プレバト水彩画2022 特待生対決の作品査定結果 3ランク昇格の最高傑作は誰?
22年12月8日の「プレバト」では水彩画特待生・名人の一斉査定対決という事で出演者や査定結果など一覧でまとめてご紹介。光宗薫、田中道子、辻元舞、くっきーなどのお馴染みのメンバーの傑作連発に野村重存先生の評価は?
スポンサーリンク
作品査定結果
平美乃理『みのりの秋』(特待生5級 → 4級に1ランク昇格)
野村先生「描写力すごいね。ぶどうは一粒一粒が形が違うじゃないですか。それが丸く膨らんでる粒の立体感もよく出てる。」「ぶどう棚の枝もちゃんと掴めそうな立体感が出てますよ。影の形も含めて微妙に変化させてるんですよ。これが自然な枝に見せるコツ。」
そんな中で野村先生が最も評価したのが構図。
画面いっぱいに溢れんばかりのぶどう、遠近感などはスマホ世代っぽい若い感性で大胆な構図になっていると高評価。
ただし残念ポイントとしては人物描写。急にそこだけ陰影が失われ、表情などもマンガっぽくて違和感。
人物の表情や服にも陰影をつけて違和感なく表現。
野村先生「かなり凄いよ!これ。こりゃ…やりましたね。円形の書棚の内側、外側、大外側と段々と形が変わっていくんです。それが全く不自然感なく描けてるってのは素晴らしい。」
さらに水彩絵の具の使い方を大絶賛する野村先生からは「淡い色調ながら滲ませてる。それによって水彩画の特徴がよく出てる。よく描いたな…いや上手だわ。」
野村先生「滝はとても良いと思います。上から下に流れてくるから戦で描きたくなっちゃうんだけど、色んな水しぶきの形状が実によく描けてる。」「滝を囲む森。かすれたタッチを使ってみたり、一つの枝の中でも色んな色が見えるんで描き分けていてとても綺麗で自然ですね。」
絶賛が続く中で唯一野村先生が気になると指摘したのが岩。
ナイフで切ったようにシャープな輪郭に描いているせいもあって悪目立ち。
岩の輪郭を弱く描くことで主役の滝を一層目立たせる配慮。
構図も少し修正を加えて、滝つぼもしっかり見えるよう工夫。
スポンサーリンクくっきー!『みーっけた』(名人初段 → 2段に1ランク昇格)
野村先生「構図が良いですね。どーんと迫力のある構図で、奥に一匹いて、あれ?誰かここにいるよと。ドラマ性がちゃんとある。これ大成功じゃないですかね。」
主役のレッサーパンダもすごく可愛らしく上手に描けていると高評価。
毛並みの表現も細かいながらも自然でぬかり無し。
さりげなく木や葉っぱの表現がめちゃくちゃ上手でいつも感心させられているという野村先生評価も。
特にマイナスポイントはなかったものの創作意欲を掻き立てられた様子の先生お手本がコチラ。
極端に色数が少ないお題を課せられて四苦八苦した様子ですが、青一色でお題に真っ向から勝負した結果、
野村先生「うわぁ…こう来たんですね。色が綺麗よ。これは素晴らしい。ブルーの使い分け。プール、海、空と人がいなくても分かる。流石よねこの色使い。」
さらに色使いだけではなく、プールのゆらめきと歪んで見えるタイル、海の波の形と細かく描き分けた点も高評価ポイント。
さらに最も評価を受けたのが光の表現で「開いた瞬間に、眩しい!と思ったもんね。ピカーッと光る太陽、きらきらした光の粒。色んなテクニック使ってる。どんどん上手になりますね。ほんとに怖いね。」
ススキを一本一本描いているとキリが無いので、カップルを入れる事でそちらにフォーカスを持っていく作戦で「近年で一番自信がない。」と弱気発言も出ていましたが、
野村先生「えぇ!?これ光宗さんの絵か?こりゃまた…えらい素敵な絵になったじゃない。まず第一に段々と遠ざかるススキの穂波。ススキの柔らかさに軸足を置いて描いてるよね。これは綺麗だ…こんなの間近で見れるの優越感ですね。」
さらには人物描写も高レベルで「この風景の空気を味わいながらゆっくり歩いている感じがごくごく自然に描けてる。すごいな。ほんとに。」
スポンサーリンク空の描写もとにかく綺麗と絶賛が止まらない野村先生。
光の暖かさ、ほのぼのした雰囲気など作品としての完成度が高く、
新境地を開拓した感があると大絶賛「これまで光宗さんが描いた絵でトップですね。」と最高傑作認定まで。
野村先生「描いたねこりゃ…コキア上手に描きましたね。距離によって描き分けてます。手前は細かく、遠くはタッチで処理。流石だなと思いました。」
一方で名人8段ともあろう人がなぜここを疎かに?と先生が指摘したのが「絵が右下がりに傾いているように見える」という点。
本人は「わざとじゃん!」と真っ向から否定していますが、
家でじっくり描くためにワイドサイズにして写真撮影したのが仇となって現実に見える景色とは微妙に見え方が異なるという問題が。
また、広大な空間を絵に収める際には遠くに見えるものまですべて細かく描いてしまうと違和感につながるので適度に省略するのもポイント。
傾きを修正し、奥の森をボカすことで主役のコキアを強調。
今回の査定に挑んだ7名中ただ一人の現状維持という結果に落ち込む田中道子にビビる浜ちゃん。
TBS「プレバト水彩画」に関する全記事はこちらのリンクから
一覧:「プレバト水彩画」