主治医が見つかる診療所 くしゃみの音 ハクションとクシュンの違いはなぜ?我慢は危険?
22年1月31日放送のテレ東系「主治医が見つかる診療所」ではくしゃみの音がハクションとクシュンの2種類なのはなぜ?という疑問を解説。答えは腹筋の強さだそうで筋力が弱い女性にはクシュンが多い傾向にあるという話や、くしゃみを我慢すると鼓膜が破れたり、めまいや難聴になったりするという事で番組内容をまとめてご紹介。
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解説はJCHO東京新宿メディカルセンターの石井正則医師。
そもそもくしゃみとは空気中の異物が体内に入らないように、異物を勢いよく排出しようとする体の反射的な防御反応。
鼻の粘膜にゴミなどの異物が付くとその刺激がくしゃみ中枢を通じて発生。
そして「ハクション」と「クシュン」の2パターンに大別される理由については、
「恐らく筋力が強い人がハクションと言うと考えられる」と石井先生。
くしゃみを吐き出す時に主に使われる筋肉は腹筋の中の腹横筋と呼ばれる部位。
この部分の筋力が強いと吐き出す量と音量が大きくなって自然とハクションに。
この腹横筋は外側からは見えにくいいわゆる体幹の筋肉、インナーマッスルに分類されますが一般的に男性の方が腹横筋が発達しているのでハクションが多い傾向で、これは日常生活でも実感がありますよね。
一方で女性は腹横筋の発達が弱くて筋力が無いのでクシュン傾向。
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腹横筋が発達している女性だとハクションになるのかどうか?実際に番組では検証する事に。
筋肉が発達していそうな女性たちという事で、
- 空手世界ランカー・月井隼南
- フィットネス王者・安井友梨
- ソプラノ歌手・佐藤智恵
定番の鼻こよりを使ってセルフでくしゃみをしてもらいその音をモニタリングすると、
という結果に。
ソプラノ歌手の場合は常にノドへの負担がかからないように日頃から意識しており、コントロールして大きな音を出さないようにしているとか。
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ちなみに石井先生によると「くしゃみの我慢」はその程度によりけりですが、
さらに悪いケースだと指で無理やりくしゃみを止めたせいで鼓膜ではなく内耳の窓が破れてしまい、
その結果めまいと難聴の症状を訴えた患者さんを診た事があると石井先生。
くしゃみを我慢すると吐き出せなかった息が耳管を逆流して耳に負担がかかるのでNG。
その他にも脳神経外科の菅原道仁医師によると、くしゃみの我慢によって脳動脈瘤(脳内の動脈に出来たコブ)が破裂してくも膜下出血を引き起こすリスクもあるという指摘で、実際にそういうケースを診察した経験もお持ちだそう。
というわけで以上「主治医が見つかる診療所」からくしゃみについてまとめでした。