズな通行を可能に。
2003年にヤマハが発表した音声合成システム。2007年に初音ミクのネーミングで登場した事で一気に知名度アップ。
「歌や曲を気軽に公開できる、作品を作れるようになった。」
「日本のクールジャパンの文化。アニメやサブカルの文化を技術的に支えている。」
「一番の発明は歌手がいなかったり、自分の歌に自信が無くても楽曲を制作して世に出せる所。」
まるで人間が歌っているかのような歌声を作成出来ることで音楽業界に革命。
動画投稿サイトにオリジナル楽曲を発表して話題になるというプロセスを経て無名のクリエイターからプロミュージシャンになる道筋が作られる事に。
1968年に世界初の一般向けレトルトとして大塚食品から「ボンカレー」が発売されると1973年には年間販売数量1億食を達成。
ちなみにボンカレーのボンの意味はフランス語で美味しいを意味するボン。
「これが出来た事で時間が短縮できた。他の事に時間を使えるようになったのは革新的。」
「袋をそのまま温めるだけで料理になるのが画期的。」
1992年には宇宙食としてもレトルトカレーが採用されたり。
2023年で40周年を迎える売り上げ累計1億本以上を誇る世界的ベストセラー。
厳しい耐衝撃テスト、工事現場での作業を想定した振動テスト、人工的に作られた汗に浸すテスト、泥水の中での作業を想定したテストなど
全200以上のテストを繰り返して完成するG-SHOCK。
「デザインがカッコイイ。落としても壊れなかった。」
生みの親であるカシオ技術者の伊部菊雄によると公園でボール遊びをしている風景から、弾むボールの中心部に時計が浮いていれば丈夫な時計が実現できるのでは?と開発のヒントにしたとか。
東大の三浦公亮先生が考案した折り線がジグザグで一つ一つが平行四辺形になった折り方。
小さな力で効率よく開くことができて開閉時に破れにくいというメリットから地図やガイドブックに採用。
さらにこのメリットを生かして宇宙船に搭載される太陽光パネルの開閉にもミウラ折りが採用されていたり。
「折り紙から着想を得た少ない力で引っかからずにパッと広げることができる。」
「宇宙に進出した日本の誇れる技術。」
ちなみにキリンの缶コーヒー「fire」やチューハイ「氷結」の缶の表面が凸凹した「PCCPシェル」も三浦先生が考案。
1万種を超えるといわれるブドウの中から味、育てやすさ、香りの要素で厳選して日本人好みになるように研究される事33年の末に遂に完成。
「日本のエメラルド。台湾の方が美味しい美味しいと食べてくれた。」
ちなみに実がなる前にぶどうの房をジベレリン溶液(植物ホルモン)に漬けることで受粉を阻害して種なしぶどうになったり、実が大きくなったりする作用も日本人が発見した技術との事。
元々は長い筒を口から差し込んで上から医師が覗き込む形で使われていた「胃鏡」という医療器具で胃の状態を観察していましたが、
その後1930年代に海外において胃の中をカメラを使って撮影する研究がスタート。そして1952年に東大病院の外科医とオリンパスの技術者が協力して世界初の実用的な胃カメラが誕生。
「見えない物を見たいという発想自体は誰でもできると思うですけど、それを実用化して色んな人に適用できるところまで技術を高めた事がスゴイ。胃がんの早期発見に繋がったと思う。」
胃カメラ、大腸カメラなどの医療器具は日本製品が2012年の時点で世界シェア100%という状態。
番外編
ここからはランク外だったもの、東大王出演者が挙げたトピックなど。
指輪型のセンサーを装着して何かに触れると、その触れた感触を離れた所に伝えることできる技術。
「身体感覚をデータ化して他人と共有する技術。NTTドコモが開発しているフィールテックという技術。」
以上、東大王で発表された東大生が選ぶメイドインジャパンランキングでした。
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