ホンマでっか 先生陣が指摘するムダ努力一覧 ダイエット、矯正ベルト、コーヒー、脳トレ、和食など
23年4月26日「ホンマでっかTV」は先生たちが指摘するムダ努力SPという事でダイエット、矯正ベルト、コーヒー、脳トレ、健康のための和食など一覧でまとめてご紹介。
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コーヒーは一日一杯飲むだけでもカフェインへの耐性が出来てしまうので、毎日飲んでいると眠気覚まし効果はほぼなくなっていくと桐村里沙先生。
カフェイン耐性がリセットされるには10日~2週間ほどのカフェイン断ちが必要と言われていたり。
また集中力アップのためのコーヒーについては集中力が切れた時に飲むよりも「集中力がピーク」の時に飲む方がより効果的とか。
眠気覚ましであれば「顔を洗う」「手を洗う」ほうが耐性も出来ないのでよっぽどおすすめ。
美容のために夜10時から2時に寝るのはムダ努力
桐村里沙先生によると何時に寝たとしても寝始めから深い睡眠に入れれば問題ないとの事。
また、睡眠を分けてとるよりもまとめてとる方が睡眠の質が良くなるという話題も。
理想的な睡眠時間は個人差があるものの、8時間睡眠と5時間未満睡眠の人で比べると5時間未満の方が心筋梗塞のリスクが高いというデータも → 起きている時間がない人はその分飲み食いをしているのでそのせいで健康を害している説を唱えている研究者もいるそう。
姿勢を良くするための矯正ベルトはムダ努力
姿勢を正したいときは緩い紐をたすき掛けにするだけで十分に効果があると桐村里沙先生。
紐を両肩に通して背中でXにするだけで体幹の力なども安定しだすとか。
きっちり固定するよりも「優しく触れる (=ライトタッチ)」方が自然と体に意識が行くようになるので姿勢が良くなるとの事。
頭を良くするためにや妊娠中にクラシック音楽を聴くのはムダ努力
そもそもこんな説が広まった原因はクラシックを聴くと頭が良くなる可能性があるという本が米国で流行ったからと中野信子先生。
後に科学的実証も得られなかったという事で今では間違った情報だったというのが明らかになっているそう。
音楽でリラックスというのは「好きな音楽」でその効果があるので特に無理してクラシックを聴く必要はないとの事。
特に仲良くもない相手とは家族の話をしたくないというのが大半なので、関係も出来てないうちに家族トークをするのは避けた方が良いと越川慎司先生。
逆に関係構築に一番ピッタリな話題は「飲食などのグルメネタ」で好きな食べ物について盛り上がるのが一番無難との事。
また後輩や部下に対して「最近どう?」と聞くのはマイナスに働くだけなので避けるべき。
「どう返答すればいいのか分からない」「適当に聞いているのでは?」と感じる質問なので、よい声かけ文句は労いや、感謝。
「この前の○○良かったよ。」「この前はありがとう。」または第三者を使って褒める「〇〇さんが褒めてたよ。」などがベストだそう。
体脂肪の素になるのは「糖質」が主なので脂を避けても意味はないと池田清彦先生。
むしろ痩せたかったら油は摂った方がいい、糖質をとるのであれば白米だと一食50g以下に抑える方がいいと消化器が専門の福島正嗣先生。
胃もたれの原因は大体が「炭水化物の食べ過ぎ」であることが多く、
胃はもともとたんぱく質を主に分解する臓器なので、炭水化物を食べると消化に時間がかかってかえって胃の負担になるとの事。
子供ためにGWの予定を詰め込むのはムダ努力
池田清彦先生によると、子供は暇で退屈な方がより成長する生き物だそうで、退屈に耐えられずに自然と自ら遊びを考え出す事を通じて自主性や創造性が培われるとか。
健康のために和食中心の食事にするのはムダ努力医学的データの多くは欧米人を対象にした調査であることが多いので、日本人にとって和食が良いとは限らないと中野信子先生。
和食が健康に良いのは欧米型の脂っこい食事をしていた人たちが和食に変えるとという検証だったりするので要注意。
日本の県別寿命ランキングの上位に来る滋賀、京都などはむしろ和食をあまり食べていないエリアで日本人で長生きしているのは洋風の食事をしているという話題も。
記憶力を上げるために脳トレをするのがムダ努力
中野信子先生によると脳トレはあくまで「脳トレのためのトレーニング」なので脳トレ力が上がるだけで、記憶力アップには効果がないとの事。
記憶力アップのためには「思いもよらない予想外な出来事が起こってそれに対応する」方が良いので、脳トレのようなパターン化された問題を解いても効果は見込めないそう。
大脇幸志郎先生によると高血圧ではないアジア人が予防のために減塩しても効果は無かったという実験結果が出ているとの事。
既に高血圧の診断が出ている人であれば多少は減塩効果が出るものの、脳卒中や心筋梗塞のリスクは下がらないので結局意味があるのかないのか微妙。
減塩するのは何のため?と聞かれると「塩嫌いな人」と大脇幸志郎先生。
唯一腎臓に疾患がある人については塩の摂取量は減塩までは行かなくてもほどほどにしておいた方がいいというアドバイス。
最近の家電は待機電力を抑える仕様になっているのでやった所で雀の涙程度と和田由貴先生。
テレビの主電源を消すのもあまり意味が無いとの事。
ちなみに手洗いで洗い物をするよりも食洗機を使う方が水道代、ガス代ともに抑えられるという話題も。
節電のためにエアコンを微風にするのはムダ努力
エアコンは設定温度によって電気代が左右される家電なので、風量の変更はそんなに節電にならないとの事。
基本的にエアコンは自動運転で最も節電効果が高くなるケースが多く、暑い部屋を冷やしたいときにはまず換気をして熱い空気を外に逃がしてからエアコンをオンに。
シップは「局部を冷やして炎症を抑える」のと「成分が血中を通じて全身に効果を及ぼす(=経皮吸収)」の2パターンがあるので、
経皮吸収型のシップは肘が痛い人が肩に貼ったとしても巡り巡って効果があるので無理に患部を狙って貼る必要はないと岡本宗史先生。
便秘改善の腸マッサージはムダ努力
便秘改善の腸マッサージについては医学的に意味があるというデータは今の所ないそうで、
それよりも朝食をしっかり食べて規則正しい生活をする方がよっぽど意味があるとの事。
以上、ホンマでっかTVよりムダ努力特集でした。