ジャージに縦線が入っているのはなぜ?チコちゃん
26年5月1日放送の「チコちゃんに叱られる拡大版SP」の問題『ジャージに縦線が入っているのはなぜ?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】フットボールアワー後藤輝基、齋藤飛鳥、吉田仁人
【VTRゲスト】ザ・たっち、南明奈
ジャージに縦線が入っているのはなぜ?
1問目の出題は、
なんでジャージには縦線が入っているの?
チコちゃんの答えは、
味方に撃たれないようにするため
解説は服飾史研究家の辻元よしふみ&辻元玲子夫妻。
最初に服のサイドに縦線を入れたのは18世紀のフランス軍の軽騎兵といわれていて、主に前線で偵察や奇襲などの役割を担った軽騎兵は機動力を武器にする為に甲冑などの装備は最小限。
そして当時は染料の値段も高くて着用される軍服は黒や紺などがほとんどで、銃や大砲を使って遠距離で戦う事も増えていた時代という事もあって戦場は煙が立ち込めて視界が悪いのが常という状態。
そんな視界の悪い中で黒や紺の軍服を着ていると敵味方が入り乱れて遠くからでは見分けがつかず、味方を大砲で誤射してしまうというトラブルが多発する事態に。
そこで当時のフランス軍は前線で戦う味方を誤って撃たないために遠くから見分けがつきやすい縦線をズボンに入れるという解決案を導入。
番組ではザ・たっちの2人と南(みなみ)明奈で”タッチ”チームを組んでもらい、遠くからザ・たっちの2人が見分けられるか実験。服に線無しの場合はどっちがたくやかかずやか分からなかったものの、片方の服に線を入れただけで煙が立ち込めていても即座に線が入った方が見分けられるという結果に。
ちなみに軍隊において服に縦線が入っているときっちり姿勢が正せているのか姿勢チェックにも使えるというメリットもあって整列や行進の際にとても役立ったという効果も。
また、19世紀になると赤、青、白、緑などカラフルな軍服が登場した事で敵味方の区別は縦線ではなく軍服の色で行う時代になっていきますが、そうなると縦線の本数や色で遠くからどんな身分の人なのかが分かるようにという役割が与えられるよう変化。
スポンサーリンク例えばヨーロッパで栄えた国・プロイセンでは一般兵士のズボンは赤い線1本なのに対して将官になると線3本という具合に世界各国の軍服にも同様のデザインが取り入れられていって19世紀の間に世界中に伝播。
そして20世紀になると縦線はスポーツの分野にも取り入れられるようになって、1926年に設立したアメリカのバスケットボールチームのハーレム・グローブトロッターズの初期の頃のユニフォームは縦線入り。
実はこのチームの設立者のエイブ・セイパースタインはバスケットボールというスポーツを考案した団体YMCAでバスケットボールを習った人物で、当時のYMCAはアメリカ陸軍向けに用具を提供していたといういきさつがあり、恐らくセイパースタインはそこで軍服の縦線を自チームのユニフォームに採用しようとしたのではないかと辻元先生。
その後テニス、アメフト、サッカーなどのスポーツにも縦線がデザイン的な意味も含めてどんどん波及していって徐々に学生の着るジャージのデザインにも採用されるように。
という事で最初は大砲で味方に撃たれないように広まったズボンの縦線がやがて軍隊での階級を表すようになり、そこからスポーツ分野へも広がりを見せて今現在のジャージのデザインにも繋がっているというまとめで1問目は以上。
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