プレバト水彩画2025夏タイトル戦結果は優勝の倉中るなが辻元舞、松田悟志を倒して栄冠
25年8月14日放送の「プレバト」は夏の水彩画コンクール2025を開催という事で出演者や作品ランキング結果など一覧でまとめてご紹介。
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作品ランキング結果
モデルは速報原稿を受け取るゴゴスマMCの石井亮次。
眼鼻周りの陰影はすごく丁寧に描き分けられていたものの、背景を描き過ぎて色も濃く塗られているので主役の石井アナがあまり目立っていないとダメ出し。後ろの小川美桜アナにも目が行ってしまうので余計に主役が目立たず。
全てに力が入り過ぎていて何が主役なのか見失っているのが最大の敗因。
- 人物のフォルム・動作 25
- 明暗・色選び 28
- 背景・構図 23
- モデルの魅力が伝わる表現 5
- 合計 81点
構図は全く同じでも背景の印象を薄めて石井アナに集中。差し込まれた原稿に驚く表情の一方でやや歪みが見られて不自然に見える顔も修正。
絵の具の塗り方や筆遣いがゴテゴテだったので筆のタッチが強く残ってしまいデフォルメに感じてしまうほどだったのがお手本だと自然な顔の印象に。
モデルは漫才中のタカアンドトシの二人。
面白い構図で漫才中の瞬間を切り取った事で勢いのようなもの上手く表現できている点は高評価。客席側から正面に描くのがオーソドックスな構図ながら、あえて斜め方向から見る事でそこに立体的な手の動きや顔の動きなどがプラスされるという巧い演出。
ただし、二人の過去をイラスト風に散りばめて二人の魅力を伝えるという演出が仇となって主役をかえって邪魔しているとバッサリ。
- 人物のフォルム・動作 26
- 明暗・色選び 29
- 背景・構図 27
- モデルの魅力が伝わる表現 4
- 合計 86点
右側にあえて空間を空ける事で客席を感じさせる細かい演出。主役の2人を際立たせるのであれば背景は思いっきりボカしてしまった方が良いと野村先生の判断。
スポンサーリンクモデルは舞台に立つ梅沢富美男。
女形として舞台で輝く衣装・表情などに焦点を当てて描こうとする絵作りの上手さが高評価。特に白い紙の地色を生かしながら塗れているのでスポットライトの照明を受けて光る着物の明るさや輝きが上手く表現できていると野村先生。また、背景が暗い中であえて明るい色を散りばめる演出も良いとプラス評価。
その一方で顔の表現がイマイチで顔の右半分だけ見ると綺麗な顔をしているのに、左半分だけを見ると目が小さくて途端にお面のように見えてしまうというアンバランスさも。
- 人物のフォルム・動作 27
- 明暗・色選び 30
- 背景・構図 30
- モデルの魅力が伝わる表現 6
- 合計 93点
この構図にした時点でモデルの顔が命になるのは明白なので、そこは絶対に抜かりなく。梅沢富美男の流し目を正確に捉えてリアルにかつ美しく描写。白塗りの顔を描く時は僅かな明暗の違いを濃淡を使って描かく事で人の顔の立体感に繋がるとか。
モデルは練習中の横浜DeNAベイスターズ牧秀悟選手。
全身構図なのでどうしても顔が小さくなってしまって表情をリアルに描く難度は上がるものの、アスリートならではの太ももの力強さや全身の躍動感、そして顔の描写などは非常に高いレベル。特に打球が飛んでいく方向を鋭く見ている眼差しはシャープで良い感じ。
さらに空の青、スタンドの青、ユニフォームの青とバリエーション豊かに色が出ていて、それぞれ描き分けられているので単調にはならず。そのおかげで力強い絵ながらも爽やかな印象に。
ただし、背景を描き過ぎていてモデルというよりもこのシーンが魅力的に映ってしまうという点がマイナス。
- 人物のフォルム・動作 30
- 明暗・色選び 30
- 背景・構図 29
- モデルの魅力が伝わる表現 7
- 合計 96点
背景の描き込みをあえて抑える事でモデルを際立たせるように修正。迫力あるアスリートの姿によりフォーカスして大きく描く事で強調。
スポンサーリンクモデルはアクションシーンのリハ中の新木優子。
臨場感が伝わって来て大迫力に描写されていて今回のテーマが「迫力」であれば満点評価だったと野村先生。周囲の輪郭にブレを作って動いている瞬間の雰囲気も上手く捉えており、背景についても勢いを感じさせるタッチも高評価。髪の毛のほつれ具合、見開いた目、口の動きなどの細かい描写も生き生きと描かれていて抜かりなく。
突き出した拳によって逆に顔の表情にフォーカスが行くようにしている演出も高い評価の対象に。
ただし、縦の構図にした事で少し窮屈な印象になっている点がややマイナス。
- 人物のフォルム・動作 30
- 明暗・色選び 30
- 背景・構図 30
- モデルの魅力が伝わる表現 8
- 合計 98点
横の構図にする事でダイナミックな動きはそのままにスタイリッシュな印象もプラス。
モデルは初耳学のリハ中の中島健人。
一部のスキも無く完成度の高い絵と野村先生は絶賛。
顔の描き方はとても上手で、整った顔ほど少しでもバランスが狂うと本人に似なくなってしまうのでその点を考えると口元などの描写もかなりのレベル。特に繊細に描いた目のキラキラ、黒目の中の小さな光、微細な明暗の調子は非常に丁寧。
光と影を描く事でこれから本番に向かう緊張感を表していて、逆光を上手く生かした演出もプラス。逆光で輪郭部が明るくなる現象もきっちり描いていて照明の塗り方も完璧。平面に見えがちな服の立体感もばっちり。
唯一、野村先生が指摘したのが「もっとアップの構図にしても良かったのでは?」という点。
- 人物のフォルム・動作 30
- 明暗・色選び 30
- 背景・構図 30
- モデルの魅力が伝わる表現 9
- 合計 99点
モデルはライブステージに立つあのちゃん。
ライブで感情剥き出しで激しく動くあのちゃんの魅力が伝わってくると絶賛。高い画力が存分に発揮されて躍動感あふれる髪の毛や手の描写も上手。表情に関してもまぶた・涙袋の描写はハイレベル。
そして何よりもこの構図が秀逸で、ライブの興奮がストレートに伝わる潔い切り取り方は大きなプラスポイント。
マイクスタンドの直線、ギターの直線、腕の直線が下側にある一方で、人物の軸をカーブさせ、さらに色についても白→薄い青→濃い青とする事で線と色で綺麗な流れが出来ているとその絵作りを絶賛。
- 人物のフォルム・動作 30
- 明暗・色選び 30
- 背景・構図 30
- モデルの魅力が伝わる表現 10
- 合計 100点
文句なしの満点評価でモデルの魅力を最大限に表現できていると野村先生からは「何かのエネルギーを描いている」と評されるレベル。
ココ最近はずっと2位続きで4年ぶりの優勝を狙っていた辻元舞はがっくり肩を落として優勝と準優勝で明暗。
以上、プレバト夏の水彩画コンクール2025でした。
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