林修の今でしょ講座 コーヒーvs紅茶vsココアを徹底比較!医師おすすめ最強飲料No.1決定戦
21年4月27日放送のテレ朝系「林修の今でしょ!講座」ではコーヒー、紅茶、ココアを医学と栄養面から徹底比較。シミ対策、口臭&虫歯予防、筋肉量UP、血流改善、集中力&記憶力UPに最適な飲み物はどれ?症状別の飲み分け術を総まとめ。
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出演者
- 【MC】林修
- 【副担任】斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
- 【日直】濱家隆一(かまいたち)
- 【学友】高山一実 山内健司(かまいたち) 井上瑞稀 伊沢拓司
- 【講師】石原藤樹(医師:コーヒー担当) 古賀良彦(医師:紅茶担当) 高瀬聡子(医師:ココア担当)
肌のシミ対策
肌のシミ対策に最も最適なドリンクは、
- コーヒー
- 紅茶
- ココア
という順番なので、
「コーヒー」
コーヒーに含まれるクロロゲン酸が肌のシミの原因といわれるメラニン色素の取り込みを約40%防いでくれるという研究データがあり、
1日3杯以上コーヒーを飲んでいる人はほとんど飲まない人に比べてシミの量が少ないという比較データも。
このクロロゲン酸とはポリフェノールの一種で、植物が自身を紫外線から身を守るために生成しているもの。
そしてコーヒーに含まれるポリフェノールの量は紅茶やココアに比べても桁違い。
ちなみにコーヒーは緑茶の1.6~1.7倍もポリフェノールの吸収率が良いというデータも。
紫外線対策を考えた時、コーヒーを飲むタイミングとしては出かける前がベストだそう。
また、このクロロゲン酸は脂肪燃焼や食後の血糖値上昇の抑制効果も期待できるそうなので肥満対策にもプラスの働きがあるとか。
インスタントや豆から挽く場合でも、アイスでもホットでもその効果は変わらず、ミルクや砂糖の有無なども基本的に問題ナシだそう。
ただし、ミルクや砂糖を入れ過ぎるとそれらの酸化作用が働いてしまうのでほどほどに。
スポンサーリンク虫歯&口臭対策
虫歯&口臭対策に役立つ飲み物は、
- 紅茶
- コーヒー
- ココア
という順番なので、
「紅茶」
紅茶にはフッ素の成分が豊富に含まれているのでデンタルケアにはベスト。
フッ素は歯磨き粉にも含まれる成分で、虫歯の原因となる最近の働きを弱める作用を持ち、さらに最近から歯を守る働きや、傷ついた歯を修復する効果も。
歯磨きで歯の汚れを落とした後に紅茶のフッ素で抗菌するという手順が効果的だそう。※ただし砂糖なしで飲む場合
さらに紅茶のフッ素は口臭対策にも役立つそうで、口内の細菌の繁殖を防ぐ効果がそのまま口臭対策にも生きるとの事。
筋肉量アップ
筋肉量アップに役立つ飲み物は、
- ココア
- コーヒー
- 紅茶
という順番なので、
「ココア」
2020年にココアと筋肉について最新の研究結果が発表されたそうで、それが、
「ココア飲料を飲むと歩行時の痛みが和らいで筋肉の機能も改善する」
というもの。
65歳以上の44人の被験者に1日3回ココア飲料を飲んでもらい、6か月間健康状態を観察した所、その結果、ココアを飲んだグループは筋肉の状態や機能が改善したという結果に。
また、歩行に関する調査ではココアを飲んだグループの方がより長い距離を歩けるように改善したとか。
実はココアには筋肉に欠かせない成分が入っていて、それが、
カカオプロテイン
これはたんぱく質の一種で筋肉の元になる材料なので、筋肉増強にはプラス。
コーヒーや紅茶にも少量含まれているのですが、その含有量を比較すると一目瞭然。
さらにココアにはエピカテキンという成分も含まれていて、
このエピカテキンは筋肉量を増やして体重を減らすという嬉しい効果があるという実験データがあったり。
そして筋肉量アップによりおすすめの飲み方がココア+マシュマロという飲み方。
マシュマロにはたんぱく質の宝庫である卵白が含まれるのでカカオプロテインとの相性は良いとか。
ココアを飲むタイミングとしては運動後や朝起きた後がおすすめだそう。
スポンサーリンク血流改善
血流改善に役立つ飲み物は、
- コーヒー
- 紅茶
- ココア
という順番なので、
「コーヒー」
2015年に発表された研究データによると、
コーヒーを1日3~4杯飲むと心疾患の死亡リスクが36%減になる
との事。
さらに国立がん研究センターでは、
コーヒーを1日3~4杯飲んでいる人はほとんど飲まない人と比較して死亡リスクが24%減になる
という事も。
これは心疾患に限らず、全体的な死亡リスクも下がるという事ですよね。
例えば心筋梗塞や脳梗塞では血管の中にかたまり(血栓)が出来て血管が詰まるのがそもそもの原因とされていますが、
カギになる成分がニコチン酸。
タバコを連想してしまうかもしれませんがタバコのニコチンとは全く無関係。
このニコチン酸はビタミンBの一種で糖や脂質、たんぱく質の代謝を補助する働きがあり、血流を良くして血栓を作らないように働くとの事。
ニコチン酸は脂肪燃焼作用や肌への働きも注目されているそうで、今も研究が進められている段階だそう。
血栓は夜寝ている時にできやすいので、夕食の後に飲めば血流改善効果が期待できるそう。
一方で紅茶には毛細血管を増やす働きがあったり、ココアに含まれるGABA(ギャバ)は血流を良くする効果もあるそうですが、ここはコーヒーに軍配。
ちなみにインスタントコーヒーの劣化を防ぐ正しい保存法は、
との事。内紙を残す事でフタをした際により密着して空気が入るのを防いでくれるんだとか。
コーヒーの敵は酸化なので空気になるべく触れさせないのが重要。
スポンサーリンク集中力&記憶力アップ
集中力&記憶力アップに役立つ飲み物は、
- 紅茶
- ココア
- コーヒー
という順番なので、
「紅茶」
記憶力の問題を解いている最中に水・コーヒー・紅茶を飲んで脳内の血流量の変化を比較すると、
紅茶を飲んだ時に前頭葉の血流が大幅アップ。
紅茶には、
- タンニン
- L-テアニン
- カフェイン
- ナイアシン
- マンガン
- マグネシウム
- ビタミンK
- 葉酸
など多くの栄養成分が含まれていて、これらの成分が脳の血流アップに効果を発揮したと考えられるそう。
特に紅茶の三大産地の一つであるスリランカ産の紅茶にはこういった成分が多く含まれる傾向にあるそうで、
スリランカの昼と夜の寒暖差の激しさからこういった特徴が生まれるとの事。
以上「林修の今でしょ!講座」からコーヒー、紅茶、ココアの徹底比較についてでした。