サウナが気持ちいいのはなぜ?ととのう簡単な方法は?チコちゃん
24年9月27日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜサウナは気持ちいい?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。医学博士が教える「ととのう」ための簡単な方法とは?
ゲスト出演者
【ゲスト】高見沢俊彦、原菜乃華
【VTRゲスト】ねづっち、カンニング竹山
なぜサウナは気持ちいい?
3問目の出題は、
なんでサウナって気持ちいいの?
チコちゃんの答えは、
リラックスと興奮が同時に押し寄せる奇跡の2分間があるから
解説は日本サウナ学会代表理事で医学博士の加藤容崇先生。
サウナは2000年以上前のフィンランドが発祥とされる蒸し風呂の一種で、90度前後のサウナ室で体を温め、その後に20度以下の水風呂で体を冷やし、屋外に置いた椅子などに座って休憩する外気浴を楽しむのが一般的。
この一連の流れで体は深いリラックス状態にあると同時に脳は興奮状態という日常生活では体験できないような奇跡的なシチュエーションが作り出されると加藤先生。
この奇跡的な状態の事を「ととのう」とサウナ愛好家は呼び、この瞬間を楽しむのがサウナの醍醐味だったり。
という事でととのう手順について加藤先生に簡単に解説してもらうと、
【しんどいのを我慢するまでサウナに入るのはNG】
サウナに入ると体の機能を活発化させる交感神経の働きが上昇していきますが「何分までは絶対我慢」のようにしんどいのを耐えるレベルまで行ってしまうと自律神経が疲弊してしまうので、その日の自分の体調をうかがいながら時間は特に決めずに我慢はしないのが鉄則。
【サウナの最上段はサウナの猛者の証?】
サウナは一段上がると5度から10度ほど温度が上がるといわれているので、上級者は最上段と決めつけるのは良くない事と加藤先生。
やはりこれも我慢は禁物のルールと同様で、自分の体調に合わせて適度な段を選ぶのがルール。
【水風呂ではなく水シャワーでOK】
サウナから出ると高まった交感神経が落ち着いていきますが、火照った体を水風呂で冷やすと体温が下がり過ぎるのを防ぐために再び交感神経が活発化。
スポンサーリンクただし水風呂の温度が低すぎるとただの痛みに変わってしまうのでリラックス状態とは程遠い事に。体を適度な温度で冷やすだけでいいので温度調整が出来る水シャワーなどでもOKと加藤先生。
【休憩タイムの2分間】
水風呂から上がると再び交感神経が落ち着いて行き、今度はリラックス状態を表す副交感神経が優位な状態に。
サウナや水風呂で交感神経の上下を繰り返した体が一気に解放されてリラックスモードに突入。
一連のサウナのサイクルを通して興奮物質と言われるアドレナリンは分泌されますが、この休憩中にはアドレナリンが体内に残っている状態となるので体は落ち着いているのに脳はやけにハッキリしているという奇跡的な状態=「ととのう」事に。
このアドレナリンの効果は体内で半減するまで休憩に入ってから約2分間とされているので、この時間帯は周囲と談笑などはせずにただただリラックス状態に身を任せるのが正解。
という事で3問目は以上。
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