子どもがよく転ぶのはなぜ?チコちゃん
26年5月22日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ子どもはよく転ぶ?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】三宅弘城、朝日奈央
【VTRゲスト】なし
なぜ子どもはよく転ぶ?
3問目の出題は、
なんで子どもはよく転ぶの?
チコちゃんの答えは、
立派な原始人になるため
解説は小児科医の成田奈緒子先生。
そもそも子どもが転びやすい原因には体がまだ発達途中で転びやすい体をしているからという分かりやすいものがあって
- 小さい体に対して頭が大きい
- 体重を支える足裏の土踏まずが未発達でバランスを崩しやすい
という体の構造的な特徴が大きく作用。
そしてこういった体の構造以外にも子どもがよく転ぶ理由として考えられているのが転ぶことが将来転ばないための訓練になっているという説。これは言うなれば立派な原始人になるための訓練と同意義と成田先生。
原始人は周囲に危険だらけの世界で生きていましたが、そこでサバイバルに役立ったのが原始人の性質で、この性質は人間が生まれ持ったものではなく危険な環境に身を置く事で鍛えられる能力との事。
そして転ぶことで鍛えられているサバイバル能力の一つとされているのが脊髄反射。
スポンサーリンク脊髄反射とは無意識かつ瞬間的な体の反応の事で熱いものに触った時に一瞬で手を引っ込めたり、目の前に何かが飛んできた時に一瞬で目をつむるといった体が勝手に反応して身を守ろうとする本能的な力の事。
生まれてから5歳ごろまではこういった様々な脊髄反射が発達する時期とされていて、何かにつまずいて転びそうになった時に大人は転ばないようにとっさに足を前に出したり手で支えたりして顔から床に突っ伏してしまうのを防ごうとしたり、お尻から上手く着地して衝撃を吸収したりという受け身をとったり。
これらは衝撃を和らげたり、頭を守ったりという瞬時の反応になっているわけですが、これらの反応をまだ身につけていない小さな子どもたちは反応スピードが遅いので実際に体が動くまでに時間がかかって転んでしまうという事に。
この大人と小さな子どもの反応スピードの違いはミエリンの発達が大きく関連。
転びそうになった時というのは脊髄から「足を前に出せ!」という信号が神経細胞を通って筋肉に伝わる事で実際に足を前に出す事が出来ますが、この時に神経細胞を覆うように付いているカバーのようなミエリンが無い場合はプラスの電気を持つ信号が神経の中にあるマイナスの信号と入れ替わりながら真っ直ぐに伝わる事に。
一方でミエリンというカバーが付くと覆われた部分を跳び越えて瞬間移動するように信号が進めるのでハイスピードに。このミエリンは発達してより太くなればなるほどスピードが上がる性質を持っているので、転びそうになった時により速く足が前に出るように。
ミエリンありの場合は信号の速度は最大で秒速120m、一方でミエリンなしだと秒速2mとその差は約60倍。
スポンサーリンクこのミエリンは刺激を多く与える=とにかく沢山転ぶという経験を通じて太くなっていくそうで、ある体操教室では安全に転べる環境を作り出す目的で小さな子ども用のバランスボールを使ってバランスをとる練習を行っているとか。
この時バランスボールの乗り方をみっちり教えるのではなく、子どもが赴くままに自由に遊ばせた方がその習熟度が高くなるという研究結果も出ているそう。完全に放任してしまうと危ないので目を離さないようにしながら安全を確保した状態で子どもが思うがままに出来るだけ沢山転ばせてやるのがベストと成田先生。
また、大人になってもミエリンを太くするのは可能で運動・語学・楽器など新しいことに挑戦すると発達しやすいとの事。
ちなみに年を取ってくるとまた転びやすくなって来るのは神経の伝達スピードが徐々に鈍って来るのに加えて筋力の衰えが一番の原因というまとめで3問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから