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童話や昔話に怖い話が多いのはなぜ?チコちゃん


25年11月14日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『童話や昔話に怖い話が多いのはなぜ?』の答えなどまとめてご紹介。

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ゲスト出演者

【ゲスト】井上芳雄、大久保佳代子

【VTRゲスト】あばれる君

童話や昔話に怖い話が多いのはなぜ?

1問目の出題は、

なんで童話や昔話は怖い話が多いの?

チコちゃんの答えは、

怖くないと子孫繁栄に役立たないから

解説は立命館大学の鵜野祐介教授。

童話や昔話には「教訓」が含まれている事が多く、

  • したきりすずめ → 人への思いやり、欲張らない心がけ
  • かちかち山 → 悪は最終的に罰せられる
  • 赤ずきん → 警戒心を持って慎重に行動することの大切さ
  • うさぎとかめ → 油断大敵
  • 三匹のこぶた → 地道に努力することの大切さ
  • みにくいアヒルの子 → 外見で物事を判断してはいけない

など。

このように日本だけでなく世界中に残る童話や昔話には人生のためになる教訓が込められており、そこで人々の記憶に深く残るように平凡な出来事ではなく、あえて恐怖や驚きといった演出を加えるというのが童話や昔話の基本的なテクニックに。

特に子どもの頃に抱いた「怖い!」という感情は何年経っても記憶に残りやすく、童話や昔話にそういった要素が含まれているだけで怖いエピソードと共に教訓も一緒に記憶に深く刻まれる事に。

この怖い記憶が記憶に残りやすい要因は子孫繁栄が大きく関わっており、例えば人間が狩りをして暮らしていた時代に野生動物に突然出会って命を脅かされるという怖い体験をしたとすると、その記憶をしっかり覚えておかないと次も同じようなシチュエーションに自ら巻き込まれに行ってしまう事となり、これでは命がいくつあっても足りないという事態に。

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そこで怖い体験こそ深く記憶に残す事で一度体験した危険を次からは回避できるようになって子孫繫栄の確率はアップ。実際に脳神経学的にも人の記憶は恐怖や驚きといった感情が伴った方が記憶を司る大脳辺縁系が反応しやすくなって長期記憶として残りやすい事が明らかに。

また、童話や昔話は何度も同じ話を聞く事も多いですが、この同じ話を繰り返す事でも記憶に定着しやすいという効果があり、こうして記憶に残った童話や昔話はその教訓と共に生きるための判断材料になって日々の生活に暗に役立っているというのが鵜野先生の見解。

という事で1問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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