プレバト俳句金秋戦2022 予選Aブロックのランキング結果 フジモン予選無敗記録は?
22年9月1日の「プレバト」では秋の俳句タイトル戦・金秋戦の予選Aブロックを開催という事でランキング結果など一覧でまとめてご紹介。
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ランキング結果
具体的に書き過ぎて失敗パターンと夏井先生。
作者はタートルネックの肌着のつもりでも、どうしてもタートルネックと来るとセーターを連想してしまうので、そこはあえて書かない事で季語を活かす手法の方が良かったというアドバイス。
添削案は『稲妻の夜や 一枚を 子に着せて』で、こうする事で肌着や布団など色んな想像をかきたてられるとの事。
秋に冬の新作が発表されるファッションの世界を句にすると秋と冬が混在してしまうのが悩ませる点ですが、そこを果敢に挑戦した姿勢は評価したいと夏井先生。
ただし一つ足を引っ張ったのが”コート”の語で、これだと冬の句かな?とどうしても意識せざるを得ないので『闊歩する トレンチ 風は爽かなり』とするとランクアップとの事。
スポンサーリンク初めてあけたピアスの重さを重力と表現した点は作者の意図としてそれは尊重すべきで、
言葉の質量問題でいうと中七、下五のインパクトが強いので星月夜の季語が背景(もしくは質量不足)になりかかっている点は惜しいながら句としてはしっかり成立しているという事で3位の評価に。
2位 春風亭昇吉『錦秋の ショーウィンドーに 映る黙(もだ)』
錦の織物みたいに彩られた秋の光景を表す錦秋はかなり取り扱いが難しい季語で、
“錦”を自然に対して使うのはなかなか厄介なものの、それをショーウィンドーと服に持って来た事で上手く馴染んでいるという夏井先生の評価。
さらに一般的に俳句ではいちいち書かなくてもいい”映る”をあえて付けている事で、本来は映らないはずの沈黙を上手く表現しているとの事。
マネキンにデニムを履かせる店員さんというシーンを句にすると「履かせる」「着せる」という安易なワードを書きがちですが、そこを自分の目に映った光景をそのまま描写して「座骨をデニムに入れる」としていて高い観察力と言語化の巧みさは大したものと夏井先生。
また、最後に秋に着地しているおかげで、秋の新作デニム、店の飾りつけの変更などを想起させるので季語もしっかり立っていると高評価。
というわけでAブロックから決勝進出を決めたのは1位のフジモン。
2位以下は敗者復活戦へ。
秋のファッションで俳句作りをしようとするとどうしても「良い季語が見つからない問題」「どうしても冬の俳句になっちゃう問題(例:タートルネック、トレンチコート)」にぶち当たるという事で名人フジモンですら四苦八苦して歳時記とにらめっこしていたようですね。
以上、金秋戦2022予選Aブロックの結果でした。
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