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「ダンベル何キロ持てる?」アニメ第6話はアームレスリングと反動トレーニングですが・・・


筋トレ知識がガンガン登場するアニメ・漫画作品「ダンベル何キロ持てる?」第6話では主にアームレスリング(腕相撲)のお話がメインということで筋トレメニューとしては反動を使った懸垂(バタフライ・プルアップ)とジャンププッシュアップのみ。という事でアームレスリングのアレコレや反動トレーニングについての補足をしつつ第6話「新しいライバルほしい?」の内容をご紹介します。

※漫画版とアニメ版では登場する筋トレ知識について情報量に多少の差がありますのでその辺も一緒に補足しておきます。

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アームレスリングの正しいやり方

ホームシアターセットを購入する資金を得る為にシルバーマンジムで開かれるアームレスリング大会の賞金に目をつけた紗倉ひびき。

ただアームレスリングの基本的なルールも知らないという事で、トレーナーの街雄鳴造が指導する事に。

日本だと腕相撲という名前が一般的ですが、アームレスリングと腕相撲は似て非なるものなので要注意。

作中ではアームレスリングに限ってのお話になっていますね。

まずは筋トレアニメという事もあってアームレスリングに必要な筋肉についてのお話から。

大事なのは腕っぷしの強さを示す上腕二頭筋や上腕三頭筋なのは言うまでも無いですが、その他にも前腕筋群、上腕、ローテーターカフ(回旋筋腱板)、背中、下半身の筋肉も必要。

つまり全身の筋肉の連動が大事。

そして基本的な構え方については、

  • 反対の手でバー(ペグ)を握り
  • 肩は台に対して平行に
  • 肘は体の真ん中に置くように意識
  • お腹は台のへりにくっ付ける
  • 組む手と同じ方の足を前に出す

というのが基本的なチェックポイント。

「互いにグリップし合った状態で親指の第一関節を人差し指と中指の間に入れて握る」というポイントについてはルールではなく、ただの基本的なテクニックです。単純にそうした方が力が出しやすいからというだけです。ただしスタートの時点で親指の第一関節が外から見えていないといけないというルールがある点にはご注意を。

また、大会では右手部門、左手部門と体重別に分かれるのが一般的。

そしてアームレスリングでは横に倒すというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実際には自分の方に引く動作が重要です。

さらに腕+肩+背中が一体になる感覚を持ちながら体ごと倒していくイメージ。ちなみに相手の手を倒し切る事をピンと言います。プロレスでのフォールみたいな意味ですね。

また、視線を自分の手や相手から絶対に逸らしてはいけないというのが絶対のルール。

目を逸らすと肘と肩のポジションが崩れて、怪我をする原因となり、これをアームブレイクポジションと呼びます。

コチラの動画が分かりやすいですね。

また、スタートの合図の前に動かしてしまう反則はもちろんですが、肘を浮かしてしまうエルボーファウルはプロでも犯してしまいやすい反則の一種なので要注意。肘は台(エルボーパッド)から絶対に浮かさない事。

アームレスリングのトレーニングではチンニング(またはプルアップ、日本語だと懸垂)、ハンマーカール、リストカールなどの筋トレメニューが挙げられますが、実際は実践練習がベストのトレーニングというのはまさにその通り。

実際に超有名な史上最強アームレスラーに数えられるジョン・ブルザンク(John Brzenk)は実践練習に勝るものは無いとインタビューで語っていますね。※wikipediaではプルアップ(懸垂)がアームレスリングのベストトレーニングメニューと語っていると表記されていますが、やはり実践によって様々なタイプの選手と戦う事中で強くなるのがベストとインタビューで語っています。

ニックネーム「パーフェクトストーム」の名に違わない強烈なヒット(力を込めた強烈な攻撃の事、もしくは試合開始の一撃の意味も)。そしてキャッチ(相手のヒットを受け止める守り)の技術も高いレベル(動画1:17付近)。延々と受け止め続けて守り勝ち。

体を見ると確かに太い腕をしていますが、そこまで筋骨隆々のムキムキというわけでもないんですよね。見た目も気の良いオジサン風ですし。

そういう意味では作中で細い腕ながら強烈なヒットを繰り出した紗倉ひびきはなかなかの逸材ですねw

そんなわけでアームレスリングに関する一通りの基礎は学んだところでいよいよ大会へ。

しかし、女子の部は参加者が極端に少なく、結局ロシアからやって来たジーナ・ボイドと紗倉ひびきの1回戦ながらの決勝戦が行われることに。

第6話から登場の新キャラクターにしてアームレスリングの経験者という経歴の持ち主であるジーナボイドでしたが、試合結果は紗倉ひびきの強烈なヒットが炸裂してあっけなく終了というオチ。

ちなみに女子のアームレスラーで有名ドコロはHeidi Anderssonですね。

「ダンベル何キロ持てる?」では1発勝負で勝敗を決していましたが、3本先取だったりそれ以上だったりと台の位置を入れ替えながら複数回行うのが普通です。

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フックとトップロール

ちなみにジーナ・ボイドが経験者らしくアームレスリングの基本的な攻め方について解説するシーンがありますが、それがかみ手(フック、フッキング)と吊り手(トップロール)という2種類。

かみ手(フック)は相手の手首を巻き込むようにするスタイルで力と力の勝負になるのが特徴。

試合開始と共に一気にフックからピンを狙うスピードや爆発力が求められますね。

自分の体に近づけていくのでインサイドの攻め方という見方もありますね。※後述

※海外だとインサイド、アウトサイドの言葉の使い方に差異があるようなので訂正させていただきます。

そして2つ目が吊り手(トップロール)。

相手の手を吊り上げるようなイメージで手前に引きつつ、手首をロールさせて有利なポジションに持って行くというテクニカルなスタイル。

同時にテーブルに潜るようにして体重をかけながらそのままピンに持って行きます。手首をロールさせて親指を見つめながら倒していくイメージ。

相手の手首をひっぺがえすような動きになるのでアウトサイドの攻め方と言えます。

※海外だとインサイド、アウトサイドの言葉の使い方にバリエーションがあるようなので以下のように補足させていただきます。

一部の説明ではインサイドの攻めとは体を相手に近づけながら巻き込むフックテクニックを指し、または「自分の強みを最大限にする攻め方」という見方。

一方でアウトサイドの攻めはトップロールテクニックを使って相手から距離を取りながら「相手を弱体化させる攻め方」という見方もするようです。

このような基本テクニックを知っているだけで友人同士の腕相撲レベルであれば勝利出来るハズ。

さらに素人をアームレスリングでカモにする為のコツを少々紹介。

  • グリップする時は出来るだけ深く、高く握る事が重要(テコの原理を最大限に)
  • 指を閉じる際には自分の親指を出来るだけ握り込む ※第一関節が隠れて反則でも相手が知らなければOKなのでw
  • スタートと同時に自分の反対の肩目がけて沈み込みながら引く
  • スタートからのヒットでピン出来なかった場合はグリップをし直してさらに高い位置を取って攻める
  • トップロールを使って相手を吊り上げつつ引き、手首を殺してピンまで持って行く

最後にアームブレイクポジションについては細心の注意を払って、もし相手がこのような姿勢になっている場合は即座にストップしましょう。

公式試合だとレフェリーがストップしてくれますが、そうでない場合は怪我をさせてまで最後まで行う必要はありませんので。

以上、アームレスリングのテクニック面についての紹介が主になってしまったので最後に筋トレに関しても一つ。

コチラはプロのアームレスラーとして著名なカナダのDevon Larratt (デヴォン・ララット)のトレーニング紹介動画。

特にプリーチャーベンチを使ったハンマーカールを全体重を使って行う練習を取り入れるのが役立つという解説ですね。

アームレスリングでは体全体の使い方が重要なのは既に述べた通りなのでそれを養うためにというわけです。

さらにグリップにタオルを巻きつけるトレーニング方法はグリップ力を鍛える為には試しやすいメニューですね。

Devon Larrattはこんな感じの前腕をしているので、ボディビルダーもビックリの異次元ぶり。

肘を挟んで2つ力こぶが出来るレベルなのは異常としか言いようがないですよねw

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他にもロシアのDenis Cyplenkov (デニス・シプレンコフ)みたいなモンスター級の肉体を誇るアームレスラーもいますしね。

最後に街雄鳴造が紗倉ひびきに勝負を挑んで勝利を収めるシーンが登場しますが、実際はボディビルダーだとプロのアームレスラーには歯が立たないのが現実。

とんでもない体重差があってもテクニックの前には敗れ去るのが実際の所なので、天賦の才がありそうな紗倉ひびきが本気でアームレスリングに取り組めば街雄鳴造にも勝てる日は近いですね。

反動トレーニング

シルバーマンジムのモスクワ支部に通っていた(と言っても格闘技のサンボのクラス)事が判明したジーナ・ボイドでしたが、ウエイトトレーニングではなく、主に自重(自分の体重)を使った反動トレーニングを行っていたとの事。

チンニング(懸垂)を例にして反動トレーニングの解説がスタートしますが、

ここで紹介されたのはリズミカルに行ういわゆる「バタフライ・プルアップ」というやつですね。

クロスフィッター、トレーナーで有名なAYAさんのメディアへの露出を通してクロスフィットというトレーニングが認知された感がありますが、そんなクロスフィットで頻繁に出てくるのがこのバタフライ・プルアップ。

ただし、これは全身の筋肉を連動させて行う必要があるので意外に習得は難しいレベルになります。

その場合は、

似た動きでは「キッピング・プルアップ」というものもありますが、

バタフライとは反動の使い方が違いますので混同しないように注意ですね。

コチラの動画だとその動作原理の違いが分かりやすいと思います。

筋トレではむしろマイナスとなるこの反動を使ったトレーニングでは筋力よりも神経の発達が期待できるという点に注目。

筋トレを主に置きたい場合はコチラのストリクトフォームで行う懸垂を行うようにしましょう。

全体的にゆっくりと丁寧に行い、腕をきっちり伸ばすボトムポジションまでコントロールしながら下してから再度持ち上げて行く動作できっちりと。

腕をしっかり伸ばさないで中途半端な位置で止めてから何度も懸垂を行うのはただのチーティングなのでみっともないですよ。

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そのような場合はストリクトフォームでの懸垂に筋力が足りていない可能性がありますので斜め懸垂で補強してから懸垂に挑むように。

斜め懸垂を英語ではオーストラリアン・プルアップ (Australian pull-up)と表現します。

動画ではグリップ幅を3種類使い分けながら懸垂の為の筋力を養うという指導がされていますね。

ジャンププッシュアップ

アニメ版第6話の最後には反動トレーニング(?)として「ジャンププッシュアップ」が登場。

コチラの動画ではパワー・プッシュアップとして紹介されていますが動きは同じですね。

上記の動画はその他にもプッシュアップ(腕立て伏せ)の様々なバリエーションが紹介されていますので是非ご参考に。

さらに高レベルを目指す場合はコチラの動画をどうぞ。

体操選手ばりの動きが求められるメニューも多く含まれますので初心者は手を出さないようにw

反動を使うと普通のトレーニングよりも高回数行えるようになるのが普通ですが、ジャンププッシュアップだと逆に負荷が増すのでキツいトレーニングになりますね。

そういう意味では反動トレーニングの範疇には入らないメニューと言えそうで、素早くウエイトを上げ下げするクイックリフトのようなアプローチのトレーニングに入ると思います。もしくは筋肉の爆発的なパワーを鍛えるプライオメトリックス的とも。

ジャンププッシュアップは連続で立ち幅跳びを行うリピーテッド・ブロードジャンプのようなイメージですよね。

こういうイイ加減な所がこの作品のツッコミ所w

コチラはジャンプトレーニング動画。

ブロードジャンプ(立ち幅跳び)の話題が出たのでNFLの記録をどうぞ。

※動画視聴がブロックされますので「この動画はYouTubeでご覧ください。」でご視聴ください。

コチラの動画はNFLスカウティングコンバイン(NFL Scouting Combine)と呼ばれる毎年開催のイベントを紹介したもので、ドラフト候補生に対する運動能力+メンタルテストを行うまさに登竜門的な位置づけ。

その会に登場したByron Jones (バイロン・ジョーンズ)は立ち幅跳びで3m74cmを跳んで非公式ながら世界記録保持者となっていますね。185cm、91kgという体格が軽やかに浮く姿は圧巻。

日本の男子ハンマー投げ金メダリストで驚異的な身体能力がもはや伝説化されている室伏広治さんが3m60cmを跳んでいたのでさらにその上を行く記録という事ですね。

ということで「ダンベル何キロ持てる?」から第6話「新しいライバルほしい?」に登場した筋肉知識を総まとめ&補足情報についての紹介でした。

「ダンベル何キロ持てる?」の筋トレ知識検証記事はコチラ

一覧:「ダンベル何キロ持てる?」

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