イタズラする子供の心理は?止めさせる方法は?チコちゃん
23年2月3日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『子供はイタズラを注意しても繰り返すのはなぜ?』の答えやイタズラを止めさせる効果的な方法など番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】阿部サダヲ、大沢あかね
【VTRゲスト】なし
子供はイタズラを注意しても繰り返すのはなぜ?
1問目の出題は、
なんで子供はイタズラを注意しても繰り返すの?
チコちゃんの答えは、
叱るから
解説は東北大学の瀧靖之教授。
成長中の子供の脳は学習モード全開なので新しい事やワクワクする事が大好き。
そこに来て理性よりも本能に忠実で感情のコントロールが難しい状態。
あらゆる場所・あらゆる場面でとにかく走り回るイメージの強い子供たちは、キャッキャと嬉しそうに走り回っている時、快楽をもたらすドーパミンが大量分泌。
神経伝達物質のドーパミンが感情を司る脳の領域を通って脳全体に作用すると心地よくなってワクワク感アップ。
そしてイタズラをした子供も同じように「ワクワク」した気持ちになっているもので、
そこで「叱られる」という強い刺激を受けると「注意を引けた!興味を持ってもらえた!」と嬉しくなってさらにドーパミンが分泌される事に。
また、イタズラ行動を何度も繰り返したり、徐々にエスカレートしたりするのは、叱られる事による快感を何度も欲している状態で、
実際、叱られるのは本来であれば嫌な事のはずが大抵の場合はニヤニヤして叱られるのを今か今かと待っているような表情だったり。
注意された事で「もう二度としません…」と素直に反省しないのは、感情や行動をコントロールする脳の部分(理性を司る前頭葉)が未発達なので快楽が勝ってブレーキが利かない状態なんだとか。
つまりイタズラッ子というのは本人の性格というよりも、脳内の作用によるもので、ここで一つ注意すべきなのが「エスカレートする所」と瀧先生。
子供は親の態度をマネする傾向があるので、親がキツく怒ることで子供もキツく対応するようになるので要注意。
またイタズラを止めさせる効果的な方法として、
「大げさなリアクションをせず、子供の興奮状態を鎮める」のが瀧先生おすすめ。
大きな声を出したりせず、冷静にいつものテンションで「なぜこれをしてはいけないのか」を説明してやる事で子供は急におとなしくなるとの事。
親のリアクションが無いとドーパミンが出ないのでテンションが下がり、冷めた感じで対応されるとより一層つまらないので「これをやっても楽しくない…」と自然とやめるようになると瀧先生。
という事で1問目は以上。
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