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せーの!という掛け声の由来は?「一斉の」説は誤り?チコちゃん


26年5月22日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『せーのってなに?』の答えなどまとめてご紹介。

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ゲスト出演者

【ゲスト】三宅弘城、朝日奈央

【VTRゲスト】なし

せーのってなに?

2問目の出題は、

せーのってなに?

チコちゃんの答えは、

塞の神

解説は京都先端科学大学の丸田博之特任教授。

塞の神とは日本神話の中で神様であるイザナギが死んでしまった妻イザナミを追いかけてあの世へ向かったものの、恐ろしい姿に変わってしまっていたために恐れおののいたイザナギが逃げ出す時にあの世とこの世の出入り口を塞いで悪霊や災いがこの世に入ってくるのを防いだ岩の神様の事。

古事記にもあの世から来る災いを防ぐ存在として塞の神(黄泉戸大神)の記述があって、この塞の神は時に道祖伸と呼ばれて悪霊や疫病が入って来るのを防ぐために村の出入り口や地域の境に置かれて身近な神様として信仰の対象に。

今でも道端に石碑が祀られていたり、富山県では塞の神を呼ぶ祭り行事が伝わっていたりと割と生活に密着しているこの塞の神という存在。

特に昔の人は辛いことや大変なことに遭遇すると神様に力を借りようとする傾向が強く、重い物を持ち上げる重労働をする際にも神様の力を借りようと呼びかけた掛け声がせーのの語源という丸田先生の見解。

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もともとは「塞の神、来い!」と直接的に呼び掛けていたフレーズだったそうで、そこから「さいのこーい」→「せーのこーい」→「せーの」という移り変わりで徐々に変化していったとか。

実際、富山県の方言集「砺波民俗語彙」にはセーノコイという見出しと共に力を合わせて重い物を動かす時の掛け声という解説文で、これが徐々にタイミングを合わせるシチュエーション全般で使われるようになって広まっていったとの事。

ちなみに「いっせーのーせっ!」という掛け声を使う地域もあって、このフレーズは「一斉の」が由来と思われがちですが、実は幕末のフランス海軍が使っていた号令のフレーズ「イセー(hisser)」が由来というのが有力で、これはフランス語で引き揚げろ!という意味。

江戸時代末期にフランス海軍の船が停泊していた神奈川県から広まっていったフレーズでそれよりも昔からあった「せーの」と混ざる事で「いっせーのーせっ!」になったと丸田先生。

他に「いっせーのーで!」のパターンもありますが、これは関西に多い表現で「せっ!」の言葉と同時に動くのとは違って「で!」の言い終わりで持ち上げるという違いも。これは「で!」の後に「はい!」「行くよ!」といった言葉を付けたいのを飲み込んで一呼吸置くという意思が見られるそう。

他に「よっこらしょ!」は「どっこいしょ」から生まれた言葉で、これはかつて相撲力士が力を入れる時に発していた「どっこい」から「どっこいしょ」に変化して「よっこらしょ」になったという流れ。

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「さんのーがーはい!」のパターンは九州北部で多い掛け声で、こちらも塞の神がルーツ。

他に「さん・にー・いち!」と3カウントダウンするパターンや「いち・に・さん・はい!」と3カウントアップするパターンは鹿児島県の「いっちゃーのーがーせい!」に独自進化。

宮崎県の「せーのがさんで!」、熊本県の「せーのがさんはい!」などはせーの!といち・にー・さんのカウントアップ方式が混ざり合って九州で浸透。せーの!の掛け声の地域パターン

このように持ち上げる時の掛け声は地域差がかなり色濃く出るので意外と全国共通のパターンが思いつかないというまとめで2問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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