みちょぱが芸人たちから高く評価されるのはナゼ?この細かいテクニックについてアメトーーク!から
あらゆるバラエティで見かける印象があるみちょぱ(池田美優)ですが、20年4月2日放送のテレビ朝日系「アメトーーク!」では「実はみちょぱスゴイぞ芸人」と題して彼女の一体どこが優れているのか?を芸人8名が力説。そこで紹介されたのはみちょぱの高すぎるバラエティ力や、みちょぱから見た時の「一緒に仕事がしやすい芸人さんベスト3」ついてなどなど。
というわけで20年4月2日放送の「アメトーーク!みちょぱスゴイぞ芸人」から抜粋して詳細をまとめてご紹介。
スポンサーリンクバラエティタレントみちょぱ
今回集まった芸人さん8名は、こうやって企画で取り上げられれない限りは「バラエティタレントみちょぱのスゴさ」はなかなか伝わらないのが歯がゆいという思いを抱えている様子。
視聴者的にはなかなかピンと来ない所ですが、収録現場で日々共演している芸人さんからしたら「そうそう!分かる!」と納得の内容になっているとか。
そもそも今回の企画の発端は、かまいたち山内、ロッチ中岡の2名でお互いにみちょぱのスゴさを語り合っていたのが始まり。
かまいたち山内「女性タレントの方ってたくさんいて、生き残るのって難しいじゃないですか?その中でなぜみちょぱが生き残っているのか?当たり前に出てますけど、その出てる事ってとんでもない事なんですよ。すごい競争の中を勝ち抜いてみちょぱが毎回出てるんで、その出てる理由っていうのを世間の人本当に分かってんのかな?って。」
バイきんぐ小峠の印象では、あらゆるバラエティでみちょぱが起用されている影響で、次の現場、次の現場でずっと共演し続ける事もしばしばだとか。
バイきんぐ小峠「どこにでもみちょぱが居やがるんですよ!怖いのよ!」
そして今回唯一女性芸人枠でみちょぱスゴいぞ芸人に参戦している大久保佳代子は「全ての女性タレントは消えて欲しい。」と強烈なライバル心をむき出しにするものの、自身の女性マネージャーから「みちょぱってスゴくないですか?」と聞かれた事がきっかけで以降はみちょぱに注目するようになり、そこで初めて「どの番組に出ても対応力がスゴいし、ちょっと認めざるを得ないなを思って。」という結論に至ったとの事。
陣内智則は「共演して来て、やっぱスゴいなというか、終わった後寝る前に思うんすよ。みちょぱスゴかったよな?みたいな。みちょぱおらんかったらアレ上手い事行って無かったよ?みたいな。目立たない上手さと言うか、玄人から見て分かるという。」
ずん飯尾は「みちょぱのおかげでスベった時に骨折で終わる所が捻挫で終わる事がよくあるんですよ。サッと支えてくれて。やっぱりいぶし銀で。」
野球選手であれば細かい守備位置の変更や、送りバントの巧みさなど陰の功労者、隠れた仕事人といった具合だそう。
今回はみちょぱスゴイぞ芸人のくくりに入れられていないゲストの千鳥ノブも実はみちょぱを気に入っている一人。ただ「ホンマに好きな場合はオンでは言わないんすよ。」と飲みの席で言っていたというロッチ中岡の証言があったので今回はそんな立ち位置。
みちょぱのココがスゴい
かまいたち山内によれば、みちょぱの多彩な顔について、
- 若者枠 – ベテランに交じって若者代表として意見が出来る
- 女性・紅一点枠
- モデル枠
- コメント枠 – ズバっとしたコメント対応
- リアクション・ワイプ枠 – ワイプでも怠けずにリアクション。カメラに抜かれた時だけ笑うなどの雑な対応はナシ
- おバカ枠 – 元々注目されたきっかけがココだったので手慣れたもの
- 毒舌・ヒール枠 – キツめな事も平気で言える
- ジジイ転がし枠 – ※後述
とどのジャンルも一通り網羅していると高評価。
かまいたち山内「コレ全部いけるって他いないですよ!一人で全部いけるんで。」
ただ、ここまでマルチな対応が出来るにもかかわらず「番組でめちゃくちゃハネた。」という話はほぼ聞かないというのが逆にスゴいとロッチ中岡。
例えば同じ女性タレントでも鈴木奈々、菊地亜美は芸人さんの中で噂になるほどににハネる事がありますが、それが一切ないのがみちょぱのスゴさ。
ロッチ中岡「ハネずに我慢して脇役の存在でいてくれる。」
アンガールズ田中「抑えて、その周りの誰かがハネてるんですよ!」
「自分が自分が!」という姿勢は時として共演者から煙たがられる事もありますよね。そこが無いのがみちょぱのスゴさ。
ちなみにバイきんぐ小峠の意見では、特に奇をてらったキャッチフレーズ(例えば○○ビーム、○○星人のような)もナシに戦っている事を評価。
かまいたち濱家は「キングオブコント優勝した翌年に、その年のキングオブコントの事前番組に出る事になったんですよ。打ち合わせで僕らはスタッフさんから『去年優勝したけど今年あまり売れませんでしたね。またネタでもやったらどうですか?』ってみちょぱに言わせるので、それでネタやってくださいと。」
こんなイジりを含めた段取りを確認した上で、いざ本番を迎えるとみちょぱは、
「チャンピオンにこんな事言うのもなんですけど、もしよかったらネタ見せてもらえませんか?」というセリフに自分の判断で言い換えて、かまいたちの2人を傷つけないようにフォローしたというエピソードを披露。
大久保佳代子「あとみちょぱは奥ゆかしいからジジイにも好かれるんですよ。ジジイ転がし枠っていう。芸能界三大気難しいジジイが、(梅沢)富美男、(長嶋)一茂、(石原)良純っているんですけど、この3人の横にみちょぱっているでしょ?でもジジイ転がしてる感見せずにアシストが出来るんですよ。あれが出来るって最高級のホステスですよ。」
むしろ若いながらもスナックのママ感があるとずん飯尾も同意見。
また、みちょぱの細かい配慮は前室の時点から始まっているようで、
アンガールズ田中「最初に話しかけてこないすか?みちょぱの方から。最近どんなゲームやってんすか?とか。俺のゲーム番組やってるっていう情報を調べてるのか知らないですけど、そっから俺すごい喋っちゃうの!笑。始まる前にエンジンかけさせてくれる。」
さらにみちょぱの場合は切れ味鋭いコメントが綺麗にハマる場面も多く、
アメトーーク!の過去回でも「オジさんたちシーズン2」で、50歳近辺の芸人さんたちが自身のオジさんエピソードを披露し合っている中「男として無いの?」と問いかけられると、
みちょぱ「えっ!?あると思ってたんですか?」
とバッサリ。
この絶妙な返しに博多華丸・大吉、中川家、ずん飯尾、おぎやはぎ小木、カンニング竹山とメンバーが揃う中で、何も言い返せずにただ笑っているだけというシーン。
かまいたち濱家「無いの?って聞かれて『無いです。』じゃなくて『あると思ってたんですか?』ってコレもう全然ちゃいますからね。リアクションの取り方とか面白味とかも。」
ワードセンスが光るという事ですね。
アンガールズ田中「確かにあの展開から行くと、誰かが良い!とかっていう展開か、順位をつけるか?みたいな展開を一瞬オジさんたちは想像して一瞬緊張してるんですよ。そしたらズバっとやられて全員平等になってホッとして笑うっていう。」
さらに「バラエティの我慢どころが分かる」のがみちょぱのスゴい点として挙げるアンガールズ田中は「キャラ的にセクハラ的な行動をとる事が多いんですよ。その時に本気で嫌がられても困るし、そのバランス。それがホントにみちょぱは素晴らしくて。」
アメトーーク!の過去回でもアンガールズ田中の私物のヘアブラシが登場した際には、
みちょぱ「見た目がアレなんだから、ちゃんとして欲しい。」
と口火を切って、アンガールズ田中がヘアブラシで髪をとかそうとみちょぱに迫るという流れを呼び込み、
いよいよ目の前にブラシが近づくと、手でガードしつつ体をのけぞらせるリアクションをとるみちょぱ。
ココで現場にいた小峠から「ナイフじゃないのにね。」のツッコミが入って完結。
アンガールズ田中「最初にみちょぱがふっかけて、出やすくしてくれてるんですよね。この後どうなるか分かんないけどいってたら、みちょぱから『それ以上近づかないで。』っていう。『あっ俺は近づけばいいんだ!』と思って。誘われてバーッといったら手を持って、その画を見て小峠が『ナイフじゃないんだから。』でドーン。」
そのまま甘んじてヘアブラシを受けるという流れもありますが、そうすると田中がヒドい印象が強まっているしまう所を寸止めする配慮。それでいて全員がおいしくなるラインに収まっているというバランス感覚。
このシーンでは逃げ回る事無く、田中の手を抑えるというリアクションも高評価。
ずん飯尾「技術さんが助かったと思うのは、みちょぱが逃げ回んなかったもんね。あそこ逃げないでずっとキープしてて。あれスゴいよね。」
迫る田中 vs 嫌がるみちょぱの構図を1つの画角で収められるという細かいワザ。これはカメラマンさんも助かりますよね。必死に嫌がっている表情ももちろん織り込み済み。
スポンサーリンク続いて大久保佳代子は「ちょうど良い塩梅」というポイントを挙げ、
大久保佳代子「スッゴいノリノリで来られるとまず引くんですよ。なんだコイツ!?って。だけどのらないならのらないでムカつくんですよ。それがちょうどいいノリ。」
ロンドンハーツの運動会企画では共演者の青山めぐが「ニセみちょぱ」というあだ名を付けられ、みちょぱがあまりやらないようなリアクションをどんどんとっていくという流れがありましたが、そのノリをみちょぱ本人にも振られると嫌そうにしながらもとりあえずやってみるというノリの良さ。かといってノリノリでもなく「アレがダサいの!!」としっかりツッコミ。
ちょっと照れつつもという表情だったりリアクションがあるので同性からしても愛嬌があると好印象だそう。
かまいたち山内は自身の番組で共演した際に、お互いにどんどんテンションを上げてやりやっていく「サイコッチョーゲーム」でみちょぱと対戦する事になり、もうこれ以上ないテンションっで山内が披露した際に、そのタイミングでみちょぱの方からギブアップしてくれたというエピソードを披露。
かまいたち山内「嫌がりつつもある程度付き合って欲しいじゃないですか?これ返されたらもう無いよって所でみちょぱがリタイアしてくれたんですよ。俺の限界が分かってるんですよ。」
かまいたち濱家は大阪の番組であまりまだ共演経験が浅い頃にみちょぱから「東京で見るよりノビノビしてますね。」とイジられた事で「おい!言うな!それ!」というノリが使えるようになって一気にやりやすくなったとか。
千鳥ノブ「これを女性タレントさんたちは教科書として見るでしょうね。」
陣内智則「正解は見えてないと思うんですよ。みちょぱはもちろん。ただそれが自ずと正解に行ってるという。」
他番組で、みちょぱにワキを見せろという流れになった際にそれを拒否して毒舌を吐き、流れが一通り終わった直後、挙手をした際にうかつにもワキを見せて、そこをツッコまれるという完璧なフリとオチがあったとか。
本人的には狙ってやったものではないものの、自然とそうなる流れを呼び込むというワザ。
※以降は近日更新予定
仕事がしやすい芸人ベスト3
最後に、みちょぱから見て共演者として一緒にいるとやりやすいと感じている芸人さんトップ3を発表。
第3位 バイきんぐ 小峠
「何を言ってもツッコんでくれる。フォルムがイジりやすいのでズバズバ言えます。」「あのツルツル加減がちょうどいい。」
第2位 平成ノブシコブシ 吉村崇
「ひな壇に一緒にいてくれると安心する。何でも受け止めてくれる。」
第1位 有吉弘行
「本番が回っていない裏での話などもきっちり覚えていて話題を振ってくれる。若い私にも話を合わせてくれる。」「これは迷わず第1位です。やっぱり。師匠みたいなもんですよ。」
という事で以上、共演する芸人さんたちが絶賛するみちょぱのスゴさについて、アメトーークからでした。