トリセツショー カビ対策・落とし方 かくれカビの湿度以外の要注意ポイントとは?
22年6月23日放送のNHK「トリセツショー」ではカビ対策を特集。という事でカビ対策やカビの落とし方、湿度以外のかくれカビ要注意ポイントなど番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンク
かくれカビ対策
洋服タンスにカビが生えると服にカビが移る原因にも。
一般的にカビが生える原因になるといわれているのが「湿度」の問題で、
湿度80%以上でカビが生えやすくなるというのが常識。
では湿度だけをケアしておけばいいかといえば必ずしもそうでは無く、
特に梅雨時期などに時折訪れる「ちょっと肌寒い日(最低気温が低い日)、梅雨寒の日」が要注意。
室温25℃、気温15℃、部屋の湿度63%の状態で12時間観察実験してみると、
結露は冬場の窓のイメージが強いですが、実は梅雨時期にも起こるのが真実。
家具裏をサーモカメラで見てみると他よりも6℃ほど低くなっているのが分かりますね。
- 外気温が低いと外の壁が冷やされる
- 壁際の家具裏の温度も下がる
- 結露が起きる
という仕組みで結露に。
除湿器やエアコンの除湿機能などでしっかり部屋の湿度をコントロールしていても、
部屋に温度差が生まれると結露が起こるリスクが上がるので要注意。
スポンサーリンクカビ対策
家具裏に隙間を作るのが手っ取り早い対策法という事で番組では隙間何cmが適切かを実験。
壁にピッタリついた状態よりは幾分かマシとはいえ、
2cm程度のすき間では空気の流れが不十分で湿度を下げる効果はイマイチ。
また、カビが生えやすいお風呂では「お風呂上がりに目地の周りだけ水を拭きとる」というカビ対策も。
全ての水を完璧に拭き取るのが理想的ですが、
それが面倒という場合はお風呂を除湿しても水が残りやすい目地周辺のケアが重要。
カビの落とし方
最後に生えてしまったカビを根こそぎ撃退するカビの正しい落とし方。
用意するのは、
- 除菌用アルコール (濃度70%程度)
- タオル
アルコールをタオルにたっぷり染み込ませ、カビを覆って1分以上キープ。
頑固なカビには2回、3回と繰り返すのがコツ。
表面をサッと拭くだけだと見た目はカビが落ちたように見えて、実はカビの根が奥に残ったまま。
そこでアルコールを乾かないように1分以上キープする事で根こそぎ撃退出来るわけですね。
ただし材質によってはシミになる可能性があるので目立たない所で試してみてから。
ちなみにカビキラーなどのカビ落とし剤は「お風呂用は壁や家具には使えない」のが基本ルール。
使用上の注意をよく読んで使いましょう。
以上、トリセツショーからカビ特集でした。
NHK「トリセツショー」に関する全記事はこちらのリンクから
一覧:「トリセツショー」