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あさイチ 今日の本紹介 紫式部日記、うた恋い。、清少納言と申します


24年3月8日放送のNHK「あさイチ」特選エンタ本紹介コーナーはゲスト吉田羊と平安時代が舞台の漫画特集という事で紫式部日記、うた恋い。、清少納言と申しますなど書籍一覧をまとめてご紹介。

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紫式部日記

『新編 人生はあはれなり… 紫式部日記』あさイチ 今日の本紹介 紫式部日記、うた恋い。、清少納言と申します

ご存じ源氏物語の作者である紫式部に関する史料はあまり残っていないのが実際の所で、そんな中でも本人が書いたとされているのが紫式部日記。

そんな貴重な史料をベースに笑いを交えながら分かりやすく説明してくれるのがコチラの漫画作品。

真面目で地味・人目を気にする・社交的ではなくコミュ障気味・色々あってネガティブ&センシティブといった現代人でも共感多数な紫式部の人となりなどをざっくり掴むための導入編として読みやすい作品で、賢い女性が疎まれた平安時代にバカなふりをして振舞って同性の先輩から受け入れられるというエピソードが紹介されたり。

一方で作品の軸となるのは紫式部が仕えていた中宮・彰子の出産記録。

例えば出産に際して行われる悪霊退散の加持祈祷では、悪霊におびえて泣き過ぎた女房たちのいつもの厚化粧が完全に取れて誰だかわからない状態になってしまうシーンを記録にしていたりと紫式部の人物観察力を存分に発揮。

Amazon:新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

うた恋い。

『フルカラー版 超訳百人一首 うた恋い。』あさイチ 今日の本紹介 うた恋い。

百人一首が詠まれた背景などを独自解釈で物語に仕上げた漫画作品。

紫式部日記の『めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな』という和歌からは、

スランプに陥って物語が書けなくなってしまった紫式部が物語を書くきっかけになった幼馴染を回想するシーンが登場。

自分を認めてくれる親友・藤子の存在に助けられる紫式部でしたが、しばらくすると藤子の結婚が決まって二人は離れ離れになり、その後は顔を合わせる事が無い疎遠状態。

そのうち宮仕えで働くようになった紫式部のもとに「藤子が京に戻ってきている」という知らせが届き、居ても立っても居られない紫式部は急いで藤子のもとに向かいますが、どういうわけか藤子は紫式部を避けるような行動に。

そこで藤子に宛てたメッセージとして詠まれたのがあの冒頭の歌。

「あれは本当にあなただったのかな…曇る夜空の月みたいな人 見えたと思ったらまたかくれる」

和歌のその裏にある意味・背景が描かれているので理解が深まるきっかけに。

Amazon:フルカラー版 超訳百人一首 うた恋い。

清少納言と申します

『清少納言と申します』あさイチ 今日の本紹介 清少納言と申します

紫式部と並び称される平安時代を代表する作家・清少納言の半生を現代風にそしてコミカルに描いた漫画作品。

貴族の娘・光子はなかなか結婚できずに思い悩む日々。そんな中で溺愛する弟の結婚が先に決まり、その結婚相手として登場するのが”なぎ子”こと清少納言。

奇抜でド派手な格好で現れたなぎ子にドン引きする光子はなぜこんな相手を結婚相手に?と弟に問いただしますが、男女の契りをまだ結んでいないという事が発覚。

この日を境にこれ幸いと二人の結婚を邪魔してやろうとなぎ子の周囲を嗅ぎ回すようになる光子はなぎ子のもとに”事情聴取”へ。

するとなぎ子はなりゆきでそうなってしまったと語った挙句に、弟の会話センスが無いとバカにしだす始末で、歯に衣着せぬ物言いをするなぎ子に怒り心頭の光子は「アンタなんかうちの嫁と認めませんからね!」と宣戦布告。

夜な夜なお忍びでどこかへ出かけているというなぎ子の噂を聞きつけると、弱みを握ってやろうと旅むすめに扮して探偵ばりの尾行を決行。

そこで光子はなぎ子のとんでもない秘密を目撃する事に…。えっ…男たちに向かって自分の体を露出…?

実は清少納言は男の子だったという奇抜な設定から始まるストーリーながらも、史実もしっかり押さえながらまるでサスペンス漫画を読んでいるようなドラマチックな展開に。

ゲストの吉田羊が導入部紹介を聞いて一番続きが気になるとコメントしていたのがコチラの作品。

Amazon:清少納言と申します

以上、あさイチでおすすめされた平安時代を舞台にした本一覧でした。

NHK「あさイチ」に関する全記事はこちらのリンクから

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